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その彼の名を誰も知らない  作者: 龍華ぷろじぇくと
第ニ話 じゃじゃ馬嬢を止める術を彼らは知らない
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その武器を持てる存在を、おやっさんは知らなかった

 屠殺場での出来事は、はっきり言おう。トラウマ製造機でした。うっぷ……

 ネッテと僕はもう、いつ吐いてもおかしくない状況で武器屋へと戻ってきた。

 バズ・オークとクーフ? 嬉々とした表情でおやっさんからレクチャー受けて死体の処分を行ってますよ。

 必要部位を教わっているので多分まだまだ時間がかかるだろう。


 クーフが今日は一日これをしているだろうと言っていたので二人はここに残しておくことにした。

 といってもカインたちに一度報告しておかないといけないので一端全員で武器屋へと戻る。

 あ、もう拭き終えたのか。早いなぁ。


 今回ここに来た目的は部位を換金するのとは別にカインとバズ・オークの武器を買うためだ。

 愛用の武器が破壊されたからね。仕方ないだろう。

 ちなみにお金に関してはスマッシュクラッシャーの大鎚を売り払った金で賄う事にした。

 使い道はないけど溶かせば金属としての利用用途があるので結構いい値段で売れた。


 そしてその金で新しい武器を買う。

 武器屋ボロ儲けの構図である。

 おやっさんが意図してるのかは知らないが、金を支払うだけでなくちゃんと自分の店に還元させるこのシステムよく考えてるよな。さすが商売人。


 カインは少し高めの鋼の剣にしたらしい。

 ただ、鉄の剣は扱い辛いとのことで売っぱらい、新たにロングソードを購入していた。

 多少鋼の剣より切れ味は劣るものの、一番手になじむらしいのだ。

 ただ、おやっさんに頼んで二本目のアルセソードを注文していた。

 リエラが持ってるの見て自分も欲しくなったようだ。


 ネッテの寝相写真で買収、20000ゴスにまで下げてなんとか買えたようだ。

 いいのかそれで? ネッテさん、一応王女様だよね? その寝相撮ってるとか、重罪じゃないのか? それを貰って所持してる方も同罪のような……僕知~らないっと。


「バズ・オークはそれでいいのか?」


 ぶひっと頷くバズオーク。

 手にしたのは少し幅広で巨大なナイトブローバーという名前の剣だった。

 おやっさんの話によれば鎧すらも断ち切ることのできる剣なのだとか。

 あと屠殺用にサバイバルナイフみたいな屠殺ナイフを買っていた。


「ふむ。なかなか面白いな。御主人よ、これはなんだ? 値段が無いが」


 と、剣を見ていたクーフがある一角に目を止めた。

 そこにはクーフの巨体すらも越えた巨大な鉄板。というか剣? が立てかけられていた。

 それを見たおやっさんが頭を掻く。


「あ~そいつはある鍛冶屋の親父が作った巨人殺しって剣だ。なんでも世界に無い最高傑作を作ろうとか思い至って創ったらしいが余りに巨大過ぎて誰も使えないんだよ。まさに伝説上の巨人あたりが扱う剣ってヤツだ」


 立てかけられているそれは、武器屋の天井近くに柄が存在している。

 正味でか過ぎです。

 巨人の片手剣。って言うところかな? いや巨人だとちょっと小さいな。巨人用の短剣だね。チンクエディアが一番似てるかもしれない。サイズは全然違うけど。


「これはいくらする?」


「いくらって、製作者様は持てる奴がいるなら金はいらんとよ。仲介料に200ゴスでいいぜ」


「なるほど。では、貰うぞ」


 言うが速いかクーフが剣先を持ち上げる。

 うん、ふっつうに持ち上げてますよ。化け物だ。 

 おやっさんが初めて目を見開いて口をあんぐり開けている。


 柄を持って広めのスペースに向うと、軽く振ってみる。

 さすがに真上に上げると天井に刺さると気付いたクーフは正眼から少し上げた場所で止めて真下に振っていた。

 しかも片手で。


「うむ。これはいい。重さも丁度良い。いい仕事をしているな」


「なぁカイン……これ、夢じゃあねぇよなぁ?」


「ああ。さすがに化け物過ぎるよな。あいつの力、人類最高値の二倍らしいぜ。ギルドの嬢ちゃんが3000!? とか驚いてやがったよ」


「そ、そうか。いや、まぁ、使い手が見つかったんだし創り手も喜ぶだろうよ。後で場所教えてやるから鍛冶屋の方にも挨拶行ってやれよ。喜ぶだろうし」


「おう、そのうちな」


 クーフはしばらく振って気に入ったらしく、剣を柩の中へと嬉々としてしまいこんでいた。

 しかし、もしもクーフの眠っていた遺跡に普通に入っていたらこのクーフが敵として登場してたわけだよね?

 勝てる? 無理だよね? 仲間でよかった。


「ぶひ?」


 おや? バズ・オークが何やら変わった反応を……あれは斧かな?


「どうしたバズ・オーク……って、そりゃポールアクスだな」


 柄の長い斧だ。扱い方は槍みたいな物だろうか?

 丁度斧と槍の中間に位置する長い斧なのだが、穂先もあるようだ。

 つまり、突きもできるし斧としての機能もある。

 うん、ぶっちゃけどっち? って感じの斧だね。いや、槍?


 バズ・オークが気に入ったらしいので、カインが交渉しながら少し安く買わせて貰っていた。

 ちなみに、そのせいでカインも解体作業を手伝う事になったようだ。御愁傷様である。

 カイン、バズ・オーク、クーフを残し、僕らは次の場所へと向かう事にしたのだった。

 人物紹介


 カイン

  クラス:勇者

 ・銀の胸当て、レッグアーマーを装備した二枚目の男。

  鋼の剣装備中 予備にロングソードを佩刀。

  スキル:真空波斬

      ステータスブースト

      音速突破

      千進突牙斬


 バズ・オーク

  種族:オーク クラス:オークナイト

 ・片目に刀傷を持つアイアンメイル、剛毅の手甲を装備したオーク。

  知能は高いらしい。

  ナイトブローバー装備、屠殺ナイフ、ポールアクス

  スキル:人語読解

      アルセイデスの忠誠騎士

  種族スキル:絶倫

        農作業Lv3


 クーフ

  種族:古代人 クラス:ソクシンブツ

 ・ファラオっぽい柩を装備。寝袋兼攻撃用鈍器。

  握力3000越えらしい。

  コーカサスの森北西部にあるセルヴァティア王国跡にある墳墓に生息しているらしい。

  巨人殺し装備

  スキル:■■■■の呪い

      アイテムボックス

  種族スキル:アンデッド属性

        暗黒属性無効

        神聖属性脆弱


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