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その彼の名を誰も知らない  作者: 龍華ぷろじぇくと
最終話 その彼の名を誰も知らない
1413/1818

EX・そのリストに知らない名前があることを僕は知りたくなかった

 リストを順に見て行こう。

 まずはアメリス。正妻である。

 僕を貴族にして重婚可能にするためにも彼女を正妻にすることは確定事項らしい。

 側室第一位はリエラ。

 当然ながらアメリスを考えなければ本命になるから、ということらしい。

 僕としてはリエラとだけ結婚出来ればいいかなって思います。


 次に登録されているのはアルセ。

 ちょっと待とう。なんでこの世界の神様が普通に書類にサインしてるの?

 アイツ絶対皆がやってるからって面白がって書いただろ。


 それからミルクティ。

 基本アメリスの妻なのでアメリスの部屋に行きさえしなければ襲われることもない存在だろう。アメリスの親父さんが子供の顔がみたいと行った場合だけ、僕をアメリスが襲いに来るだろうからその時に一緒に襲われそうだから注意しとこう。

 触らぬ神に祟りなしだ。二人の仲はそっとしとこう。


 ノノ。良家のお嬢様かと思ったんだけど、実は平民出らしい。

 リエラは平民っぽい貴族だから逆だね。

 基本皆がわーわーやってるのを見守ってるタイプだ。僕もその立ち位置がいいなぁ。


 ロディア。

 ノノと共に葛餅のいるコルッカの冒険者学校を卒業した新人冒険者。

 葛餅のお気に入りらしく、リエラと一時期やってた腕に擬態して剣になったり盾になったりするのをやって指導していたらしい。

 御蔭で葛餅の思考をまねて動くのが得意になったそうだ。

 接近戦はそれなりに強そうである。


 ルクル

 もともと海兵洞窟にいた魔物、クルー・ク・ルーの一人だったんだけど、僕を気に入ったみたいで事あるごとにスト―キングするようになったルクルさん。セーラー服で背後に待機するので、ある種事案である。たまに兵士に呼びとめられて職質受けてるんだよ。リエラが直ぐに解放に向うから誤解は解けるんだけど。あ、でも彼女がいっつも出して来るカレーは美味しいから好きだよ。カレーづくしだと飽きて来るから程程にしてね。


 アカネ

 もともと全裸魔法使いだった、あ、嘘。違います。嘘です。

 なんか今背中ゾクッて来たので普通に紹介するように思いだそう。

 僕のバグにより魔法使うと全裸になるようになってしまった転生者の女性。

 僕が一度この世界を去る時にバグは取れたらしく、魔法使っても脱がなくなったらしい。

 今はアルセ教最高顧問とかいう役職を貰って上から指示だけ出してるらしい。

 今も基本はマイネフランのアルセ教本部で喰っちゃ寝してるはずだ。


 セイン

 アルセ教の聖女。なんか良く分からないうちに孤児から聖女にジョブチェンジしたらしい少女だ。アルセの奇跡の体現者とか呼ばれてるらしい。

 アルセを育てたってことで僕にも懐いてくれてるけど、そうか、彼女も妻か……思った事普通に言っちゃうタイプだからたまに毒混じるんだよなぁ、僕はそのあたり苦手です。


 パルティエディア

 パルティはその、とある事情で僕が責任取らなくちゃいけなくなった女の子だ。

 リエラと共に僕と結婚するとか言ってたからここに名前があるのは当然だよね。

 何しろ、リエラの隣に並んで僕を取り合えるように神々に修業付けて貰うぐらい積極的なんだし。知らないうちに人外に足突っ込んじゃったんだよ。夫婦喧嘩になったら僕は死ぬだろうな。

 というか、多分冗談一つ言った瞬間やだもー。っと叩かれて僕は消滅即死でパチュンすると思う。


 唯野沙織

 ……ん? 目をこすりもう一度確認する。

 唯野沙織。うん、唯野さんの娘さんだ。

 え? 何時の間に? えーっとなになに、備考欄に何か書いてある? 彼氏が出来るまでの間名前を書いとく? なんでさっ!?

 止めて、今度唯野さんと顔合わせた時凄く気まずくなるじゃん。料理対決の時このこと触れて来なかったし絶対唯野さん知らないだろ。やだよ僕、腕組んででんっと座った無言の唯野さんに娘さんを僕にくださいとか言うの。


 プリカ

 おい待て。あの女ここに名前書いておきながらワンバーちゃんと結婚しようとしてたのか。重婚じゃないか。無効だ無効。

 というか、こっちから願い下げだよ。恐いもん。即死な意味で喰われるもん。

 えっと、備考欄にあるのはランツェルさんからの御言葉?


 制御しきれん、孫を頼む。

 

 いやあああああああああああああああああ!?

 これ絶対厄介払いだろ!?

 僕は厄介な女性の預け所じゃないんだよ!?


 ケトル

 フィグナートの第四王女様は宣言通り僕の妻になるらしい。

 というよりは、お見合いが面倒で忍術修行にのめり込みたかったのでアメリスの話に乗って一時的に僕の妻になったようだ。

 だから、僕は結婚するまでの男性避け夫役じゃないんだよ!?


 チグサ・オギシマ

 僕とは違う地球から転移してきた異世界人だ。

 似た世界だけどところどころ話が合わないんだよね彼女。

 だって江戸時代が無くて豊臣家が年号定めた秀吉時代とかいうのがあるんだもんよ。なんで大阪夏の陣で豊臣方が勝利してんのさ。その後の世界よくこっちの世界と似たような世界になったな。

 そっちのが驚きである。


 キャルルロッド

 ……誰よ?

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