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ある日の布団の上にて

朝。目が覚めたのは10時。

やはり朝は苦手だ。どうも体が言うことを聞いてくれない。脳が体に「起きる」という指示を出しているにもかかわらず、僕の体は布団に捉われ、眠気を増す一方である。…大丈夫か?


寝起きのせいか思考回路が全く以って追いつかない。

一回整理しよう。僕の名は春宮冬馬。どうも矛盾しているようなしていないような名前だ。因みに誕生日は5月である。なんなんだ。


「おい、飯だ。もう昼だ。そろそろ起きろ。」


…昼?馬鹿な、さっき時計の針はちゃんと10の文字盤と12の文字盤のうえに重なっていたはずだ。


寝不足かつ、低血圧の僕を起こす彼_黒瀬遙は料理をしてご飯を作っていたのであろう、黒のチェック柄のエプロンを外し、僕に時計を突きつけてきた。


「12時だ。起きろ。」


どうやらさっきの10時というのは僕が寝ぼけて時計を読み違えてしまっていたらしい。馬鹿みたいだ。


「それなら、早く起こしてよね。僕だって暇じゃないんだから。」


「嘘をつけ。いつも暇だろう。今日はギルドの宴会があるからといって_」


「あぁ!もう、わかったから!」


そう言って言葉を遮る。

最低な奴という自覚はもちろんある。だがしかし、このやりとりは日常茶飯事だ。特に気にもとめていない。







「ごちそうさま。」


着替えも終えて、ご飯も食べた。


「じゃあ…行ってくるね。また今度。」


「…あぁ、行ってらっしゃい。」


…?

元気が無さそうだ。何故?…まぁ、いいか。


そうだ、「また今度」という言葉に、貴君らは違和感を覚えたのではないだろうか。

僕は、所属ギルド<幽霊の足跡>の寮のような所に寝泊まりしていることもしばしばあるため、遙と暮らす日は毎日ではないのだ。


街中、路地裏にある小さなギルド。

そこで活動するは、この世に魔力を持って生まれし<魔導師>。

この扉を開けば僕の奇妙な人生の幕開けだ。


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