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その彼の名を誰も知らない  作者: 龍華ぷろじぇくと
第四話 そのお嬢様に護衛が必要なのかを彼らは知らない
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エピローグ・その試験が前代未聞だと、僕らは知らない

今回はエピローグなのでいつもより短めです。

 試験には三つの種目が存在した。

 筆記、実技、そして一芸。

 三つの総合評価が150点以上で合格らしい。

 一つの満点が100なので、300点中の150点だ。

 結構楽と言えば楽な試験である。


 まぁ、リエラは頭を抱えつつも筆記で50程度、実技は及第点。

 この学園にはスキル構成を確認するアイテムというのが存在しており、石板に表示されるらしく、そこで教師の目に止まるようなスキルがあれば合格できるらしい。これが一芸。


 大抵は戦闘職か補助職向きだとほぼ100点なのだが、リエラの点数は120点だった。

 理由? まず明鏡止水で100点。そして重圧弱点と新たに加わっていた苦労人、そして苦労性のスキルに同情された同情点で20点が加算。合計214点で合格。


 アルセはなんと筆記100、実技99、一芸100のほぼ最高得点。

 アルセギンが実技中に大暴走しなけりゃ満点取れてたね。

 さすがアルセだ。アルセギンで試験官の目を潰してのたうち回る彼にネギソードの寸止め。

 あまりの鮮やかさに、実は偶然だなどと気付かれることはなかった。


 ネフティアは筆記23、実技100、一芸100。彼女の戦闘スキルが高すぎるのだ。

 むしろ冒険学校に来る必要無いんじゃないか? とか試験管が漏らしていた。

 ネフティアは筆記に難有りだね。


 のじゃ姫は筆記0、実技50、一芸100のぎりぎり合格である。

 自分が殆ど動かない上に試験官に自分だけで闘ってみようかと言われ、おじゃるでござるのじゃーを封じられたのは痛かった。

 召喚無しじゃ彼女結構弱いのだ。


 懐刀を巧みに使って串の連射などでなんとか及第点といったところである。

 最後には自分の不甲斐なさに炎獄石を打ち合わせようとしていたので、僕が止めに入りました。

 ついでに手伝ったよ。不正? 知りませんね。


 あと、にっちゃうが何気に凄かった。

 筆記が100なんだ。あと一芸も100。

 いんてりじぇんすにっちゃうが珍しかったかららしい。

 実技? 最下層生物に何を期待しろと?


 葛餅先生は、もはや一線を画してます。

 なんと唯一のパーフェクト。

 オール300を叩きだしました。

 一芸なんて魔王殺し見ただけで学園長さんが合格! と声高らかに宣言してたし。


 とにかく、無事、アルセたちは試験合格できました。

 アメリスもなんとか合格してたよ。よかったねアメリス。

 ちなみに、学校にもにっちゃん連れて行くらしい。


 カインたちは学校がある間はリエラ達と別行動。休日にはリエラたちも参加しての依頼を受けるそうだ。

 カインとネッテがどうなるのか、今はまだ分からないけど、一つだけ確かな事はある。

 ついでとばかりに試験を受けていたアニア。筆記だけは良かったけど、他が壊滅的だったので落ちてました。もう一度言うよ。落ちてました。


 なんて不甲斐ない。戦闘中に妄想を垂れ流さなければもう少し点は高かったろうに。

 7点とか、一ケタ見たの久々だ。

 一芸も妖精では珍しい物はなかったし、150点行かなかったのは彼女だけである。

 悲しいけれど、これが現実だ。とある中尉の名ゼリフが浮かんだ僕でした。台詞、言わないけどね。


 そして数日後、僕らの世界が更なる広がりを見せるのだった。

 次話からしばらくAEアナザーエピソードその二人がいたことを僕は知らない、を投稿します。その後はワンバー君の冒険行っちゃおうかな。コルッカ編はその後になるかと。

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