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西の街のモンスター討伐当日

今まで、戦闘シーンは省いていたのですが、今回はちゃんと描写します。ちゃんと伝わるか心配です。

呪文の演唱? は、『』にします。


10月5日修正

後書きを[から【に修正。

後書きの文章が少し、変だったので修正。

 真空パックのような空気を一切いれずにする野菜の気持ちを俺は今知った。今の、俺の状況がそれだからだ。一応念のためにと持っていたサーベルは、今手元を離れて、スズカの足元に落ちていた。

 息が苦しくなる。何とか呼吸をしようと口を開いたのだが、海水を誤って飲み込んでしまい、余計に呼吸をしづらくさせた。

 ああ、それに視界がだんだんぼやけて来た。カズキたちが何かを言っているが、意識が遠のいてあまり聞き取れない。やばいな…………このままで死んでしまうのか?

 


 28時間前

 夕食を食べ終えて、メンカリナンさんに作戦の内容を言えば、メンカリナンさんは驚愕した顔を浮かべた。

「その方法でやるってのかい? 確かにその作戦なら、何とかなるんだろうが…………油断はしないほうがいいぞ」

 と空になった皿をキッチンに持っていきながらそう言った。

「そうならない為に、明日の昼間に砂浜を見るんですよ。俺たちもこの作戦がうまく行くとは限りませんし、もし万が一のことがあったら、その場で考えます」

「そんなに思い浮かぶものなのか?」

 顔に傷のある男は怪訝そうな顔でカズキを見た。カズキは右手人差し指で何故か反対側の頬を掻いていた。後で聞いたが、カズキ本人がそうなのかと驚いていたぐらいなので無自覚の癖であるということが分かったのだが、今の俺とスズカとラーシュは、不思議そうにはするが顔には出さなかったと思う。だって、自分の顔って鏡がないと見えないし。


 20時間前

 翌日の朝食の際に、俺たちは、メンカリナンさんに一度戦った際に、出て来たモンスターの数と訊くことにした。討伐を決意したその日に訊けば良かったのだが、その日は、それが思いつかばなかったのが残念でならない。ので、今尋ねた。

「一番大きいのが、甲羅系モンスターの貝だ。俺を丸のみ出来るぐらい大きい。さらに素早いときた。しかも、そいつは他のモンスターのリーダー格のようで、そいつが撤退すれば、他のモンスターも撤退する。デカいからなァ」

 貝のようなモンスターがデカいらしい。…………ダジャレじゃないぞ。

「他は、人食い花とか、コカトリスのようなモンスターだな」

 コカトリスのようなモンスターとは…………。鶏みたいな大きいモンスターはいたが、あれがコカトリスのようなモンスター…………なのか? ようなって言っているからな…………。

「数も多くて、見た感じで20体以上。数の暴力ってああいうんだなって思ったな。火の魔法で扱うなら十分に気をつけろよ。コカトリスのようなモンスターは、魔法を使う奴を優先して狙ってくるからな」

 強化していて、コカトリスのようなモンスターは魔法を使う奴を優先して狙ってくるという厄介さが一つ生まれた。作戦指示を任せているカズキとスズカは、その話を聞いて作戦内容を変えつつ調整することにした。


 15時間前

 この世界には、時計という概念はないらしい。いや、時計というもの事態はあったのだが、この時代の5300年前にトントン族と呼ばれる正体不明の種族が時計を売っていたのだが、突然消息不明になり、それ以降時計が作られることも飾られることもなった。

 というのをスズカが、時間を確認した際に、メンカリナンさんの祖先が残した日記に書かれていあることを教えてくれた。偉く長持ちのする日記だと思っていたら、どうやら修復という界隈をしている小人がいるらしくその人達に頼んでいるらしくいつまでも新品な状態を保てるとか。それはそれですごいな。


