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戻ってきたキオリ

 目の前に広がっていたのは、草木が生い茂る森林であった。

 突然の空間転移魔法で、ほぼ強制的に連れてこられた俺は、とりあえず、この草木が生い茂る森林から抜け出すことになった。

「ここは、どこなんだ……?」

 全く見覚えのない森林に、俺は首を傾げながら腕を使って背丈まで伸びきった草をかき分けながら見渡せる場所を探した。

 そこから約十分弱だろうか。見渡せる広さがある場所へとようやく出てこれた。そして、目の前に広がるのは、古びた洋館。この洋館には見覚えがあった。

「嘘だろ……ここって」

 古びた洋館の扉が開きかけたを見た俺は咄嗟に近くにあった物陰に隠れながら様子を伺った、洋館から人が出てきた。俺とスズカとカズキとドロシーとアルデバランさんとイザールさんだ。何かを話しながら外へ出ている。

「嘘だろ……」

 二度目の呟きをする。俺がスズカたちと一緒に洋館の外を出たのは、俺が魔界に行く二日前の話だ。

 どうやらここは、久しぶりに戻ってきた“この世界”のようだ。

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