百六話・そのステータス確認期間を、彼らは知らない
一気にレベル上がったと思うからちょっと見てみるか。
知らないスキルとか覚えてるかもだからグーレイさんに告げてピピロさんに新技見せて貰おう。
レベル上がったら自分の出来る事広がってないか調べるのは当然だしね。
名前:ピピロ=バックラ
称号:盾の英雄
レベル:627
スキル:
カバー:味方一体の攻撃を肩代わりする。
バーチャルカバー:離れた味方への魔法攻撃を仮想盾で肩代わりする。
挑発の咆哮:敵を威圧する叫び。ターゲッティングを自身に集める。
盾技Lv21:盾に関する技術。
防御力増加・激:盾を装備している時、防御力が通常の1.5倍になる。
重量制限解除:盾装備に関する重量制限が解除、どれ程重くともそれが盾ならば持ち運べる。
アイテムボックス:入手したアイテムを補完することができる。個人用。上限1000個
異世界言語理解:世界を越えて言語が統一され、りかいできるようになる。
盾成長率10倍:盾熟練度の成長率が10倍。
シールドバッシュ:盾装備時、盾を使った体当たりを行う。
幻想盾突撃:闘気を使った盾で体当たりを行う。魔法攻撃力依存。
シールドアタック:盾装備時、盾を使った角攻撃を行う。
シールドブーメラン:盾装備時。盾を投げると戻ってくる。
シールドリフレクタ―:盾装備時、自身が動かない間、魔法攻撃のダメージを一部跳ね返す。
自動修復・微:盾装備時、待機状態の間、盾の耐久値が回復する。
盾の英雄Lv172:盾装備時全能力UP、盾装備時動作短縮、盾技習得率増加
アイテムボックス内部:
魔物の死骸×3、エリエンルア王国の見習い騎士鎧、エリエンルア王国の見習い騎士の剣
ピピロの下着、ピピロのブラ、棺の盾、ラージシールド、アズセ式オールレンジリフレクタ―
意外と順当なレベルアップだなぁ、スキルの取得率少ない気がしなくもないけど、多分後付けで覚えないと基礎スキル以外は覚えないんだろうなぁ。
誰か盾使いのスペシャリストが居ればスキル習えるんだろうけど。
んじゃー、これをグーレイさんに伝えて……
っと、その前についでに尾道さんも見てみるか。
名前:尾道克己
称号:漢の花道・回避之王
レベル:28
スキル:
かくれる:身を隠す。遮蔽物がなければ丸見え。
望郷:昔を懐かしみます。
慟哭:自身を嘆きます。
禍○○○:禍○○て○○な○
交渉術LvSAIバ刃:交渉になると人が変わります。
重量制限解除:素手に関する重量制限が解除、どれ程重くともそれが素手ならば扱える。
アイテムボックス:入手したアイテムを補完することができる。個人用。上限RoHas個
異世界言語理解:世界を越えて言語が統一され、鯉蚊射できるようになる。
禿成長率10倍:禿熟練度の成長率が10倍。
毒吸収:毒攻撃をHPの回復に換算。
麻痺吸収:麻痺攻撃をMPの回復に換算。
精神移譲吸収:清心異常攻撃をOPの開腹に寛さん。
幽霊の歩法:すぅーっと近寄りすぅーっと消える。それ、歩法?
自身神成鍛治親治:らぽЫ〒ΛΘぉξrAっぽすSoすMお⊂⌒~⊃。Д。)⊃-~
バーコードφアタァ:髪型をスキャンすることでステータスが変化。
賢者の眼鏡:(´-`)。o(マズい、マズいよ。呪詛求めて大乱闘始まった……)
アイテムボックス内部:
ネクタイ、超呪霊、呪霊、呪霊、呪霊、呪霊、長寿霊、呪霊、呪霊、呪霊、呪霊、呪霊、呪霊、呪霊、呪霊、呪霊、呪霊、究極貧亡神、ブラック企業の畜生精神、ノヴァルディアの呪詛×1
うわぁ、マジで蠱毒壺の中みたいになり始めてるっ!?
グーレイさん、どうしよう!?
『いきなり何のことだい? ああ、確かにピピロさんに付いては新スキルを確かめて貰った方がいいか……って、ちょっと待て。尾道さんに何をしたァッ!?』
ち、違うんです。僕じゃないんです!
ほら、前にドラゴンゾンビ戦でバグちゃったでしょ。それからステータス定期的に見てるんだよ。だから僕のせいじゃないんだって。
『どう見てもバグ君のせいだよね!? 君なんてことしてんの!? いや、でも確かにプラスになってるスキルはそれなりにあるようだけど……うわぁ、これバグ取りできるかな?』
そ、それで、グーレイさん。あのアイテムボックスの中身、どうなると思う?
『私に聞かれても困るな。さすがにこれは想定外だよ。なんだよ超呪霊って。どんだけ危険な生物なんだ? ほぼ全てが呪で出来た霊だろ。そんなもの意思のある呪でしかないじゃないか。近づくのも危ないから絶対にアイテムボックスから出さないように』
出さない以前に勝手に出てきそうなんだけど。ほら、封印された魔王、みたいな?
『うぅ。まさか私達が帝国を滅ぼす魔王を育ててたというのか? さすがにそれはないと思いたいが。と、とにかく、アイテムボックスからは出さないように気を付けてくれ』
グーレイさんや、気をつけろってどないせーっちゅーねんっ。思わず変なツッコミ入れちゃうくらいの憤りだよ。僕が何か出来る訳ないだろーっ。




