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その彼の名を誰も知らない  作者: 龍華ぷろじぇくと
第四話 その二人の子供がどんな姿になるのかを僕らは知らない
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その鳥の攻撃法を僕らは知りたくなかった

「やっぱ闘い?」


「で、あるな。我に貴殿らパーティーの力を示して見せよ」


「話が早くて助かると言うべきか……」


「しかれども、ここではいささか暴れづらい。あそこの平地まで移動しようか」


 ヴィゾフニールが魔法を使う。

 風で皆を運ぶ魔法のようで、浮き上がったリエラたちが驚きながら風にふっ飛ばされる。

 一応四聖獣だしパルティが落ち着いてるから大丈夫だよね?


 開けた平原へと飛ばされた僕らは風に運ばれ地面に無造作に転がされた。

 多少痛くはあったがほぼノ―ダメージで数キロ離れたこの場所まで連れて来られてしまった。

 この魔法、ちょっといいかも。ねぇアルセ。アルセ? ああ、アルセは光量調節の方が興味あるんだね。


「全員戦闘態勢。四聖獣相手だから初めから全力よ!」


「言われなくとも、もはや全裸は覚悟済みよ!」


 さすが全裸卿! ひぃっ!? ナンデモアリマセン!!

 これ以上変なことしてるとフレンドリーファイア貰いそうなので僕はアルセとパルティが見学している横へと向かう。

 ほらペンネもここで見学しようね。

 ん? どったのアルセ? ペンネ見上げて、あ、久しぶりだね指先しゃぶるやつ。

 あ、もしかして羨ましいの? もぅ、しょうがないなぁアルセは。

 僕は笑いながらアルセを片手で抱えあげる。

 右にアルセ、左にペンネ。僕、今とっても幸せです。


 アルセはそんな僕のことなど気にせずペンネを抱きしめ頬ずり。

 どうやら抱っこしてほしい。ではなくペンネを抱っこしたかったようだ。

 結局僕がアルセを抱きかかえ、アルセがペンネを抱きかかえる姿で落ち付きました。……なんだこれ?


「よし、全員準備できた?」


 巨大鳥に挑むリエラ達。

 皆、他の四聖獣との闘いを経験済みだからか険しい顔をしている。

 リエラを先頭に扇状に広がったメンバーは、ツートップにアカネとルクル。

 メイリャ、セネカ、ブラック・アニスがその奥に。

 さらにユイア、バルス、アンサー、マクレイナ。

 セキトリ、クルルカ、メリエ、ニンニン君、アニア。

 最後にコータとローアがテッテを護衛し、ジョナサンがハイネスとマホウドリの護衛をしながら後衛に付く。

 

「では、始めようか!」


 ヴィゾフニールの言葉でリエラ達が動き出す。

 先制とばかりにすぽぽぽぽーんっと服が舞う。

 さらにマホウドリとハイネスが魔法攻撃。強力な風魔法を受けたヴィゾフニールが全く無傷で翼をはためかす。


 ちょ、ハイネス、なぜ風魔法をチョイスした!? 相手の属性風だってわかるでしょ!?

 セネカの水魔法とメイリャの一撃が飛翔したヴィゾフニールの真下を通過する。

 土遁を使い土龍を作りだしたニンニン君が空へと追いかけてくる。

 遅れてアカネの魔法連弾。土龍を割り砕きヴィゾフニールに襲いかかる。にんにーんっ!?


「生温い」


 かっと光り輝くヴィゾフニール。


「ぎゃあぁ溶ける!?」


 あ、アカネさんに大ダメージだ!? そう言えば光りだか聖属性激弱じゃなかったかアカネさん。相性最悪だ!?

 死にかけたアカネに驚くヴィゾフニール。まさか光り輝いただけで相手が死にかけるとは思ってなかったらしい。


 さっきまで大丈夫だったのにどうしたアカネ? あ、そうか。服に聖属性魔法対策の術式が込められてたんだな。なのに脱いじゃったから光の直撃で……なんか凄い焼けただれてる!?


「お」


 ぱしゅっと魔法弾がアカネに飛んだ。

 アルセが手伝ったようだ。

 そのまま僕から飛び降り、ペンネたんを僕に渡すと、ててててっとアカネの服を回収してアカネに手渡し、戸惑うアカネを引き連れ僕の元へ。

 どうやら見学しろってことらしい。


 悔しげに膨れたアカネだったが、ほぼ何も出来ずに死ねる闘いであるため、仕方無く服を着込んで今回は見学するようだ。

 三角座りで僕の横に座ると、睨むような目つきで僕を見て来た。

 やめてアカネ。僕のせいじゃないから。バグってるのは確かに僕のせいだけど責任はアカネ自身だからね。


「気を取り直して、食らうがいい!」


 魔法らしい。空から光の柱が一本二本。否数十本ランダムで大地へと降り注いで来る。

 あ、メリエさん直撃。倒れたまま動かなくなったぞ!?


「手加減はしている。安心して死ね」


「死ぬのは手加減とは言いませんッ」


 リエラが空へと飛び上がり接近。凄いジャンプ力だ。

 そのまま切り裂こうとするが、急加速で真後ろに飛ぶヴィゾフニール。

 反撃の一撃を行おうとした瞬間だった。


「がは!?」


 突然ダメージを受けて仰け反る。

 なんだ!? 慌てて周囲を見回すが側には誰もいない。

 なのに攻撃は今も続き、小さいながら自身にダメージが蓄積され始める。


「一体何が……奴か!?」


 地上でシャドーボクシングしていたテッテに気付いた。


「チッ、気付かれた!?」


「コータ妹守りなさいよ。私が守ってあげるんだから」


「言われなくてもっ! って、俺が守られるのか!?」


 光の柱がテッテに襲いかかる。

 遠距離攻撃を受けそうになったテッテの腕を引っ張るコータ。

 そのコータをローアが引き寄せ光の連撃を回避する。

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