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その彼の名を誰も知らない  作者: 龍華ぷろじぇくと
第二話 その山頂に輝く悪夢の木を僕は知りたくなかった
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その少女のお約束を、僕は知りたくなかった

すいません。一つ飛ばしで投稿しちゃいました。<(_ _)>

こちらが先です。

「れーにゃー」


 なんか凄い数のカレーニャーがいます。

 というか、一部太った感じのがいる。


 アマクチカレーニャー

  装備:カレールーロッド

  種族:フライングキャット クラス:カレーニャー

  スキル:ひっかく

      身震い:身体を震わせて体液を飛ばすスキル。

      ラ・ギ

      ラ・ギラ

      ラ・ギライア

      バム・ド

      バム・ドラ

  常時スキル:

      キャット空中超回転:高所から落下しても身体を回し威力を逃すことでダメージなく着地する。

      炎熱耐性・大

      打撃無効

      斬撃無効

      水属性・脆弱

  種族スキル:

      威嚇

      カレー補充:カレールーロッドを消費して体力を回復させる。

      ロッド補充:自身にロッドを突き刺す事で消費したカレールーロッドを復活させる。

      飛行:空を飛べます。

      重量過多:重すぎて飛べません。

      食料:いつでも食べれます。甘口です。

      にちゃぐちょん:抱き締めるとぬちゃっとしてぐちょんとします。カレー臭もこびりつきます。

 ドロップアイテム・アマクチカレールーロッド・肉球・縦縞の瞳


 おお、別の個体だったか。

 名前もアマクチカレーニャーだ。

 そんなアマクチカレーニャーがこちらにラ・ギを唱えて来た。

 ソレを見たカレーニャーたちが拳を突き上げ頑張れーといった様子でニャーニャー鳴きはじめる。


「敵襲になるわね。全員戦闘準……」


「仔細ない。この程度主を煩わせる益も無し」


 皆の盾になる様にすっと空中を浮遊したルグス。

 火炎弾が彼に命中するが、前面に張られた防壁により霧散する。


「我が主に仇成す者へ死の裁きを!」


 おお、遅延魔法だ。

 ルグスの真上に無数の属性が球体となって現れる。

 っていうか、アマクチカレーニャー相手に完全なオーバーキルな気がしますが?


 ヒュンヒュンヒュンと属性魔弾が飛んで行く。

 火炎弾が木に当り、一瞬で燃え上がり炭化した。

 氷弾が叢に当り、一瞬で凍り付き破砕された。

 雷撃弾が木を穿ち、その幹に手を触れていたカレーニャーがにぎゃあぁぁぁっと絶命した。

 ……なんかもう大惨事です。


 そしてなぜか一っつもアマクチカレーニャーに当ってません。

 え? これワザと? そう思えるくらいに威嚇攻撃にしかなってなかった。

 アマクチカレーニャーも戸惑いながらも大胆に近づいてくる。

 徐々に激しくなるルグスのガトリングだが、アマクチカレーニャーをなぜか避けてばかりで周囲に被害を広げるだけだった。


「ぬぅぅ? しまった。命中率については殆どスキルをあげていなかった!?」


 お前何言っちゃってんの?

 ルグスがなんか一人何かに気付いて愕然としている。

 そのうちに近づいたアマクチカレーニャーの一撃。


 べちょんとルグスがカレー塗れにされた。

 ダメージ? ほぼ皆無です。


「おお!」


 ふと、なにかに気付いたようにのじゃ姫のもとへと向うアルセ。

 アルセに気付いたのじゃ姫もなにやらのじゃーと懐を探る。

 取りいだしましたるは……団子?


 ソレを受け取るアルセ。

 そしてきょろきょろと周囲を探ると、叢へと消えて行った。

 あ、違う。叢抜けて隠れてるカレーニャーの一匹に近づいている。


「おー」


「れーにゃー?」


 そして物品受け渡し完了。

 なに? やっぱり仲間にしたいのかいアルセ?


「うぅ、可愛いですね。なんかこう、抱きしめたくなります」


「ダメだぞルルリカ。あんなのに突っ込むなんて汚いじゃないか。汚れるよ」


 直ぐ横ではルルリカと王子がイチャコラしてます。どうにかしてください。


「あ、そうです。せっかくだからにっちゃう抱かせてください」


 アメリス。ではなくリエラの傍に居たにっちゃうのもとへ駆け寄るルルリカ。

 そこに、アマクチカレーニャーのラ・ギが着弾しようと……ねぇルルリカさん、それ、狙ってた? そう思えるくらいのタイミングの良さでした。


 一番に気付いたのはネッテ。

 慌ててルルリカを突き飛ばす。

 そして飛んできたラ・ギに当……消えた!?


 火炎弾がネッテに当る直前、壁に阻まれたように消えました。

 ソレを見てふぃっと息を吐くような動作をするにっちゃう。

 まさか、お前がやったのか!?


「る、ルルリカ――――っ!!?」


 ん? どうしたランスさん。一体何が……ってぇ!?

 何の因果か狙ってやったのか、ネッテに突き飛ばされたルルリカさんがアマクチカレーニャーに頭から突っ込んでいらっしゃる。

 丁度側面に突っ込む形でぷらーんと顔面だけが埋まってる。


 すげぇ……どうやったらそんな器用な突っ込み方できるんですか?

 お笑いの神に愛されてるんじゃないかと思える程の衝撃的光景でした。カシャ

 おお、画像にして永遠に僕の頭の中にしまわれますぜ。ヤッタネルルリカ。

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