AE(アナザーエピソード)その変態紳士の物語を僕は知らない1
コルッカからマイネフランへ向け、変わった一団が歩いていた。
人間二人に偽人一人、そして妖精が一匹。
先頭を歩くのは杖を付きながら紳士的に歩く初老の男。
種族をロリコーン紳士という。名前はまだ無い。
彼は今、使命に燃えていた。
彼が至高の存在とするアルセに頼まれたのだ。
のじゃ姫の仲間を助けてほしいと。
幼女の頼み、それを断るなど出来るはずもない。
彼にとってはこれは神からの指令。まさに神託である。
だから、彼はやる気に満ちた顔で先導するように歩いているのである。
「はぁ、何でこんな事に」
「ま、まぁまぁ。あたしたちが目を放したのが悪かったんだし、ワンバーちゃん救出、しちゃいましょ?」
「うん。そうだね。俺だってやれるんだってとこ見せてカインさんたちに負けないようにしないとな」
あのパーティーに勝つのは……不可能じゃないかな? ユイアはそう思ったが、突っ込みは入れないでおいた。
ユイアの頭の上に妖精が座ってくる。アニアだ。
「はぁ疲れた。やっぱり自力で飛ぶより乗り物に乗るのが一番ね」
「あたしゃ乗り物扱いですか」
「女の子同士だからいいのだよ。バルス小便臭いし」
「も、ももも、漏らしてないぞ今は!!」
「ふーん。まぁそういう事にしといあげる~」
中継地点のオーク村へと辿りつく。
本来は別の名前だったらしいのだが、オークと共存するにあたって分かりやすい村名を。ということでオーク村に変更したらしい。
オーク村で一泊してマイネフランへ。
ギルドへ向いがてら、街中の噂話を精査していくと、どうやら二つの話題があるようだ。
一つはセルヴァティア王国跡地周辺にオークがうろつくようになったというもので、住民がまたゴブリンみたいなことがおこるんじゃないかと不安がっているらしい。
一度様子見と可能なら討伐をと、ギルドに陳情してみるも、冒険者に依頼した結果問題は無かったという返答が来たらしく、国民はギルドにも不審を抱いているらしい。
セルヴァティア王国ならエンリカさん達の居る場所だよねー。とユイアは思い出す。
そりゃあギルドは問題無しとかいうわ。と一人納得していた。
もう一つの噂はヘイオ・ロリコーンという名のネームドモンスター。
幼女が居ればどこからともなく出現する魔物であるのだが、最近謎のクラスチェンジをして賞金が跳ね上がったそうだ。
Bクラスハンターですら敗北してしまったそうで、強い猛者をただいま募集中らしかった。
撒餌として幼女を連れて行くのだが、その幼女にトラウマが植え付けられているそうで、彼女の心のケアも依頼としてだされていた。
可哀想に。
「フォッ」
「ん? ロリコーン紳士がこの依頼受けましょうだって」
「え? なんでまた?」
「幼女の敵を生かしてはおけませんとか言ってるけど?」
「そ、そうなんだ……」
「今は教会でカウンセリングを受けてますパティアさんを連れていってください、そろそろ精神的限界なので彼女の心が壊れる前に倒して頂ければ特殊ボーナス付けさせていただきますよ?」
コリータさんが珍しくカウンター席に座って依頼を受理してくる。
余程切羽詰まっているのか顔にクマが出来ているのが証拠だ。
依頼を受けたロリコーン紳士は教会へと顔を出す。
相変わらず閑散とした教会に入ったロリコーン紳士は、幼女、パティアの目の前に膝を付き、まるで臣下の礼でも取るように彼女に優しげな目を送っていた神父を見る。
しかし、パティアの方は彼を見て身体を小刻みに震わせている。
「あの、そちらの子がパティアちゃん?」
「はい、またですか。あなたたちは幼女に何度地獄を見せれば……おや?」
「フォ」
お久しぶりですな。そんな気軽な挨拶をするロリコーン紳士。
「そうですか。ようやく来たのですね同士」
「一体、何があったんです?」
「私も聞いた話なので詳しくは言えませんが、どうやらロリコーンが一体、進化してしまったようです。しかも我わ……紳士さんのような変化ではなく、幼女たちへ害を与える魔物に……このまま悪化すれば幼女を無作為に襲う災厄の魔物と化してしまうでしょう」
「フォッ」
それは捨て置けませんな。怒りに満ちた表情で答えるロリコーン紳士にロリデッス神父はコクリと同意する。
「正直、そろそろ出向かねばならないかと思っていたところなんですよ。ロリコーン討伐、私も参加させて頂いてよろしいでしょうか?」
「ふぉっ」
驚いた顔の紳士にニカリと笑みを浮かべる神父。
なぜかガシリと固い握手をした二人。
