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まずは中間地点まで行く道中

RPGあるある。やけに詳しい人。


Q:自称勇者御一行は結局誰なのか

A:その異世界に元々いた義賊。家庭環境や人間関係に問題があり、荒くれ者の集い。平和組のいる世界を舞台にした本を読んでいない為、日本語は喋れない。


Q:あのオレンジ色の盗賊たちは、また出てくるの?

A:出ます。盗賊と言ってもあくまで自称で名乗っているだけなので何をしているか分かりませんが、道中の際には必ずである謎のキャラクターてきポジが彼らです。


10月29日修正

後書きの[を【に修正。

 意思を持っているのではないかと思うぐらいに不思議な円形のようなものが現れたかと思ったら、瞬きを1回したら、古臭いおんぼろのこじんまりとした家にいた。訳が分からない。それだけでも混乱するだけだったのに、無精ひげを生やし顔が見えないぐらい髪が床に付くぐらい伸びて、そいつの周りには、嫌な体臭がその家に充満していて、ドラゴンのような男は状況に困惑しながらも、男には意味不明な言語を話していた。

 そいつは気持ち悪い笑みを浮かべたあと、同じように来ていたやつらの言葉と分かるような言語で

「まさか…………成功するとはねぇ~~~?」

 にちゃぁという気持ち悪い音を立てながらソイツはそう言って女たちに召喚した理由はノリと勢いだと説明した。

「ふざけるなよ!!」

 女はそう叫んだ。

「僕たちを元の世界に戻せよッ!!」

 女のその言葉にソイツは、まるでどうでもいいような言葉のくせに煽るように

「あ、そう。んじゃ、帰れば? 帰れるならねぇ~~~?」

 やたら語尾を伸ばす男に俺は、怒りを感じて他の奴らの静止を訊かず、勢いのままその家から出て行った。



 ソフィさんも新たに加わった俺たちは、俺たちが倒せるであろう魔王がいる北の方面へと向かっていた。その間、北の方面へと向かっていたジャスさん達とイリルさん達と途中で合流地点に休憩所があるらしいので、まずはそこを目指すことにした。

 ソフィさん達が止める前に出て行った人物は男性であると答えた。彼の言葉は一瞬であったため、に何を言ったのか分からないが、ソフィさん達を召喚した人物の言葉が言うには、帰るなら勝手に帰ってどうぞという感じで、どうでもいいように、尚且つ煽りつつそう言ったらしい。

「うわぁ…………」

 平和組とラーシュは引いた。

 その人は、召喚した人物に抗議をして煽られたのだという事実だ。

「幸いなのが、俺たちを召喚したソイツは、平和組の言語を知らないということだよ。もちろん出て行った彼も平和組の言語は」

 と言ったところで、ソフィさんの足取りは止まって勢いよく振り返り返った。先頭で歩きたいという要望で前に歩きながら説明したソフィさんが勢いよく振り返ったので、俺たちも振り返れば、ロボットがいた。


 ロボットと言っても、2m級の大型ロボットではなく、7頭身前後でヒューマノイド系のアンドロイドのロボットだ。真っ黒の光沢のある少しくせ毛の髪のパーツと眉麿。濃い橙の瞳それを除けば普通の人間変わらない

「へ!? ロボット!?」

 スズカの言葉にそのロボットは一瞬で、スズカの所に近づいてから

「可愛い!!」

 そうい言ったのだ。

 日本語喋っておりますが? どういうことです?


 欠落品というのが、世の中には数多く存在する。

 それは、ロボットが造られた世界にも当然あり、ドロシーと名付けられた彼女は、顔が機械で造られたもので首から下は人工的に造られた人間よりのヒューマノイド系アンドロイド。となっている。そして問題はさらに、ソフィさんが男だと表現した理由は、首から下が男性の体格だったからだ。心は女性で名前も女性なのは、元々は女性として造られる予定が何らかの影響で首から下が男性体格になって、不良品、欠落品として扱われていた。アンドロイドは、両親という存在が居なく、手違いにより男性のいる部屋に配属されて男の様に振舞っていたのだ。ドロシーは、スズカがさっき言った言葉で、日本語という言語を習得して言葉として発したと、のちに説明を受けた。

「自称勇者御一行? 私とは関係ないよ」

 しかも、自称勇者御一行とは全くの無関係だった。ドロシーさんが飛び出た日と自称勇者御一行が現れた日が偶々一致しただけということだ。

 取り越し苦労ってこれを言うのか? そう思ってしまったのである。


「イリルっていうハーフエルフの子と逢ったわ。この世界について懇切丁寧に説明してくれたの。それで、貴方たちに会いに来たの。貴方たちにのいた世界は、私のいる世界と似ていたから。それに元の世界に帰れる可能性があるってだけで安心したわ。お互い頑張りましょうね」