 14時間前

 砂浜に赴いた俺たちは、メンカリナンさんがモンスターが現れたのは、良く魚が取れる俺たちが初めてメンカリナンさんと逢ったあの場所だった。

「そこから、白いベンチまでぐらいは埋まっていたな」

「多いですね」

「多いから困っているんだよな。軍人兵が完成するのは明日か明後日ぐらいだからなァ…………」

 軍人兵の注文は既に終わっているらしい妖魔さんお疲れ様です。と心の中で呟いておこう。

 顔も知らない妖魔さんにお礼を心の中で呟いてから

「大漁祭っていつあるんです?」

「ん? 今年は確か、5日後だな。街の連中もその日を楽しみにしていたんだ。どうにかして大漁祭に間に合わせないといけないなァ」

 プレッシャーのようなのを感じる。


 10時間前

 あれから、あーでもないこーでもない作戦を立てては、取り消しての繰り返しをして何とか形になった作戦を実行するが決まった。ただし、火を使う魔法は俺とラーシュの2人だけな為、メンカリナンさんに魔法が使えたりできる人物はいるかと尋ねたところ、答えは、いいえだった。

「薪に火をつけてそいつを敵に投げるってんなら人数は用意するが…………」

 ということだったので、それでお願いした。


 1時間前

 夕食を食べ終えてから、俺たち平和組とラーシュとメンカリナンさんが呼んでくれた地元住民10人以上を連れて砂浜に降り立った。

 既にモンスターは現れており、その数20体以上。最初の目標は魔法を使う奴らから狙うコカトリスのようなモンスターから先だ。俺は杖を手に取る。

「コカトリスのようなモンスターから先に討伐します。そこから徐々に数を減らして最終的には貝のモンスターのを討伐して勝利です!」

 スズカの言葉をメンカリナンさんが地元住民に通訳して気合の入った掛け声が入る。異世界語でも掛け声がこれだなって分かるのが不思議な感覚なのだが。

 最初にラーシュがコカトリスのようなモンスターに火をつける。それに気づいたコカトリスのようなモンスターがこちらに勢いよく向かってくる。その間に薪で火をつけていた地元住民が一斉にコカトリスのようなモンスターにそれを投げつける。そのうちの一つが当たりコカトリスのようなモンスターは悲鳴のような鳴き声をあげた。

 その隙を逃がさず、俺とラーシュは火の魔法をコカトリスのようなモンスターにぶつければ、コカトリスのようなモンスターはさらに悲鳴を大きくあげて消滅した。

 コカトリスのようなモンスターを討伐出来た。

 そのまま順調にモンスターを燃やしは消滅しての繰り返しを半数以上減らしたところで、

「キオリ君! 後ろ!」

 スズカが焦ったような声で後ろを振り返れば、貝が開いていた。こうパカッっと。そして舌のようなものが俺に向かって攻撃していた。

 反射的に動いたのか、それともテトさんによる襲撃訓練が役に立ったのか不明だが、念のためにと持っていたサーベルを鞘ごと持って反射的に盾代わりにした。

 金属と金属同士がぶつかった音が響いたと思うと同時に、気づいたら、俺は空中に浮いていた。

 舌の力で宙に浮かせたようだ。その衝撃なのかサーベルに手を放してしまい、杖を取り出そうにも、先ほどの衝撃でどっかに飛んでいったらしくそのまま地面に落下する前に貝にパックリと食べられた。


 今

 真空パックのような空気を一切いれずにする野菜の気持ちを俺は今知った。今の、俺の状況がそれだからだ。一応念のためにと持っていたサーベルは、今手元を離れて、スズカの足元に落ちていた。

 息が苦しくなる。何とか呼吸をしようと口を開いたのだが、海水を誤って飲み込んでしまい、余計に呼吸をしづらくさせた。

 ああ、それに視界がだんだんぼやけて来た。カズキたちが何かを言っているが、意識が遠のいてあまり聞き取れない。やばいな…………このままで死んでしまうのか?

