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ソイツ
どうやら俺だけしか見えないらしいソイツは、嬉しそうにはしゃいだのだが、俺にとっては二度目の光景である。
「君のような特殊な人は今までに見たことがないよッ! すごいなァ!」
キラキラとした瞳を俺に向けながら空を自由に飛ぶように俺の周りを回りながらソイツは、興奮冷めやらぬ様子で
「ボクみたいに浮遊している子は沢山いるんだよ。でも、誰も視えないから彷徨ッているんだ。それは、分かるだろう?」
いや、分かる分けないだろ。お前で二度目だぞこっちは。
どうやら俺だけしか見えないらしいソイツは、嬉しそうにはしゃいだのだが、俺にとっては二度目の光景である。
「君のような特殊な人は今までに見たことがないよッ! すごいなァ!」
キラキラとした瞳を俺に向けながら空を自由に飛ぶように俺の周りを回りながらソイツは、興奮冷めやらぬ様子で
「ボクみたいに浮遊している子は沢山いるんだよ。でも、誰も視えないから彷徨ッているんだ。それは、分かるだろう?」
いや、分かる分けないだろ。お前で二度目だぞこっちは。
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