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三姉妹

さて、倒すとは言ったもののまずは魔人を探す前にエリーを何とかしないとな。俺はセリヤに何かいい場所はないかと聞いてみる。


「なぁ。この辺りで休めそうなところはあるか?コイツは俺の相棒で預言者の【エリー】って言うんだがな。この街の人たちと同じようにやられちまって。どこかで休ませてやりたいんだ。」


「う~ん。宿屋とかはあるけどどこもみんな使えない状態だからウチに来たらいいよ!使ってない部屋があるからそこ使って!」


「いいのか?二人見るのは大変じゃないか?」


「大丈夫!みんな話しかけたりしなければうずくまってるだけだから!」


それは・・・大丈夫と言っていいのかは分からないが、ただまぁ世話するよりかは楽なのか。

聞けば食事とかそういうのも全くしなくなるらしい。そう考えると全員が恐慌状態になってから丸二日経っているし、そろそろ脱水症状やら飢えがやってきてもおかしくはない。急がないとな。


「じゃあセリヤの家に案内してくれるか?」


「うん!・・・あれ?私名乗ったっけ?」


「あぁ。【鑑定】というスキルがあってな。それで名前とステータスを見させてもらった。来たばっかりで警戒していてな。悪いな。」


「へー!勇者様って凄いんだね!」


子どもは無垢だな。大人だったら自分のステータスとか名前を見破られるとなると嫌な顔をしそうなもんだが。純粋にスキルを凄いと言ってくれる。


セリヤに案内されるまま彼女の家についた。

何の変哲もない一軒家だ。だが辺りの静寂さも相まって少しだけ奇妙に見えてしまう。


「ここだよ!中に入って!」


案内のまま中に入るとセリヤの両親がいた。二人ともうずくまっている。

こんな状態の両親を前に二日も過ごしていたのか。想像以上に苦しかっただろうな。


そしてセリヤに案内されるまま、一室にエリーを置かせてもらう。

エリーはうずくまったままだが暴れまわったりとかはしないみたいだし・・・大丈夫だよな?


「お姉ちゃんは私に任せて!お兄ちゃんはみんなを助けてあげて!」


8歳の女の子がこんなに苦しい状況でも任せてって言うんだ。信頼してやらなきゃな。


「あぁ。任せた。街のことは俺に任せておけ。」


「うん!頑張ってね!!」


セリヤに見送られて俺は外に出る。


さて、任せておけと言ったはいいものの、正直どこに行けば良いのかの見当もついていない。

気配察知にも何も引っかからないので困ったものだ。


しょうがないので俺は上空に飛び立つ。何か魔人あたりが居そうな場所はないだろうかと探すが全く分からない。


しょうがない。いつかのローラー作戦よろしく、虱潰しに探していこう。

何となく魔人は大きい建物にいるというイメージだ。戦いやすいのかそれとも好みなのかは分からんが大抵大きい建物にいた。だから今回もとりあえず大きい建物にいけば何かあるんじゃねぇかと思いまず一番大きい建物突入した。


だが俺の狙いは外れ、うずくまっている人が数人いるだけだった。

それならと思い教会や商店街や広場など色々な場所に飛んでいくがどれも外れ。

かれこれ一時間ほど探しているが足取り一つつかめない。


クソ。一体どこにいるんだ。もしかして何の変哲もない民家にいるとか。・・・魔人は何でもありだからな。土の中にいるとか?それとも井戸の中とか。・・・いや、流石にそれはないか。


急がないといけないという焦りは冷静さを奪っていく。こういう時に【王の間】があればなぁとつくづく思う。フィリップが言っていた「王の間は心を落ち着かせる場所」というのも本当だな。時間がない中で迫られると思考が変な方向に向かってしまう。