 そう思っている時に、誰かが喋っている声が聞こえた。

 その声がだんだんと近づいていて、無理矢理、貝の上と下の部分を持ちぐいっと持ち上げた。そのおかげで息が吸えた。

「っげぇっほ。っごは。…………はぁっ…………はぁっ…………はぁっ…………はぁっ!」

「ほらほら! そこの少年! 少年? 少年だな! 今のうちに脱出しな!!」

 呼吸が少し乱れたが、何とか息を整えて、その人に言われた通りに離れたと同時に、後ろの強い衝撃で思わず反射的に振り返ると、貝の上の部分が凹んでいた。

「この杖、少年のだろう? ほらよ」

 と言われてポイっと投げ出すように渡されたのは、確かに俺の杖だ。

「少年! 魔法の素質はあるね! 少年が投げ飛ばされたときに飛んでいたこの紙なんか使えるものばかりじゃないか!」 

彼は俺の背中をバシバシと強く叩いたのち

「俺に合わせて火の魔法を放つぞ!!」

 そう言われたと同時に、彼は、俺が昨日の夜中に書いた術式を貝の所に合わせて

『術式展開、火を呼び起こす玉を今そこに顕現せよ』

「行くぜ少年!!」

「は、はい!」

「ファイヤーボール!!」

 空中に突然現れた火の玉。つまりファイヤーボールなのだが、それが貝に直撃して、それらが消えると同時に貝も消滅していた。

 その瞬間歓声が広がった。周りをみれば、地域住民の他に様子を見に来た住民もいて喜びに満ち溢れていた。俺たちの勝利の瞬間である


【コカトリスのようなモンスター】

コカトリスという鶏をより二回り以上大きいモンスターがいるのだが、コカトリスのようなモンスターは、見た目はコカトリスに似ているが攻撃方法が全く異なるモンスターで。正式な名前は不明とされている。コカトリスは鳴き声と体当たりをするのだが、コカトリスのようなモンスターは体当たりだけである。見た目は七面鳥だが、コカトリスのようなモンスターと言われている。

魔王が住んでいたモンスターの軍勢と思われている。


【時計】

この異世界の5300年前に時計やらを経営していたトントン族と呼ばれる謎の種族が、時間を知っており時計を販売していたのだが、突然消息不明になったということになっている。


【トントン族】

この異世界に存在する種族で、平均が5頭身半ぐらいの大きさ。大体20,000人程度

トントン族というのは、正式名称ではなく、時計を作る際に、叩く音ではなく、口でトントンと言っていることからトントン族と呼ばれている。

毛皮一枚で薄緑色の肌をして、鼻が長い。鼻が長いほど、偉いという地位になっている。

5200年前に起きたある出来事を切っ掛けに時計造りをしなくなり、人間との接触を断った。

この異世界での長寿。全員が100000歳以上。

平和組が暮らしている世界の本の大ファン。


【小人】

掌サイズではなく、2頭身半前後の小人。人一人抱えることが出来る大きさ。年齢は、この異世界で平均で2300歳前後

修復力に長けており、修復の速さは依頼してから翌日には、奇麗な状態で元に戻っている。

日記の修復の他に、ぬいぐるみとか家の修理とかを一晩で終わらせることが出来る為、異世界住民には切っても切れない関係性。

その代わりに、代金として金貨20枚とその街の名産品を渡すことになっている。

平和組がいる世界の舞台となっている小説を書いた張本人でもある。

逢ったら多分、歓喜する。


【貝】

名称不明。大体2m前後の大きさ。リーダー格とメンカリナンは思っているが間違ってはいない。

紫色の貝で舌というなの身が出ている。

本来は掌サイズより少し大きい貝なのだが、魔王登場による謎の瘴気に充てられたことによってモンスターと化してしまう。食用。


【ファイヤーボール】

RPGではおなじみの火の玉。キオリは彼に合わせろと言われて適当に言った言葉だったけど、偶然にもあいました。

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