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私の猫、剥がさないでいただきたいです。  作者: 緑憐
第1章 猫の皮30枚
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第6話

「お嬢様~、おきれいでございます。」


「当然じゃない、リーン。」

「そうでしたそうでした。」

リーンは小さい頃から私付きの侍女。

リーン以外では私の自信満々(顔が)なんて所は見せません。

うふ.。だってわたくし、三十枚ぐらい猫かぶってますので。


ラージュには月に一回私の情報調査をしてもらっています。

ほら、猫をかぶっているつもりなのは本人だけで

赤の他人から見れば本性がバレバレ、なんて事があったら

たまったもんじゃない、ですから。

今のところは健気でバッチリ通ってますわ。(表だけ)



話は戻って、

今日はウィアドル様との初見なのです。

しっかり、健気で妖精のように美し~い。

婚約者、という印象をゲットしませんと。


「うふふふふふふふ.....。」


「あの、お嬢さま?その笑い方はちょっとぉ。」

「リーンの前だからでございますわ。

おーほほほほほほほーーーーーーーーー‼

 ウィアドル・オーラン公爵、わたくしに、ひざまずかせて見せますわ~‼」


「お嬢、さま。」


(どうか、その本性をウィアドル・オーラン公爵様に見せないで下さいませ。

たぶん、婚約どころか、幻滅されてしまいますので。

表では「健気」なミリレア様が実はこんななんです、なんて、知った人は、間違いなく気絶しますね。)


主人に対して、かなーり失礼なことを心の中で思ったリーンであった。



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