ここはいったん深呼吸をして落ち着こう。

息を思いっきり吸うと潮の香りが漂ってくる。そう言えば港町だったなここは。港か・・・。

そっちの方に行って見よう。何かあるかもしれない。


港の方に行くとたくさんの船と多くの建物が立っていた。

だがどこも荒らされた雰囲気はないし大きい建物もない。期待外れだったなと思ったが港から結構離れた場所に一つの建物が目についた。


・・・灯台か。一応行って見るか。

ダメ元で灯台に向かって行く。


すると何やら嫌な気持ちが芽生えてくる。

これはアレだ。この街の上空を飛んでいた時に感じた苦しさだ。

耐性が働いているのかあの時ほどじゃないが、それでも嫌な感じがする。


つまり、ここに何かが居るという事だろう。

他の場所に行ってなくて良かったよ。さて、ぶっ飛ばしに行こうかね。



灯台の中に入っていくとうずくまっている人が数人いた。

恐らくこの塔を守っていた人たちだろう。無事とは言い難いが命があって良かった。


これからこの場所で戦闘が起こるはずだ。巻き込まれると大変なのでこの人たちを時空魔法で広場に送っておく。うずくまって錯乱しているし大丈夫だろう。


さて、人がいなくなったので派手に暴れられそうだ。さっさと魔人を探しに行くが周りを見回しても何もいない。


上の方に居るのだろうか。階段を上るのは面倒だから飛んでいく。


一番上の階。灯りがともされている場所にソイツらはいた。

てっきり一人かと思っていたが三人もいた。オマケに美人だ。


「早かったじゃない勇者ちゃん。」

「遅かったじゃない勇者くん。」

「予想通りだな勇者よ。」


三者三様の言葉で俺を出迎えるコイツらが恐らく今回の出来事の犯人だろう。早速鑑定しておく。


――――――――――――――――――

名前:セイナ

妖艶大魔人

妖艶で狡猾な大魔人。あらゆる生物に絶望を与え、脅える姿に愉悦を覚えるサディスティック。狡猾さから他の魔人たちから恐れられている。魔王の側近として仕えている三姉妹の長女。


状態:正常

体力:50175

魔力:21849

筋力:45961

防御:24514

敏捷:47158

知力:30471



【共通スキル】格闘術Lv.MAX、剣術Lv.MAX、短剣術Lv.MAX、槍術Lv.MAX、

火魔法Lv.MAX、雷魔法Lv.MAX、強化魔法Lv.MAX


気配察知Lv.MAX、回避Lv.MAX、加速Lv.MAX、跳躍Lv.MAX、先読みLv.MAX、威圧Lv.MAX、フェイントLv.MAX、身のこなしLv.MAX、疾風Lv.MAX


【固有スキル】絶望、魅了、ドレイン、三位一体


絶望

あらゆる生物に絶望を刻む。込めた魔力量に応じて複数人に絶望を刻むことが可能。反対に絶望を取り除くことも可能。


魅了

対象者を魅了し、自分に忠実な僕とする。異性の方がより深く魅了することが出来る。


ドレイン

相手の体力を吸収する。


三位一体

三者間で心か血が通じ合っている場合に使用可能。全能力が上昇する。


――――――――――――――――――

名前:レイナ

優艶大魔人

優艶で異常な大魔人。あらゆる生物に失望を与え、罵倒の言葉に興奮を覚えるマゾヒズム。異常さから他の魔人たちから避けられている。魔王の側近として仕えている三姉妹の次女。


状態:正常

体力:60175

魔力:31849

筋力:27961

防御:46832

敏捷:21960

知力:37591



【共通スキル】格闘術Lv.MAX、剣術Lv.MAX、盾術Lv.MAX、柔術Lv.MAX

結界魔法Lv.MAX、支援魔法Lv.MAX


身のこなしLv.MAX、防衛Lv.MAX、危機察知Lv.MAX、隠密Lv.MAX、気配察知Lv.MAX、観察Lv.MAX、回避Lv.MAX、視力補正Lv.MAX、聴力補正Lv.MAX、暗視Lv.MAX、嗅覚補正Lv.MAX、看破Lv.MAX、足さばきLv.MAX、捨て身Lv.MAX、体幹Lv.MAX


【固有スキル】失望、全体防御、気配遮断、三位一体


失望

あらゆる生物に失望を刻む。込めた魔力量に応じて複数人に失望を刻むことが可能。反対に失望を取り除くことも可能。


全体防御

自身が対象と見なした全体の防御力が向上する。さらに自身が対象と見なしたものに対する攻撃を自身が代わりにダメージを受けることも可能。


気配遮断

気配を遮断し相手に完全に気づかれなくする。


三位一体

三者間で心か血が通じ合っている場合に使用可能。全能力が上昇する。


――――――――――――――――――

名前:アイナ

婀娜大魔人

婀娜で完璧主義な大魔人。あらゆる生物に渇望を与え、求めをあざ笑い一蹴するのが趣味。完璧主義なため他の魔人たちから敬遠されている。魔王の側近として仕えている三姉妹の三女。


