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その彼の名を誰も知らない  作者: 龍華ぷろじぇくと
最終話 その彼の名を誰も知らない
1393/1818

EX・その祭日のメインが何かを誰も知らない

はっぴぃにぅいやぁーっ\(^o^)/

クリスマスは平成に置いて来てしまったので正月のみのイベント更新です。

去年は自分の年男的イノシシ年だったのに不幸がいっぱい、年の瀬に歯医者にいったらテナント募集になってたよ♪ 今年はいい年になりますよーにっ。(切にお願い)

「……なんだこれ?」


 その日、マイネフランは国を押しての祝祭を行っていた。

 何の祝祭かって? 僕にはよくわかんない。

 なので、とりあえず街の人に聞いてみた。


「え? この祭りが何かって? あれだろ、正月って奴だろ?」

「あはは、馬鹿だねぇ、今日はサタンってのがプレゼント配るって日だろ」

「えー、私はかぼちゃの魔物を狩って食べる日って聞いたよ?」

「運動会だろ。郊外の方で競技してるぞ?」

「売店で甘酒売ってたよ。甘酒ってなに?」

「パンだよ、今日はパンのお祭りなのさ」

「トマト投げ合う日だろ?」

「盛大に水掛けまくる日だって聞いたぞ?」

「仮装するんだよね?」

「アルセ教会にお参り行くんだろ」

「18時からは笑っちゃダメなんだよ?」

「紅白に別れてお歌を歌うの。なんで黒じゃなくて紅なのかなぁ?」

「夜中に鐘が鳴るんだ。そしたら御参りするんだよ」

「それでトリックオアトリートって言いながら子供たちがお菓子貰う日だよね」

「違うよ、今日は仮面付けたチェーンソウ持ったバケモノが来るからトマト投げて豆食って追い払う日だろ」

「聖樹の森に花火打ち込む日じゃなかったっけ?」


 ……と、いうわけで、冒頭の台詞に戻る。

 街の中央である噴水広場では、屋台の群れが軒を連ね、甘酒売ってたりパン売ってたりトマト売ってたり、射的の弓バージョンの店が商品並べてたり、ジェイ○ンっぽい仮面とかが並べられたおもちゃ屋があったり、かぼちゃの解体ショーやってたりする。


 んで街中では子供たちがトマトを投げ合い、噴水の中で水を掛けあい、サタンなコスプレしたバケモノっぽいのが袋を抱えてトリックオアトリートとか言ってる仮装した子供たちにお菓子を配っていた。

 ついでにゾンビっぽいのが盆踊りみたいに連なって踊ってる。


「なんだ、これ?」


 僕とアーデ、そして苦笑いのリエラはしばし道に立ちつくす。

 これはもう、盆と正月とクリスマスとハロウィンとトマト祭りと夏祭りと水掛け祭りと春のパン祭りと豆まきと後何か色々な祭日が混ざったお祭りになっている。カオス過ぎて何祭りか正確に言い当てれない。元の祭りはなんだったんだろう?


「とりあえず、これがアルセ祭りってことで」


 いや、リエラ。無理があるから。なんかいろいろ無理があるから。


「アカネさんがね、本当はこの世界に大晦日と正月を持ちこもうってアルセ教と画策したんだけど、その際他にも祭りの日作ろうって計画していろいろ案をだしたの、でもセインちゃんが覚えるのメンドイから全部この二日でやっちゃおうって」


「ああ、一応アルセの生誕祭っていうか、新年の祭りなのか」


「はい。残念ながらたった数年でそういう意味合いが分からなくなってしまいましたけど……」


「ごちゃごちゃし過ぎでしょ、見てよアレ、ゾンビが盆踊りだよ。魔物も一緒に盆踊りだよ。阿波踊りもしちゃってるよ。なんで覚えてんの!? しかもその後ムーンウォークしだしたよ、無駄に上手いなゾンビども!?」


 うわ、危なっ!?

 どっからともなくトマト飛んで来た。

 やばい、ここに居たらトマト塗れにされてしまう。

 アーデ、ここは危険だ。逃げ……アーデぇぇぇえ!?


 アーデは、既に真っ赤に染まっていた。

 どうやら近所の子供たちに悪戯されたらしくトマト塗れで楽しげに笑っている。

 ついでにその子供たち向けてトマト投げ始めた。


 ま、まぁ楽しそうだから良いか。

 あれ? そう言えばあの二人どこ行った?

 えーっと確かノノちゃんとロディアちゃんだっけ。


「あの二人なら、あそこですね」


 射的場で弓引き絞ってるロディアと応援中のノノを発見。

 発射した弓は商品に当るが先っぽがテルテル坊主みたいに丸くなっているため刺さらず落ちる。

 商品は全く動いてない。

 あれはもう台座にくっついてるレベルだな。


「あー、残念」


「諦めようロディ」


「でもノノちゃん、アレ欲しいって……」


 どうやらノノの為に欲しい物があるらしい。


「何が欲しいの?」


「あ、皆さん。アレです。あの腕輪」


 台座の上に三角錐の台座が置かれ、指輪がそれに掛けられている。

 なるほど、アレかぁ。なら可能性はあるかな。

 リエラ、狙える?


「え? ま、まぁエンリカさんやプリカさんに習った事もありますから弓を引くくらいは出来ますけど、狙うの本当にそこでいいんですか?」


 多分いけるよ。

 僕の言葉にリエラが弓を引く。

 おお、確かに様になってる。

 弓当ては無いけど胸当て装備してるから普通に弓引いても問題ない服装だしね。


 よし、ドンピシャ!

 立てかけられた腕輪にぶち当たり、腕輪が三角錐の台座をクルクル回りながら吹っ飛び床に落下する。

 おっさんがマジかよ!? って顔で驚いていた。

 残念だったなおっさん。商品落とせないようにするつもりだったんだろうけどこんな落とし方もあるんだよ。


 ノノちゃんに腕輪をプレゼントし、僕らはアルセ感謝祭? 大晦日? 正月? なんかよくわからない祭りを楽しんだのだった。

 で、結局この祭りの正式名称ってなんだろう?

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