未知へと辿る道。10
楽しんでいただけたら幸いです。最後まで読んでみてください。
「分かりました……ちょっと改めてじっと見られると気恥ずかしいですが……」
そう言って、レッドは体から赤い光を発し始めた。
光介はとりあえず、奇声を上げる未来をレッドの前に差し出した。
「ほら、よく見とけ。お前の常識が少しだけ変わるぞ。」
「待って、光がちょっと眩しくて見えにくいんだけど。」
光介の横脇に抱えられているという点は置いといて、未来は文句をいう。
「これぐらいの光の量なら我慢しろ。それよりもだ、今から始まるぞ?よく見ておけ。」
「え、なにg......」
未来が呟き終わる前に光に包まれたレッドが、するするとその大きな体躯を縮めていく。
そして、人形のサイズになったところで、シルエットの表面に一枚ずつは虫類のうろこのようなものが体の部分部分を覆い、一体化してチャイナドレスっぽい服になった。
そして、背筋を伸ばし胸を張ってっっていたと思うと、すぐにその姿勢を崩した。
「ここまで一気に丁寧にやったの初めてですよぉ......疲れましたぁ...もう寝ていいですかぁ?」
と、なんとも残念な雰囲気を漂わせるのだった。
そして、これを見せられた未来はというと......
「え、待ってどういうこと?何であの状態からここまで縮んでるの?え、うろこが服になったように見えたけど、気のせいじゃないよね?どういう仕組みなの?質感はちゃんと服っぽいみたいだし、どうなってるの?」
と、気になることが多すぎて逆に困惑してしまっているようだ。だがまあ、未来の頭に浮かんだ疑問の半分以上は『異世界だから』ということで済ませられるため、そのまま済ますことにした。
「光介くん、あの人に触ってみてもいいかな?ちょっとどんな質感してるのか知りたくて。」
疑問を整理できた未来が目をキラキラさせながらいう。
「それなら俺じゃなく、レッドに言え。」
「わかった!」
探求心をくすぐられた未来は、光介に下ろしてもらい、意気揚々とレッドへと歩み寄っていった。
「未来ちゃんらしいなぁ......」
小麦がボソッと、どのような気持ちを込めたのかはわからないが、呟いていた。
光介はとりあえず、吹っ飛んだ座椅子の欠片を集めることにした。
「ええ......何でみんなそんなに落ち着いてるの......?私まだ、心臓バクバクだよ?」
と困惑気味に呟く月奈と、何か役に立ちたいと意気込んだものの、出来ることが見つからなくてまどろっこしそうにしてるサーナ。
この二人は、結局光介が集めてる破片を一緒に集めることにしたんだった。
そして、レッドに興味を持った未来は、レッドに許可をとり、体のいろんな部分に触れたり、よく観察したりしていた。
「なるほど.....この服はさわった感じ普通の服みたいだけど、近くでよく見るとうろこが細かくびっしり並んでるね。服になったというより、服に見せるうろこってことね。ドラゴンのときのうろこは服の部分に集まってるってことだね......」
しかもちゃんと硬い......と、服をこんこんしながら言うので、何となくレッドは嬉しくなった。
「そして、人間体のときの肌や脂肪などの柔らかさ、骨のかたさは、さわった感じ一緒かな。でも、防御が薄くなるから、必要箇所にうろこを集中させてるってことかな?」
首を捻りながら考える未来。未来が度々ツンツンとつつくので、くすぐったくて笑いをこらえるレッド。そんな二人をどこか不安そうに見つめる小麦。端から見ればシュール以外の何者でもなかった。
いかがでしたでしょうか?今回は、レッドの体を未来が観察してましたね。はたして、未来の疑問は解決されたのか?
そして一つ謝っておきたいことがあります。前回のエピソード、やってはいけないというか、誤字ったことにより、訳のわからない文章になっていた部分がありました。
今後なるべくそのような部分がないようにしますが、もしも今後誤字や脱字を見つけた場合には教えていただけると嬉しいです。
次回の投稿も来週の土曜日の予定です。※都合により遅れる場合があります
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それではまた次回お会いしましょう。




