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性格も情報も似る理由がある。10

 楽しんでいただけたら幸いです。最後まで読んでみてください。


 さて、時は飛んで、3日後の深夜。もうすぐ12時をまわろうとしていた。


 全員、例のタブレットの周囲に円になって集まっていた。更に全員神妙な面持ちで、一言もしゃべることなくジッとその時を待っている。時々動きたそうにうずうずしている者もいるが。


 12時になった。画面が切り替わる。


『目標達成・確認。

 報酬・異世界人のレベル+3

 ボーナス報酬・なし

 新目標・5種類の動物の発見(26/5)達成済み・残り7日

 達成報酬・各職業ごとの技能開放×1

  ※報酬は貢献度に関わらず、基本的に平等に獲得。ボーナス報酬の場合、貢献度の高い5名に配られる。』


 一通り目を通して、全員安堵の息を吐く。


 どうやら、何も問題なく達成できていたようだ。


 そして、光介は気づく。この目標は今までの経験含めてカウントされると。


 動物の種類が、記憶にあるものよりも多い理由は、勇者一行が見た動物も含まれているからだろう。


 何はともあれ、また1週間は悩む必要や心配する必要がなくなった。


 そして、無事に終えたことで、全員の心に余裕も生まれ、不安がかなり消えた。


 それは心の調子を整えるのにも十分すぎるほど大きなことであり、昨日から不安で眠りの浅かった奏華やシェナ、阿見都などはホッと胸を撫で下ろしたようだった。


 流れ的にもうそろそろ寝ようということになったため、各々布団に入る。


 光介のみまだ寝ないということで、しばらくその画面を眺めていたが、しばらくすると、何かを思い立ったようにそれを持って外に出る。


 いったん20キロほど走り、周囲の動物を見つけようとしてみる。


 ここも森の中だが、光介たちのいた辺りにはあまり見ない動物、カラスやヘビ、川の中には産卵前なのか鮭のような姿も見られた。


 5種類カウントしたところで画面を確認する。


 すると、(26/5)だったところが(31/5)となっていた。


 光介は内心、確認しておいてよかった。と、ホッとした。


 リアルタイムで見られているようだということがわかった。 


 つまり、仮にこのタブレットを投げ捨てようとしても壊そうとしても、その前になんらかの力で罰を与えるということをするのだろう。


 下手に解析……いや、ハッキングしようとしても無駄どころか、危険につながる。これからは解析してもハッキングはしないように伝えようと決めた光介だった。


 教室まで戻り、起きていた様子のモフミたちをひと撫でして自分の布団へと向かう。


 案の定というかなんというか、当たり前のように光介の布団で月奈が寝ていた。


 そして、なぜか一緒にサーナも寝ていた。


 光介はすぐに確信した。これは確実に月奈が誘ったのだろうと。


 実は昨日、光介の布団で寝ていた月奈を引っ張り出すと、ちょうど月奈の目が覚めて、少し頬を膨らませていたのだ。


 そこで、今日は引っ張り出されないためにサーナも引き込んだのだろう。


 光介は仕方ないな。とため息を吐き、その隣の布団に入る。もちろん月奈の布団だ。


 俺の布団で寝ないように努力してくれ……と、光介の布団から追い出されないための努力をしている月奈に呆れつつ目をつむる。


 ほとんど月奈が使っていないこの布団は、まだ新品同然で、肌触りも実にいいものだった。


 いい加減に自分の布団を覚えさせようかな。そう考えつつ、光介は明日は何をしようかと考えてみる。


 毎日の日課は欠かさないとして、それ以外では……と。

 とりあえず、明日は勇者一行の方に行った光介の味方(半々)に連絡を取ろうと決めたのだった。




「ぅぅん……あぁ…んぅ……」


 何とも悩ましい声がきこえ、光介は目が覚めた。隣からその声は聞こえる。


 目を少し開くと、サーナからその声が漏れていることがわかった。


 その少し奥には実に幸せそうな表情で口をモニョモニョさせながら、少し前に突き出した手も一緒にモニョモニョしている月奈の姿があった。


 光介は布団から抜け出し、何してんだと月奈を起こす。


 しかも、両方寝ていたようで、夢見心地にそうしていたのだから、微妙な表情を浮かべるしかない光介だった。


 月奈が起きてすぐの一言。


「……はっ!?何か夢を掴んでいたような気が……あ、光介くんおはよう。」


 自分のしていたことには一切気がついていない様子で、光介に朝の挨拶をする。


 別に指摘することはなく、むしろ、別のところで指摘したいといった様子だ。


「月奈。何度も言うが、俺の布団で寝るな。しかもサーナまで連れ込んで。」


 毎回呆れたようにいうものだから月奈も慣れてしまったのだろう。昨日と同じく、悪びれずに


「ごめ〜ん。サーナ、抱き心地良さそうだったから〜。」


 これは重症だ。そろそろ教えなければいけない。


「抱き心地良さそうな前に俺の布団で寝るなと何度言えばいい?おまけにお前、寝ながらサーナの胸揉んでたぞ。」


 指摘しなくていいと思っていたが、やはり指摘することにした。


 理由としては、月奈がサーナと一緒の布団で寝た場合のある意味での危険性を指摘するためだ。


「つまり……私はちゃんと夢を掴んでたってことだね‼︎」


 はぁ。光介は内心ため息をはく。このままじゃ埒があかない。仕方なく、この話を終わりにして、朝の日課に向かうことにした。


「気をつけてね〜。帰ってきたら起こして〜」


 月奈はちゃんと二度寝しようとしていた。



 いかかでしたでしょうか?今回は相変わらずの月奈と、それに便乗させられたサーナの様子を描きました。どうしても、夜の寝る時のシーンが多くなっていますが、日中の様子も次回から書いていきますので、お楽しみに!!


 次回の投稿も来週の土曜日の予定です。※都合により遅れる場合があります。


 面白いと感じたら、ブックマークや評価をぜひ、よろしく願いします!モチベーションや、物語の流れにもにつながるので!


 それではまた次回お会いしましょう。


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