6. 出会い.1
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「はぁ...はぁ...」
僕は息を切らしながら全力で走っていた、
後ろから誰かが鎖?を持ちながら追ってきていたからだ、
「ちっ...止まれ!」
と、誰かが叫んでいるが、止まらない、
捕まったら何されるか分からないのに、止まれと言われて止まる人はまず居ない、
「っ!...このっ!」
誰かが手に持っていた鎖らしきものを投げてきた、
だが、ここは森の中だ、
木々が鎖らしきものを防いでくれる、
たまに飛んで来るそれをサッとかわしながら、
だんだんとスピードを上げていった、
「ん!?その先は...危ない!戻れ!そしておとなしく捕まれ!」
又、鎖らしきものを投げてきた、
僕がそれを避けた次の瞬間、
僕の体が宙に浮いた、
「!!??」
突然の事で、僕は声が出なかった、
そう、その先には、
足場が無い崖だったのだ、
そして、僕は真っ逆さまに落ちていった、
ガッッシャァァァン!
と、もの凄い音がして、僕は目を覚ました、
「あわわ、こ、こんな大きな音たてたらあの子が起きちゃう...」
声のした方を見ると、
お手伝いさんの用な格好をした女の人がいた、
そして、女の人が、先程落としたのだろう、
お皿の破片を集めていた、
そしてふと、目が会った、
「あ、あら...起こしちゃった...大丈夫?」
女の人は青色の目で僕の顔色を除きこんできた、
僕はダラダラと冷や汗が止まりませんでした、
僕はコミ力無いんデスヨー
いきなりそんなに近付かないでください、
怖いです、
すると女の人は、分かったのか、
僕から離れて、
「ちょっと待っててね」
とだけ言い
キッチンらしき所で料理を始めた、
女の人の薄い茶色い髪の毛が動く度々にゆらゆらと揺れていた、
「はい、食べてね!」
ドンッ!
という音がして、
目の前を見ると、
とても表現出来ないような色をした物が出てきた、
これは本当に食べ物...?食べても大丈夫...?
さすがに聞くのは失礼かと思ったが、
仕方無くその女の人に聞いてみた、
「...これ...な...に?」
すると女の人は ドャッ! と、聞こえてきそうな位のドヤ顔をし、
「食べ物!!」
と、結構ある胸を張って自信満々そうに答えてくれた、
そ...そう言うことを聞いてるのでは無いんですが...
それにしても...なんでしょうかこれ?...スプーンを入れて交ぜたらスプーンの色が変わったんですが...
これ...食べれるんでしょうか...
いや、無理でしょうこれ...
僕がそんなこと考えていると、
女の人が悲しそうな顔をしてこちらを見てきた、
..................
仕方無く僕はこの謎の食べ物を食べようとしていると、
ズゴッ!
という謎の音がして、謎の食べ物が入っていた鍋の底が抜け落ちた
...た...食べなくて良かった...
「ところで、あなた、名前は?」
女の人が、突然聞いてきた、
急だったため、僕は固まってしまいました、
急に話かけないでください...
危険です、と思いながら、
「ひ...し、シャル...シャル...と言い...ます」
と、答えた、
「シャルちゃんねぇー...私はセイラ......セイラよ、ヨロシクね!シャルちゃん!」
セイラさんはそう言うとにっこり笑った、
背中辺りまでの長い髪の毛がそよ風にふかれていた、