ドロシーさんはそう言ってからソフィさんを見てから

「あの時のドラゴンさん。お名前を教えてくれる?」

そう言った。

「いいとも。俺はラーガルフリョゥツオルムル・トルムリン・ワーム。愛称はソフィだ。長ったらしいからソフィでいいぞ」

「ソフィ。ですね。覚えました。私も自己紹介を。カジワWST社製、型番二〇〇一三体戦闘家事代行アンドロイド、ドロシーと言いますよろしくお願いしますね」

 一応言っておく、ドロシーさんは、スズカを抱きしめたままそう言っている。

 見えない分聞こえがいいが、見える分、残念さが増す。口には絶対にしないが。カズキもラーシュもそう思ったのか、黙ったままだ。慈愛に満ちた目はしていたがな。多分俺もしているかもしれない。


 ドロシーさんと別れてから再び、俺たちは北へと歩き出した。

 最後までスズカを離すことは無かったが、どうにか説得して、解放させた後、残念そうにスズカの方を見てから去って行く後姿は、最初に会った時より寂しそうに思えた。1時間も経っていないのに2週間ぐらい一緒にいた感覚があるのは不思議だ。

 北に行くたびにモンスターとの戦闘経験を積んでく。ソフィさんが言うには、北の方面は西より少し強いらしい。俺とカズキとスズカは気を引き締めて高原へと進んだ。


 高原から段々と砂浜にへと変わっていく。西の街で銀貨3枚で買った布をスズカとラーシュ、カズキ、ソフィさんへと渡してから銅貨10枚で買ったゴーグルをついでに渡してそれを装着した。見た感じ不審者のような感じだが、砂漠を抜けるためだと思って進むことにする。進行方向に風が来るので砂が舞って口の中に入ったりしたら困るからな。

「げぇ…………。砂が口にハイッタ」

「あー。ラーシュ。水を口に含んでからうがいをしときな」

「んー? ウガイ? 朝の時にぐじゅぐじゅしていたヤツ?」

「そうそう。そのぐじゅぐじゅ。そのあとぺって出すんだぞ」

「ハーイ」

 世話焼きにスイッチが入ったカズキはラーシュを甲斐甲斐しく世話をしつつ、休息をとっていた。

「メンカリナンの親父さんが言うには、中間地点の休憩所は地元住民でも3日は掛かるらしい。そこで、備品を整えてから北に向かうのにさらに3日だ。6日間は砂場生活だ」

 地図を見つつ片手にメモを持ったソフィさんは、地図が破れないように注意しつつ指で進路を確認するようになぞってからそう言った。

「西の街より結構かかりそうだな………」

「西の街に着いたのは4日も掛かったからね。途中でギャップが激しいモンスターばっかりだったけど、あれはいい経験だよね。…………今もなれないけど」

「あれは、俺も慣れない」

 俺、スズカ、カズキの順で思い出を語らいつつ、休憩もそこそこにして再び北の方面へと歩いた。


 暫く開いていると、西の街に行く途中に出会ったオレンジ色のバンダナをした盗賊の男たちと出会った。

「おぉ!? 平和組にラーシュとドラゴンさんもいるのか! また会ったな!」

「あ、4日前の。しばらくぶりです」

「おう! 西の街の問題を解決したって聞いたぜ。流石だなぁ!」

 彼は笑いながら背中をバシバシと叩く。

「それで、どこに向かうんだ?」

「北の街へ行こうかと」

「ああ、北の街か。通りでその格好しているわけだ」

 彼は腕を組んでから首を縦に動かす。

「貴方たちは、どうしてここに?」

 カズキは尋ねると

「俺たちは、その北の街へ届けに行った帰りだ。王宮に戻ったらやることがあるからな」

 眩しい笑顔でそう答えた。

「中間地点に向かっているなら、少し脆くなっている部分があるから、注意しろよ」

 そう言ってから、オレンジ色のバンダナをした盗賊たちと別れた。


【ロボット】

大型ロボットとか、戦隊ものである合体系のロボットではなく、人工的に造られたヒューマノイド系のアンドロイドと機械のみで構成されたアンドロイドの二種類がある。

ドロシーの場合、首から上が機械のみで構成されて首から下が人工で造られたヒューマノイドアンドロイドとなっている。本来はそのようにはならない。


【ドロシー】

首から上が機械のみで構成されて、首から下が男型ヒューマノイド。どいうわけかそれらがくっついてドロシーという名前と女性の人格構成機械を埋め込まれた。

体格の手違いにより男しかいないところに組み分けされて以降、男として振舞っていて不良品、欠落品と呼ばれて部屋にこもっていた時に異世界アトランダム召喚術式(仮)によって強制召喚されて、あまりにもの理不尽さで荒れて出て行った。


【カジワWST社製、型番二〇〇一三体戦闘家事代行アンドロイド】

カジワWTS社という社名の、アンドロイド全般に着けられる番号二〇〇一三体目で、戦闘と家事を代行するアンドロイド。戦闘は男性、家事は女性に割り振られるが、ドロシーは両方可能として両立されている。

カジワWST社の正式名称はカジワWorld Sol Technologyの略称


【ラーガルフリョゥツオルムル・トルムリン・ワーム】

ラーガルフリョゥトルムリン。別名ラーガルフリョゥト・ワーム

アイスランドのエイイルススタジルのラーガルフリョト(湖又は川)に存在するとされる伝説の怪物。

あとはウィキペディアさんで調べてくれ。

名前は、それらをくっつけたものだ。



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