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8話:イラク攻撃と秀一の早稲田高校、合格

 ブッシュ大統領は、その後もテロとの徹底した戦いを表明し、イラクのサダム・フセイン政権はアルカーイダなどのテロ組織と結び大量破壊兵器を所持しているとしてその打倒に乗りだし、2003年3月にイラクに侵攻、イラク戦争に発展させた。


 2003年3月20日、米軍はバグダードを空爆、ピンポイントでサダム・フセインの殺害をねらったが失敗。アメリカ合衆国のもくろみはサダム・フセインさえ殺害すれば、イラク国民が起ち上がるであろうという楽観的なものだった。


 それにもかかわらず、フセインはその後もテレビに顔を現して健在ぶりをアピール、同夜アメリカ軍とイギリス軍はクウェートから陸上部隊を侵攻させ、空爆も本格化させた。イラク軍は想定以上の抵抗があった。


 しかし、アメリカ軍は劣化ウラン弾やクラスター爆弾を投入してその抵抗力を抑え、4月4日にはバクダードに突入、9日には市民とアメリカ軍の手によってサダム・フセイン像が引き倒されて、フセイン政権は崩壊。


 5月1日にはイラク軍の組織的な抵抗は終わり、ブッシュ大統領は勝利宣言を行った。サダム・フセイン政権が崩壊した2003年4月、無政府状態に陥ったバグダードでは略奪・強盗が横行し、イラク国立博物館も襲撃の対象とされた。


 約1万5千点が略奪され、密売目的で外国に持ち出された。サダム・フセイン自身はその後も潜伏を続け、2003年12月にようやく捕捉された。2005年10月からイラク高等法院で裁判に付され、2006年12月に死刑判決で処刑された。


 しかし、主犯格と思われるオサマ・ビン・ラディンを捕捉することはできず、その組織とされるアルカーイダを壊滅することもできなかった。アフガニスタンのターリバーン政権は倒され、アメリカ軍の保護の下で新政権が成立した。


 それでも、なお旧ターリバーン系のゲリラによる反政府・反米活動は続き、アフガニスタン情勢はいまだに安定していない。一方、島村家では、2004年に、長男の島村秀一が早稲田高校を受験して合格。


 4月1日から電車とバスで40分かけ通い始めた。妹の博美は、中学2年になり兄の通った進学塾に入り勉強を続け進路をデザイン科から建築に変更した。その理由は、日本の昔の有名な建築物を見学しているうち建築の素晴らしさに目覚めたと父に打ち明けた。


 2001年9月4日にヤフー株1株182万円で島村夫妻が計4株買った。それが、2002年、4分割、2003年も4分割して64株ずつになった。2004年4月6日、8時過ぎに証券会社の担当者から140万円の気配値が出ていて売りと言われた。


 そこで、成り行き売りを指示した。9時過ぎ売れたと連絡が入った。その結果、島村夫妻の税引き後利益が7200万円となり島村夫妻の資産が17億円となった。


 兄の方は、早稲田大学商学部を目指すと宣言した。希望する本やCD、その他、受験に必要なものを買い与えパソコンも秀一には、ウインドウズ・パソコンを妹の博美には、アイマックを買い与え光ファイバー回線も借家に引き入れた。


それを利用して博美が、秀一にインターネットの使い方を習って活用し始めた。2004年11月からスカイプという電話の機能を持ったソフトに興味を持っているようだった。


 やがて2004年が終わり2005年を迎えた。この頃、長女、博美が早稲田実業に入りたいと言い、目標を決めたと話していた。2005年の4月の一斉テストで、早稲田実業の合格確立75%、もう一息という結果が出た。


 理科、数学の成績がいまいちだとわかり、島村善次が、理数科が得意だったので教えた。そして、問題集を解く事に重点を置くように指導した。今年の夏、エアコンを聞かせて秀一も博美も勉強をし、疲れると仮眠した。


 そういうペースで、勉強を継続していった。その後、2005年の10月の一斉テストで、早稲田実業の合格確立80%となり合格ラインに入ったと、博美は大喜びしていた。それでも問題集を解くことに重点を置いて勉強を継続。

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