状態:正常

体力:21041

魔力:85142

筋力:13111

防御:10567

敏捷:22814

知力:74813



【共通スキル】水魔法Lv.MAX、火魔法Lv.MAX、風魔法Lv.MAX、土魔法Lv.MAX、光魔法Lv.MAX

闇魔法Lv.MAX、無魔法Lv.MAX、回復魔法Lv.MAX

雷魔法Lv.MAX、氷魔法Lv.MAX、重力魔法Lv.MAX、召喚魔法Lv.MAX、音魔法Lv.MAX、時空魔法Lv.MAX

生活魔法Lv.MAX、付与魔法Lv.MAX、結界魔法Lv.MAX、支援魔法Lv.MAX、強化魔法Lv.MAX、精神魔法Lv.MAX


魔法操作Lv.MAX、魔力回復速度上昇Lv.MAX、溜め時間省略Lv.MAX


【固有スキル】渇望、全魔法適正、反魔、三位一体


渇望

あらゆる生物に渇望を刻む。込めた魔力量に応じて複数人に渇望を刻むことが可能。反対に渇望を取り除くことも可能。


全魔法適正

ほぼ全ての魔法への適性を持つ。


反魔

相手の魔法を跳ね返す。


三位一体

三者間で心か血が通じ合っている場合使用可能。全能力が上昇する。


―――――――――――――――――


コイツラがテツが言っていた三姉妹か・・・。三人とも滅茶苦茶強い。

だが俺もここまでにかなりレベルが上がっているから戦えないこともないのかもしれない。


―――――――――――――――――


名前:ハルヤ・セガワ

性別:男

年齢:23

職業:勇者

状態:正常

称号:異世界からの救世主

レベル:5035

体力 :98633

魔力 :104021

筋力 :63912

防御 :61123

敏捷 :64600

知力 :70312


スキル:

【共通スキル】

棒術Lv.5、格闘術Lv.MAX、剣術Lv.MAX、短剣術Lv.6、槍術Lv.8

水魔法Lv.MAX、火魔法Lv.MAX、風魔法Lv.MAX、土魔法Lv.MAX、光魔法Lv.MAX

闇魔法Lv.MAX、無魔法Lv.MAX、回復魔法Lv.MAX

雷魔法Lv.MAX、氷魔法Lv.MAX、重力魔法Lv.MAX、召喚魔法Lv.MAX、音魔法Lv.MAX、時空魔法Lv.MAX

生活魔法Lv.MAX、付与魔法Lv.MAX、結界魔法Lv.MAX、支援魔法Lv.MAX、強化魔法Lv.MAX

薬術Lv.MAX、錬金術Lv.MAX、


体力回復速度上昇Lv.MAX、魔法操作Lv.MAX、魔力回復速度上昇Lv.MAX、瞑想Lv,MAX、溜め時間省略Lv.MAX


投擲Lv.7、隠密Lv.MAX、忍び足Lv.MAX、気配察知Lv.MAX、観察Lv.MAX、回避Lv.MAX、視力補正Lv.MAX、聴力補正Lv.MAX、加速Lv.MAX、跳躍Lv.MAX、暗視Lv.MAX、嗅覚補正Lv.MAX、気配偽造Lv.MAX、マッピングLv.MAX、逃走Lv.MAX、サバイバルLv.MAX、看破Lv.MAX、目利きLv.MAX、足さばきLv.MAX、浮遊Lv.MAX、器用Lv.MAX、手加減Lv.MAX、保育Lv.MAX、教育Lv.MAX、マッサージLv.MAX、作法Lv.MAX、並列処理Lv.MAX、複合魔法Lv.MAX、多重詠唱Lv.MAX、照準Lv.MAX、催眠術Lv.MAX


勇気Lv.MAX


採取Lv.MAX、解体Lv.MAX、調理Lv.MAX、鍛冶Lv.MAX、大工Lv.MAX、裁縫Lv.MAX、家事Lv.MAX、筆記Lv.MAX、細工Lv.MAX、絵画Lv.MAX、農業Lv.MAX


【固有スキル】チートパック


―――――――――――――――――


だが奴らは見るからに危険なスキルに加えて、【三位一体】のスキルでステータスも底上げしているはずだ。下手したら格上と考えた方が良いのかもしれない。


「何をしているの勇者ちゃん?」

「それが噂の鑑定?勇者くん?」

「街中でそんなことを話すもんじゃないぞ勇者。」


・・・鑑定のことがバレているのか。つまりさっきセイラと話していたことが筒抜けになっていたということか。

クソ。迂闊だったな。まさかあそこでの話までバレていたとは。


「さぁ。この世に絶望しよう。キャハハ!」

「さぁ。この世に失望しよう。ククク!」

「さぁ。あの世を渇望しよう。ハハハ!」


愉快に話す三姉妹に冷や汗が流れてくる。

今までの奴らとは比べ物にならないほどの強者だ。本当なら逃げてしまいたい。


だがこっちはもう流されてここまで来ちまったんだ。

この街の状況を見て逃げる勇気もねぇ。残念ながら相手させてもらうよ。そして死んでもらうよ。この街のために。エリーのために。


アイツに膝つかせるのは俺の役目だ。奪うんじゃねぇよ。

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