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未知へとたどる道。3

 楽しんでいただけたら幸いです。最後まで読んでみてください。


『奴隷の首輪について。奴隷の首輪は、古代の人類最高峰の魔術師が生み出したものとされる。元々はモンスターを従える目的で作られたが、現在は他種族を従えるために使われている。対象者の首にはめるだけで、首輪の主人として設定されている人物に逆らうことができなくなる。設定によっては逆らった瞬間首が飛ぶこともある。』


 ここまでを読んで光介は、増々サーナにとんでもないことをしていたと反省した。


『奴隷の首輪は主人が死亡した場合、主人が奴隷を解放した場合にのみ外れる構造となっている。また、主人を交代することも可能で、旧主人が「プログラムリセット」と唱え、それから5秒以内に新しい主人が自分の名前を言うことで交代することができる。範囲は奴隷がその言葉を聞くことができた範囲までである。5秒以内に唱えられなければ、主人としての権限は旧主人が持ったままとなる。』


 ここまでの説明を読み、光介は少し考える。


(奴隷を解放するには、権限の譲渡、主人の死亡または解放が条件か......じゃあ簡単なことだ。その主人とやらに近づき、脅して解放してもらえばいい。)


 しかし、その次に書かれていた文を読んで、その考えは少しかき消される。


『※注意すべき点として、主人の命令は絶対である。たとえふざけて「殺しあえ」や、「死ね」などのように命令してしまうと、奴隷はそれに従うほかない。このような命令はしないように気をつけてください。』


(つまりは、脅したところで奴隷を解放せずに、そのまま殺す可能性もあるわけか......手っ取り早いのはその主人を殺すことだが......信用を得て奴隷の権限を譲渡してもらう方がいいのか?)


 せめて、他に情報があれば......と思ったが、よくよく考えてみれば、近くでその主人たちを見てきた人物がいるではないか。少し聞きにくいことではあるが、聞いてみることにする。


「サーナ、サーナが見てきた奴隷商たちはどんな性格だったか覚えているか?慎重なのか、大雑把な性格なのか、覚えている限りでいい、教えてくれ。」


 サーナはいきなり自分に聞かれ、なんのことかわからず、一瞬キョトンとしたが、すぐに理解した。しかし、答えるより前に、疑問を口にする。


「教えるのは構わないですが......何のために知りたいのでしょうか?あまりあの人たちのことは思い出したくないのですが......」


 それはそうだろう。サーナ自身だけでなく、その周りにも様々な扱いをされた人たちを見てきたのだから。光介は少し申し訳なく思いつつも、知りたい目的を話す。


「敵地に潜入するとき、信頼を得ることのできる人物の検討をつけておきたいからだ。敵は多いと厄介だが、その敵の一部でも味方になれば心強いからな。」


「なるほど、ここで調べるだけじゃなくて、現地での情報も大事ですしね。しかも、場合によっては奴隷商をやっつけるってことですよね?それならもちろん、知りうる限りの情報を教えますよ!!」


 光介の目的を聞いて、自分に任せろ!!と言わんばかりに胸を張ってドンと胸を叩いた。


「ええとですね、まずメリカという人がいまして......あっ、できれば奏華さん、写真を出してもらうことってできますか?」


 奏華はサーナの提案に頷き、画面にとある女性の写真を写す。


「この人が最初の私の主人だったんですけど、私が小さかったからか、お腹空いてるときにご飯をくれたり、疲れた時にしっかり休ませてくれたり、素敵な方でした。中でも私の記憶に強く残ってるものとしてですね......」


 このようにサーナは今までの主人の話をした。累計20名ほどの話をし終えると、ふぅ......と一息つき、水を飲んだ。


「それでですね、21人目の主人の人は......」


 まだ続くようだ。暖かく見守ろう。


 先ほどに加え、更に10人ほどの話をしたところで、サーナは話をするのを止めた。話が終わったのかと思い、お礼を言おうとしたが、どうやらそういうわけではないようだ。


「次は......誰でしたっけ?パネさん......でしたね。この人は......」


 結局、累計60人ほどの話をしたところで、ようやく話が終わった。


「まあ、あそこにいる奴隷商ほぼ全員に権限を回されてたんですよ~。それはもう大変で......って、すみません、ずっと喋ってしまって......」


 奏華が疲れたように背もたれに体重を預けているのを見て、サーナは少し話過ぎたと反省する。


「大丈夫だ。むしろ助かった。全員の特徴とある程度の性格は把握できた。そこから人物像を完全に読み取ることはできないが、会話をするときのいい材料となるだろうな。」


 だが、光介がこう言ってくれたので、サーナはホッと一つ安堵のため息を漏らす。出かけていた健人と阿見都もいつの間にか話を聞いていた。結構興味津々表情をしていた。


 と、そこで光介は教室を見渡す。もうそろそろ暗くなるころだというのに、未来と月奈、小麦が帰ってきていない。


 光介は少し心配になり、三人を連れ戻しに行くことにした。


 すると、サーナもそれに一緒についていきたいらしく、光介の後ろについてきた。



 いかがでしたでしょうか?今回は、サーナが着けられていた奴隷の首輪についての情報が知れましたね。この情報を光介はどのように生かすのでしょうかね?


 次回の投稿も来週の土曜日の予定です。※都合により遅れる場合があります。


 面白いと感じたら、ブックマークや評価をぜひ、よろしく願いします!モチベーションや、物語の流れにもにつながるので!


 それではまた次回お会いしましょう。


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