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私の猫、剥がさないでいただきたいです。  作者: 緑憐
第1章 猫の皮30枚
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第4話

「ミリレアに婚約者が決まったんだ。」


「まあ、そうなのですか..。」

ふ~ん。      

わたくしの隣に立って恥ずかしくない方なのでしょうね?


「その御方のお名前を伺っても?」


「ウィアドル・オーラン公爵だよ。

 騎士団の騎士団長をやってる。

 歳は18、だからミリレアの1歳年上だね。」


「そうですか・。」


騎士団長、、、。

名前だけは聞いたことがありましたけれど、

顔を見たことはありませんね......。


爵位や職業はわたくしの隣に立つ者として申し分なし。

知りたいのは、、、、、、、。

顔、ですかね。


わたくし美人ですから、それなりの人じゃ無いと、、、、。、。、。

普通よりちょっとよくないと、ねえ。


さすがに。不細工のなかの下の下の下、とかは。

お断りしたいですし。


ただそれはわたくし個人の意見であってドゥーンドール家としては

断れないですわ。


とにかく、まずは情報収集ですね。


「ミリレア、3日後にウィアドル様と初見ですから、。

 用事は、調整をしてね。」


「分かりましたわ、お母様。


 お父様、お母様、お兄様。

 これにて失礼いたします。」


ドアを静かに閉じる。

廊下に出たその瞬間から活動開始です。


「ラージュ、いるでしょ?」

『何でしょうか?ミリレア様。』

「さっきの話、聞いてたわね?」

『婚約の件、ですね。』

「ええそうよ。

 できるだけ早く、多く、ウィアドル・オーラン公爵の情報をちょうだい。」

『了解しました、ミリレアさま』

「よろしく。」


ラージュ..........。

彼女はわたくしの影。

この影はわたくしを殺さなきゃいけなかったのですけれど、

当時3歳のわたくしは寝相がそれはそれは悪くて・・・・・。

運悪く鼻をスーパーキックしてしまったのよ、、、、、、、。


お詫びに(ラージュ)を、(ラージュ)のご主人から引き取ったのです。

ちなみに元ラージュのご主人はわたくしに罪を暴かれて

レッツゴー牢屋、となりました。



何故か、寝ながらのスーパーキックでラージュに尊敬&忠誠、を

してもらったわけですが。


ラージュにはお世話になりっぱなしですね・.。

この婚約者騒動がおさまりましたら、


1週間旅行でも手配して、ラージュに行ってきてもらいましょう。

休まないと、いくら影でも体、壊しますのでね。





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