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性格も情報も似る理由がある。11

 楽しんでいただけたら幸いです。最後まで読んでみてください。


 光介は外に出て、軽くストレッチをする。


 その後、少しだけ体を温めてから、早朝のいつものメニューをこなす。とは言っても、一定距離をランニングしたりするだけだが。ランニングの途中にクライミングがあるのはご愛敬。ついでにスイミングも。


 軽く近くの湖まで走り、上半身のみ服を脱ぎ、湖の真ん中まで泳ぎ、底まで潜る。


 様々な魚が泳ぐ中、息の続く限り底まで沈んでおく。5分ほど潜ったところで、息が続かなくなったのか、水面へと上がる。少し荒れる息を整えながら、再び潜る。これを5セット繰り返す。


 1セット毎に数秒ずつ潜れる時間が伸びていて、1セット目と比べ、30秒ほど潜れる時間が増えていた。


 湖から上がり、軽く水気を乾かす。


 その後、文字通り一直線にとある場所へと向かう。途中に少しの崖があったが、難なく乗り越えたり飛び降りたりして、目的地へとたどり着いた。


 少しだけそこで止まり、休憩しているのかと思ったら、服を乾かしているだけのようだった。


 光介自身が若干汗ばんできたところで、服が乾いたのか、中に入る。


 すると、一気に涼しくなり、温度差で光介は軽い頭痛を覚える。


 そう、ここはレッドのいる場所だ。なぜここに来ているのかというと......


「レッド、今日はどんな話を聞きたい?」


そう、レッドと出会ったあの日から毎日、光介はここにやってきて自分たちのことを話しながら、レッドの質問にも答えていた。


 その理由が、自分たちのことを信用してもらうためだ。


 もちろん、光介たちだけの話では都合のいいように話していると思われる。


 そこで、ある程度奏華から仕入れた情報も話したりしていた。その情報もレッド自身の知識とも共通するところがあったようで、基本的に真実を話しているとは信用したようだった。


 別にレッドは話の全てを信じているわけではない。しかし、光介たちが別の世界から来たということは信じているようだ。


 つい先日、巨大な力の奔流を感じ取ったこと。数年前の魔王の復活。そして、勇者と魔王の因果をめぐる言い伝え。それらと当てはめてみると、辻褄が合ったからだ。


「そうですね......今日は、コウスケさんがそのとてつもない力を持った経緯について聞きたいですね。」


 何度かここをたずねてることもあり、光介は少しその力を見せることとなっていた。


 もちろん、わざと見せているわけではなく、気にせず動いていた結果、見せる結果となった。


 光介は、こうなってしまった原因を話した。光介に寄生した生物については、光介自身もわかっていないものなので、軽く触れる程度にしておいた。


 もし、解明できるのだとしたら、解明したいのが光介の本心だ。こう言ってしまえばこじつけが過ぎるのかもしれないが、ステータスが現れ、スキルを獲得できるようになったのも新種の生物のような力だとしたら?


 自分で体感してきたからこそ、そう考えてしまうのも無理はないだろう。しかし、特にそういう証拠があるわけでもないので、あくまでも推測の域を出ない。


 その日は、30分ほど自分が元々どういう経緯でこうなったのかまでを話した。


 それを聞いたレッドは、少し申し訳なさそうな、心が痛むとでもいうような表情をした。


「そんな......ことがあったん......ですね......すみません。思い出したくないようなことを話させてしまい......」


 レッドの謝罪に光介は首を振る。


「いや、少しだけだが、話して気が楽になった。あのことを忘れることはできるはずもない。だから、このことを知っているという人物がいてくれることは、過去に囚われないために必要なことにもなる。過去のことがフラッシュバックしてその身が鈍ろうものなら、何もできない。」


 そうなる前に少し自分の過去を誰かに話して心の負担を軽くしておいた方がいい。と、そこまで話したところで、光介は立ち上がり、ここを離れる姿勢を見せた。


「それじゃあ、そろそろ戻る。明日も来るが、何か面白そうな情報を持ってくる。また明日な。」


「わかりました。それではまた明日お願いしますね。」


 レッドはここを離れる光介を笑顔で手を振って見送る。


 光介がここの空間を離れたところで、レッドは自分の服を見る。


 これは、光介が持ってきたものではなく、レッドが作り出したものだ。しかも、その服を構成しているものが繊維などではなく、うろこで出来ているのである。


 それも一個一個が極小さなうろこで。こうしているのには理由がある。


 前に月奈から服をもらっていたが、そもそも服を着ること自体が窮屈で、レッドにとってあまり着たくないものだった。そこで、自分のうろこを服のように偽装し、服を着ているように見せようというものだった。


 すぐにレッドは名前にそぐわぬ色を頬に宿し、少し恥ずかしそうにもじもじする。


「あのいつ気づかれるか分からないスリルッ......!!ゾクゾクしちゃいます///......」


 そう、実は服を着ることが窮屈、その理由が服を着ていない自分を見せたいという部分が大きい。


 そうすることで、レッドの中の何かが刺激されるのだ。言葉にできないような心の奥深くから来る何かが。


 ちなみに、ドラゴンにとってうろこは体の一部なので、今の姿も裸に等しい。なお、レッドの集落ではきちんと全員服を着ていた模様。


 レッドがいつ目覚めたのかはわからないが、少なくとも今は光介は気づいていないようだった。



 いかがでしたでしょうか?今回は、光介が朝のトレーニングをしていましたね。水中に潜るところに関しては、トレーニングというより、もはやセルフ拷問の域でしたが。


 さて、最後の所では、レッドの性へk......レッドの好奇心が分かりましたね。これからどういう風になっていくのか見どころかもしれませんね。


 次回の投稿も来週の土曜日の予定です。※都合により遅れる場合があります。


 面白いと感じたら、ブックマークや評価をぜひ、よろしく願いします!モチベーションや、物語の流れにもにつながるので!


 それではまた次回お会いしましょう。


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