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未知へとたどる道。4

 楽しんでいただけたら幸いです。最後まで読んでみてください。


 光介とサーナは外へと出て、突如目をくらませるような閃光に思わず顔を背ける。


「う~ん、やっぱこれでもダメかぁ......どうやったら見えるようになるんだろう......」


 未来の声が虚空へと消える。どうやら、光の当たっていない方向に向けて喋っているようだ。


「未来、こんな遅くまで何してたんだ?」


 光の当たらない位置に移動してから未来に声をかける。


 しかし、未来はそれに気づかないようで、顎にペンの先を当て、考える素振りをしながらブツブツとつぶやいている。


「光の当たり方、熱や空気の流れで見てみてもやっぱり見えない......暗いところだと結果が変わるかもとは一瞬思ったけど、そんなわけはない、か。そこまでは想定通りなんだけど......もしも同じような能力を敵が持ってた時、どうしようもなくなるのが不安なんだよね......糸口も今のところ見つからないし、どうしようかな......」


 結果を記録してたのか、手元のボードに貼ってある紙をめくりながら調べた結果を確認している。


「ねえ未来ちゃん、暗くなっちゃったから今日は終わろう?」


 少し不安そうな声で、姿の見えない月奈が未来に提案する。


 その声が聞こえたのか、未来はハッと顔を上げて、空を見上げる。その驚いたような表情を見るに、本当に今暗くなってきたことに気が付いたようだ。


「確かにもう暗くなっちゃったね。今日はもうこれ以上成果もなさそうだし、案も思いつかないからそうしようか。ごめんね。こんな暗い時間まで。」


 ガチャガチャと道具を片付け始める未来に、


「私も手伝うよ!」


と、月奈が言うと、光介の後ろにあったライトが一人でに動き出した。


「って、光介くんとサーナもいたの!?全然気づかなかったよ。」


 突然動き出したライトに触れるでもなく、むしろ光介とサーナがこの場にいたことに驚いたようだ。


 驚いて目を丸くしてる未来に、呆れたようなため息をつきつつ、小麦の姿がないことに気が付く。


「月奈は姿が見えないだけということは分かるが、小麦はどこにいるんだ?姿が見当たらないが......」


 光介がそう指摘すると、キョロキョロと未来は辺りを見回す。その目には手伝おうと動き始める光介と、突然物が動いたことにおびえるサーナの姿があるのみだった。


「どこにいったんだろうね?ごめん、集中してたから気づかなかったよ。」


「そうか、今日中に帰ってくるのならいいが、もしも明日の朝までに帰ってこなかったら探しに行くしかないな。」


 片づけをしつつ、未来に視線を向けることもなく、至極落ち着いた声で言う。それに対し、未来は少し不満そうな表情を浮かべる。


「ねぇ、もうちょっと心配してあげてもいいんじゃない?そこまで無関心な感じに言うのはよくないよ~。」


 別にそういうつもりで言ったわけじゃない......と、心でつぶやくが、どのみち安心材料があることは確認しているので、それを伝えることにする。


「まあ、俺の心配は無用だと思うけどな。だって、小麦にもちゃんと発信機をつけてるもんな?」


 指摘すると、未来はバツが悪そうに苦笑いを浮かべた。


「あちゃ~......やっぱりバレてたかぁ~。」


「未来......何度俺に通信機をつけたか覚えてるか?」


 ジト目で返す光介に、なぜだか可愛らしくウインクをする未来。


「未来ちゃんは不思議系天才発明家だもん!」


 答えにならない答えに、光介は思わず深いため息をついてしまった。


「はぁ......俺の服に13回、家に最低10か所、計6回、私物に累計24回。一回一回記録してるぞ?」


 思っていたよりも多い回数だったようで、未来も自分自身にドン引きしたように絶句していた。なぜに当人が驚いているのか、ぜひとも問い詰めてみたいところである。


「えぇ......未来ちゃん、そんなに仕掛けてたの?この前一回しか仕掛けたことがないって言ってたじゃん......」


 月奈が未来に嘘をつかれたことに対して文句を言う。声の方向的にサーナのほぼ隣にいたようだが、姿が見えなかったため、飛び上がるほど驚いていた。


 やすやすと家に侵入したお前が言うなと、苦言を呈そうと口を開きかけたが、何度言ってもおそらく効果はないので、再びため息をついた。




 片づけを終え、未来が小麦につけた発信機の信号を見てみると、どこかに位置を示していた。


 それをここら辺の地図と重ねてみると、ちょうどレッドの住処のようだった。


 なぜそこにいるのか、その地図を見ていた全員は首をひねったが、しばらく待ってもその点は動かないので、そこにとどまっていることは確かなようだ。


 明日様子を見に行ってみようと決め、ついでに未来も前々から興味があったところに行けると、若干目を輝かせていた。


 そんなに期待しすぎるな、と一応忠告して、どこか外へと向かっていった。


「未来ちゃん、多分その想像とちょっと違う感じだからね、少しだけ覚悟しておいた方がいいよ?」


 月奈のその言いように、逆に興味がわいてきた様子の未来だった。



 いかがでしたでしょうか?今回は、未来がなにやら月奈に協力してもらって検証をしていたようですね。なお、集中しているときは、周りの状況に気を割く暇はないようです。そして、小麦はどこへと行ってしまったのでしょうかね?


 次回の投稿も来週の土曜日の予定です。※都合により遅れる場合があります。


 面白いと感じたら、ブックマークや評価をぜひ、よろしく願いします!モチベーションや、物語の流れにもにつながるので!


 それではまた次回お会いしましょう。


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