マルメラさんが呆れた顔で溜息を吐いているが、二人の変態にはどうでもよい背景の一つでしかなかった。
「行きましょう同志よ。道を外れし同士を救うために」
「フォォッ!!」
周囲は放置して、二人の男が光さす教会の入り口向けて歩きだす。
妙にカッコイイ後ろ姿の神父、そして去り際にパティアに振り向きシルクハットに手を置くロリコーン紳士。
お嬢さん。悪辣は私共にお任せください。そんな笑みを残し、二人の変態は去って行った。
再出ですが参考までに
ロリコーン紳士
・たまたま鷹の眼で見ていたアルセをロリコーンから助けたことで彼女をロックオンした変態紳士。
幼女の観測者で離れた場所から常に見守り、我が子の成長のようにアルセを見守っている。
彼女の危機には颯爽と現れ、いつの間にか忠誠度まで上がって忠誠変態紳士の称号を得た変態。
興奮がMAXになると自分解放を行うので取り扱い注意。
種族:偽人 クラス:ロリコーン紳士
偽人:人と似ているが魔物として存在している意思疎通不可能な魔物たち。ただし、ニンゲンたちが知らないだけで彼らにも意思はあるらしい。
ロリコーン紳士:ロリコーンの中で幼女を見守ることに己の意義を見出した紳士たち。対象の幼女から頬へのキスなど感謝の気持ちを受け取る事でロリコーン神父に、一人の幼女の成長を見守り切ることでロリコーン男爵へと進化する。また、複数の幼女に認められたロリコーン紳士はロリコーン○○へと昇華する。
装備:ステキステッキ、タキシード、シルクハット、魔銃、回復魔弾×200、状態異常回復魔弾×100
スキル:
百枝刺し:超高速で相手に連続突きを行う。
刺突:加速して相手を突き刺す一撃を放つ。
私はまだ三度の変態を残しているのですよ:タキシード、Yシャツ、スラックス&トランクスの三段階脱ぎ捨てることで強さが増加する。自分解放とは連動しない。
常時スキル:
アルセイデスの忠誠変態紳士:忠誠を誓ったアルセイデスが近くにいる場合、全ステータスが大幅アップする。くいしばり付加。
種族スキル:
威圧の魔眼:幼女を襲う輩に対してのみ有効。威圧して相手の行動を阻害する能力。
紳士の嗜み:紳士として必要な技術。
お嬢さん飴をあげよう:幼女に飴を与える。イチゴ味。どこで調達しているかは不明。
お嬢さん大丈夫ですか?:指定した幼女の危機に必ず現れる。
お嬢さん落としましたよ?:入手した物を幼女に与える。
幼女(アルセ様)が見ているのだぞ!:幼い少女が見ている前では死ねません。くいしばり効果連続発動。ただし発動するごとに発動確率が下がる。
自分解放:衣服を脱ぎ去りありのままの姿を相手に見せる。
鷹の眼:眼を鋭くして観察することで遠くの幼女も見逃しません。
幼女の観測者:幼女の危機を察知すると全能力継続上昇。
ロリデッス
・謎の多い神父。幼女好きの変態で、幼い娘が教会に来ると鼻血を噴きながら飴やクッキーを作って来る。変態神父ではあるが信仰心は篤い。エルフの住むオリーの森へ向う道に出現する某魔物と行動パターンが似ているらしい。
種族:偽人 クラス:ロリコーン神父、神父
装備:神父服、聖書、聖なる十字架
スキル:
天罰ですよ:聖書の角で頭蓋を殴る。
オラクル:幼女の神からの啓示を受け取る祝福。
天罰:幼女に仇成す者を断罪する神の一撃。
神は我が手に奇跡を賜る:幼女の偶像祭りを生成する。対象範囲内にロリコーン系魔物がいた場合稀に強制特殊進化させる。
ラ・ギライア
コ・ルラリカ
ラ・グライラ
グレ・ゴルン
リフレッシュ
常時スキル:
啓蒙神父:幼女の神に忠誠を誓い神の祝福を受けた神父の証。
神の祝福:神からの祝福を受け取ることが出来る。
種族スキル:威圧の魔眼・極:幼女を襲う輩に対してのみ有効。
神父の嗜み:神父として必要な技術。
お嬢さん飴をあげよう:幼女に飴を与える。イチゴ味。どこで調達しているかは不明。
クッキーを作ってみました:幼女にクッキーを与える。どこで調達しているかは不明。
お嬢さん大丈夫ですか?:指定した幼女の危機に必ず現れる。
お嬢さん落としましたよ?:入手した物を幼女に与える。
幼女(彼女)が見ているのだぞ!:幼い少女が見ている前では死ねません。くいしばり効果連続発動。ただし発動するごとに発動確率が下がる。
自分解放:衣服を脱ぎ去りありのままの姿を相手に見せる。
鷹の眼:眼を鋭くして観察することで遠くの幼女も見逃しません。
幼女の観測者:幼女の危機を察知すると全能力継続上昇。




