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第二話 ~神波学園 後編~

まだまだ導入です。早いところヒロイン出したい><

 大講義室に入るとそこは喧騒(けんそう)に包まれていた。

 オペラハウスのような造りの講堂は人で埋め尽くされている。ゆうに六千人はいるだろうか。

 新入生たちはこれから始まる学園生活にはやる気持ちを抑えられないようだ。

 あたりを見回すとジャージの男と目が合う。その男はシンクに気が付くと手招きをした。


「よお、お前が転入生の世渡(せ と)だな? 俺は山本だ。体育と生活指導を担当してる。学園長から聞かされてるな?」


 そばまで行くと矢継ぎ早にそう話しかけられた。


「はい」


 とだけ答えると、


「もうすぐ始まっちまうからとりあえずそこ座っとけ。終わったらまた来っから」


 そう言って通路へと歩いて行ってしまった。


「もうすぐ始まるぞ!! 静かに待ってろ!!」


 と、怒鳴り散らしている。一人残されたシンクは静かに席に着く。周りには誰もいない。

 これからどうしようかと思考の海に沈みこむ前に、あたりの喧騒がさっと引いていくのを感じる。

 壇上の方へと目を向けるとそこには一人のスーツ姿の女性がいた。メガネをかけたその相貌は皆が口をそろえて美人というであろう。まあ、見た目通りキツそうではあるが・・・


静粛(せいしゅく)に!!」


 凛とした鋭い声が講堂に響き渡る。ちなみにマイクは使っていない。その声でだれもが口をつぐみ、彼女の発する言葉を待った。


「ただいまより新入生向けガイダンスを始める。私は教務主任の伊崎(いさき) (こよみ)だ。さて、君たちは晴れて本学園、神波(かなみ)学園の生徒になった。そこで本学園について少し語ろうと思う」

 


「本学園は二十年前に創設された学園だ。二十四年前、地球に突如十二の黒柱(こくちゅう)が現れた。それを機に地球上では様々な”能力”を持つ人々が現れだした。 あらゆる国家、研究機関が一斉に調査を始める中で能力がそれぞれかなり特化した、限定的なものであることが判明し、誰が言い始めたのか『マニア』と呼称されるようになった。

 その当時、生物博士として名を馳せていた本学学長、沢村(さわむら) 秋月(あきつき)博士は能力者の持つ能力にいち早く注目し、そしてその危険性を誰よりも正確に認識。能力者たちの研究とともに保護、能力の濫用を防止するための教育を施すために本学園を設立され、それと付随して都市が形作られた。



「本学では能力者のマニアを研究しつつ、それを高め、社会的に役立てることを目標としている。卒業生の中には世界的に活躍している者も少なくはない。皆も本学園の生徒であることの自覚を持ち、たゆまず努力してもらいたい」


 そこまで一気に語り少し息をつくと、


「それでは私の話は一旦ここで終了する。続いて山本先生、よろしくお願いします」


 そう言ってコヨミは壇上を後にした。その後は生活指導の山本による毒にも薬にもなりそうにない……いや、睡眠薬替わりにはなりそうなつまらない校則説明が淡々と続けられる。




 シンクがあくびを一つ、背伸びをしていると突然、


「君が世渡だな?」


 と、声をかけられた。あくびをかみ殺して振り向くと先ほどまで壇上に立っていたコヨミがそこにはいた。


「ああ、座ったままで構わない。学園長から聞いている。ずいぶんと腕が立つそうだな? 君は三年生に編入することになるがなにぶん実践経験など皆無の者たちだ。手本を見せてもらえると助かる」


 返事をする暇もなく語りかけられ、シンクはただうなずくしかった。


「期待しているぞ」


 そう言い残してコヨミはシンクのもとから離れて行った。


「(あれ、俺ってあんまりしゃべってない?)」


 そんなことを思いながら再び椅子へ身を預けガイダンスの終わりを待つ。


「(いっそのこと寝ちまおうかな・・・)」

もう少し説明パート続きます。ご意見ご感想などいただけると作者のテンションが上がって執筆スピードが上がるのでよろしければ書き込んで行ってやってください。よろしくお願いします。

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