5. 逃げましょう ここではない何処かに
第6話です
ブックマークすごく増えててびっくりしました
本当にありがとうございます!
うっすらとした意識の中、声が聞こえた、
男性二人の声だ、何か話し合いをしているらしい、
「...こうなったのは俺の責任だ...すまないシャル...」
この声はきっとカルトさんだろう、謝る必要なんて無いのに...
「でもいずれしなくちゃならなくなる、早めに解って良かった、と考えたらどうだ?」
こっちはヘリックさんかな?...
「あの時のシャルの顔は世界の終わりを見たかのような表情だった...あんな顔、もうさせちゃいけない」
僕...そんな顔してたんだ...
「俺ら死神の仕事はなんだ?悪事を働いてしまった魂を神にかえすこと、だろ?あの子には申し訳ないが、やってもらうしかない、死神の数は減ってきているんだ」
「...そう...だな...」
......
「にしても、シャルちゃんの <魂時操作> おかしくない?Lv1で消し飛ばしたんでしょ?フツー気絶させるぐらいの威力しかないのに...スッゲェなぁ!」
何か急に声のトーン変わったんですが!?
「確かに...謎だな」
「考えても仕方ない、シャルちゃん起きたらご飯あげたら?」
ガチャン と扉の閉まる音がした、
どうやらヘリックさんが出ていったみたいだ、そう考えていると、
次の瞬間何か冷たい物が僕のおでこの上に乗り思わず「ひやっ!」と、声をあげて跳ね起きた、
「あ...」
隣を見るとカルトさんが水びたしでボチョボチョになった服を着ていた、
正直に言うと、飛び起きた時、頭にのっていた冷や水の入った袋が、カルトさんにかかったみたいだった、
「シャル...その~なんだ~…すまないな」
「...大...丈夫...こちらこそ...すみま...せん」
僕達は今、家でご飯を食べていた、
パスタみたいな食べ物で、バターと塩を一緒に混ぜた物らしい、
因みにカルトお手製だ、
「美味...しい」
「ならよかった」
食器の片付け等をし、
僕はカルトさんにある事を打ち明けた、
*ここからカルトさん視点
俺とシャルは村はずれの森の前で話をしていた、
「...本当に?いいの...?」
シャルが信じられない、みたいな顔をした、
「ああ、今なら大丈夫だ、行け」
と、俺は少し強く言った、何で強く言ったのかは良くわからない、
だが、シャルは、
「カルトさん...ありがと」
と、俺に言い、微笑みかけてきた、
相変わらずの目は死んでるのに、
とても暖かい笑顔で、
「死神が死神の村から逃げると称号<はぐれ者の死神>というものが手に入るこれは<闇無効>と<隠密>というのは二つのスキルを習得できるかなり役に立つからな、それと歯磨きは毎日してちゃんと風呂入って、それから」
「あの~?」
あ、しまった…つい熱くなってしまった、
「もし、嫌になったら戻ってこいよー」
俺はシャルに手を降った、
シャルは何度か此方を振り返り森の中に消えていった、
「...前見て歩けよ...」
俺は少しヒヤヒヤしながら見送った、
そして、俺はさっきシャルが行っていた言葉を思い出していた、
[カルトさん...人殺しなんて...したくない...嫌...皆平和に...暮らせる道...ある...その為にここ...出ていく、カルトさん...逃げて...いい?殺しをしないでいい方法...探す]
あの時のシャルの目は本気だった...
死んでる目なのに光があった、
そして昔の...今はいないが...[アイツ]と姿が重なってしまった、
「これでいい、此がシャルにとって一番いい選択の筈だ」
俺は来た道、家への道を戻ろうと振り向くと、
「何勝手な事してるんだ...カルト?」
見た目は俺と同じ年に見えるかもしれない、
だが、スキル<不老>により年をとらないこの村の長、
そう...
「ヘリック...」
が立っていた、
「お前...シャルちゃんを何処にやった?」
ヘリックが冷めた目をしながら聞いてくる、
「シャルは旅に出たそれだけだ」
俺はそう言うとヘリックの横を通り抜け家に帰ろうとした、が、
「まぁ今俺の秘書ツル君が向かっているケドね~」
「なんだと!?」
まさか最初から知っていた...?
「そろそろ捕まってるんじゃない?」
クソッ!してやられた!
「何だと...待ってろ!シャル!」
俺は何も考えずにシャルが入っていった森の中に突っ込んでいった、
もしかしたらしばらく投稿出来ないかもしれません
すみません