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日常的ラジオ!!

作者: 夢月

日常的ラジオ!!最終回。

明るいDJと無口なアシスタントちゃんが送る最後の放送。

※続き物ではなく単発の短編です。

読了予測時間5分~

「さぁ~今回もやって参りました日常的ラジオのお時間でございますけれども!ッッッなんと!今回!!ッッッ!最終回!ということでねぇ~張り切っていきたいと思うんですけれども~」

「あー」

「はーい、その『あー』はどう言った感情から生まれたものなんですかねぇ。最終回なんだし喋っちゃっていいのよ?その喋らないのもういいんだよ?」

「……」

「たっはー!だんまりかぁ!貫くねぇ!ふぅー!まーいーや!」

「……」

「はい!コーナーの方に参りましょうか!今日は最終回ですからねぇ!番組構成を少し変えて、コーナーばっか頑張っちゃいますよぅ!歴代人気コーナー全部!やっちゃいます!(時間制限有り~)」

「おぉお」

「流石のアシスタントちゃんもここだけはリアクションちゃんとしてくれたわ。」

「……」

「うん。はーい。ではまずは第一のコーナー!『コーナーで(他局と)差をつけろ!』はい。このコーナーではですね、他局と差をつけていこうぜと言った感じの趣旨のコーナーでございます。皆さんから戴いた『こんなコーナーどう?』『こーゆーの見てみたい!』ってのを紹介していくコーナーです!そして試しにやってみて面白かったらコーナー化!ち・な・み・にですが、このコーナーから生まれたコーナーもきちんとあるんですよ~!」

「……」

「はい、一通目ぇ!『ラジオネーム・研究者X』さんから届いたお便りです。えー、この人すっごい送ってきてくれる方でね、先程言いましたコーナー化したのもこの人の発案からのもあったりするんです。

『アシスタントちゃんを笑わせたい!なのでリスナーの方からの面白エピソードを集めてアシスタントちゃんに採点してもらいたい~!』」

「……ぅ」

「だってよ。面白そうだねこれ。まあ今日で終わりだから募集できねぇんだけど、たっはっは!」

「ぅう…」

「まあ、変わりといっちゃぁなんですが、私の面白エピソードをば。

これまたいつものよーにゲームの話になるんですけどね?私のフレンドにriaちゃんって居るのね?いーっつもその子との話をさぁラジオでするじゃん?あんまりにも話しまくるからそのriaちゃんほぼレギュラーみたいなもんって一部で騒がれててさぁ。『これ私にも出演料とか出てもいいんじゃないの?!』ってriaちゃんに噛みつかれちゃってさぁ。ほんっと笑えるよねぇ。いっつもゲーム内でアイテムめっちゃ貢いでるのに、ねぇ?ちょっとくらいいーじゃんねぇ。」

「あー…」

「ぷふっ、えー、採点の方は『あー…』とのことで、わっかりずれぇったらありゃしないねほんと。百点かな?百点だね!はい、見事百点を得ることができました!」

「うあ…」

「え?なに?点数じゃなくて私の笑顔だろって?あっはっは!忘れてたわ!」

「……」

「はいー、続いてのコーナーは!こぉちらっ!デデン!ちょっと奥さん最近どーお?あらやだ!太ったの!アタシは痩せたわよ十キロぉ。『井戸端ラジオ!』」

「…」

「はい、このコーナーはですね、リスナーさんからのくだらない"最近の話題"ちょっとした趣味"等々、井戸端会議くらいの感覚で言えちゃう軽いことをバンバン紹介していくコーナーですよ~!」

「……」

「『ラジオネーム・空ノ夢』さんから戴きましたぁ。『最近夢を見るんです。』ほうほう、夢。『その夢ではすごく平和で誰も争っていない世界なんです。こんな世界あったら良いのになぁ。』」

「ぅう…」

「いやほんと、その通りだよねぇ。無駄ーに争いますからねぇ人間は。やーねほんと。いやしかし夢ねぇ、最近見ねぇなぁ。全く。夢を見れる環境なんてちょっと羨ましいですねぇ。」

「……」

「はい続いてのお便りです。『ラジオネーム・地球防衛軍少佐』さんから戴きましたこちらのお便り。『先日最終防衛ライン一歩手前まで進攻されました。そろそろこの基地もヤバイかもしれないです。』あらあら。前、最終防衛ラインだけは守りきるって言ってませんでした?えぇ、頑張っていただきたい所ではあるんですけれども無理をするのも良くないですからね。いっそのこと別の基地にさっさと移動しちゃうのも手かもしれませんねぇ。別の基地があればの話ですが。」

「……」

「はい、続いてのコーナーに参りましょう。一通とか二通くらいしかご紹介できないのが残念ですがなにぶん時間制限があるもので、」

「……」

「続きまして、あなたの知らない日本語を仕方ねぇから教えてやるぜ!『日本語でラジオ!!』」

「ぅぁー」

「はい、このコーナーはですね、リスナーさんが最近知ったおかしな日本語、初めて知った日本語を私にご教授戴ければというコーナーでございます。ということで、さっそくいってみよう!」

「………」

「『ラジオネーム・斜に構えた遮二無二』さんから戴きましたこちらのお便り。『最近知ったおかしな日本語は"安寧"です。』おう、おかしくないぜその日本語。もしかしたら安寧とは程遠い生活をしているのかもしれませんね。えぇ、遮二無二さんに安寧が訪れることを祈っています。」

「……」

「はい続いては『ラジオネーム・電球の探求者』さんから戴きましたこちら。『私が最近知った日本語は竹串フィラメントです。竹って炭にすると光らせることができるんですね。』ほうほう。あれだよね。エジソンだったかが日本の竹使って何かしたって言うお話だよね。多分。うん。知らんけど。」

「……ふんっ…」

「笑われちゃったわ。あっはは。はい!次のコーナーいってみましょう!『ひそひそラジオ』。」

「……」

「はい、このコーナーはですね…声を大にして言えないことを暴露しちゃおうってなコーナーです。えぇ、この前は窓ガラス割っちゃった~とか給食費盗んだ~とかだったかな。」

「……」

「うん違うね。そんなの無かったね。はーい。『ラジオネーム・あんぽんたんな晩餐会』さんから戴きました、こちら。『実はみんなで食べるごはんに毒を盛りました。』……衝撃的発言!!それもう犯罪だよ~。このご時世だからってそれは…、…あ!このご時世だからこそ、なのかな。その後がどうなったのか、どんな毒持ったのか気になるところではありますね…」

「……」

「続いてのお便りにいきたい!コーナーにいきたい!所ではあるんですが、時間制限がですね…」

「……」

「すっごい笑顔だねアシスタントちゃん。そいえば今日全然暴れないね。いつも椅子ガタガタ鳴らしてうるさいのに。」

「……」

「ははは。崩さないねぇ笑顔。そゆことか。君たちと、もう区別がつかないところまで進んじゃったってことなのか。」

「……」

「ははははは。駄目だなこれ。もう、すごく眠たい。」

「……」

「よくここまでやってきたよなぁ。ガンバったよなぁ。嫌だなぁ。ゾンビになんか………」

「……」

「ァ…それでは皆様ごきげんよう…良い……夢…を…」

「……」

────────────

お風呂に入ってるときに思い付いたので書いてみました。

ネタ被り絶対してるだろうなぁと思いつつもどうせそんなに見られねぇってことであげちゃう。

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