4. お仕事実戦
遅れてしまいました非常に申し訳こざいませんでした...
「大丈夫か?」
カルトさんが心配そうに僕の顔を覗いてきた、
スキルを見て落ち込んでいただけなので、無駄な心配をかけないように僕は、
「大丈夫…です」
とだけ伝えて、
「それより...行きま...しょう」
と言った、
カルトさんは困った顔をし、
「あまり無茶はするなよ...それと、気を付けろよ...」
「?...分かり...ました...」
僕達は町の周辺を歩いていた、
カルトさん言うに町の中は僕を連れて歩けないらしい、
理由は分かりませんが...
にしても...やっぱり夜みたいに暗いですね...お化けでも出てきそう...
と、思っていると、
「ガギイイイツツツン」
と、金属と金属がぶつかる音に驚き僕は飛び退いた、
金属同士がぶつかって出来た火花、
僕の前の方、
正確にいうと少し斜めだが、
片方の目に傷がついた男性がカルトさんと鎌と剣で競り合いをしていた、
因みにカルトさんは片手で鎌をもっていた、
いや、腕の力強すぎ...
「死神サンよぉ...子供連れてくるとは、随分とナメられたもんだなぁ!」
片方の目に傷がついた男性が目を血走らせながらいった、
「当たり前だろ、お前ら全員で来ようが勝てるんだから」
そう言うとカルトさんは鎌で剣を押し返した、
いや...筋力...
「そうなめてると...後で痛い目見るぜ、お前を倒したらその子取っ捕まえて高値で売ってやるよそしてこの町から抜け出してやる!」
凄く怖いこと言ってますね...
「フッ...アハハハハ」
それを聞くと、急にカルトさんは笑い出した、
クールな顔ににやわずにこやかな笑みだなぁ...
「な、何だよ急に...」
男性が軽く引いてますね...
「イヤ、お前が面白い事をいったからつい...」
すると男性が顔を真っ赤にし
「後悔シテも遅いぜ!」
と、カルトさん目掛け剣を降り下ろした、
「お前に俺らは倒せん」
その後のカルトさんの動きは、全く見えなかった、
ただ、気が付いたらカルトさんの鎌が、先程の男性の首本に置かれていた、
「ヒイッ」
と、男性は短い悲鳴をあげた、
「ま、待ってくれまだ、まだ殺さないでくれ!何でもするから!」
男性は必死に手を降ってもう降参!みたいなポーズをとっている、
...死神の仕事って人を殺すことなの?
「ん?今なんでもっていった?」
と、カルトさんはお約束を言うと考え始めた、
すると僕の体が浮いた、
後ろには、先程の男性がいる、
つまり...
「へへへ...お前間抜けすぎだろ!」
僕は男性に捕まりました、
凄くじたばたしてみる、
本当にびくともしない!?
元々力は無かったけれどこんなに抵抗出来ないなんて...
「!?」
カルトさんが、凄く驚いている、
「お前、そんな事できたのか!?」
カルトさん!おちょくるのやめてください!
「テメェ...この子供の首を飛ばしたくなかったら言葉に気を付けろ!」
ほら!怒りました!
カルトさんは普通に僕を助けれる、
だけどそうはしていない、
正直僕は慌てていた、
するとカルトさんの声が聞こえ、カルトさんを見たが口を動かしていない、
[シャル、これはスキル<念話>だ]
か、カルトさん!助けてください!
[まあまあ、お前もアイツを簡単に倒せる、スキル<魂時操作>を使え]
と、とりあえず!<魂時操作>!
「!?」
次の瞬間僕は宙に放り出された、
先程の男性が消えた衝撃で、吹き飛ばされたからだ、
カルトさんが、素早く僕を抱えてくれた、
だが、僕はそれどころではなかった、
この手で、僕は、あの男性を...
と、思った瞬間、先程の事を思い出し、
僕はカルトさんの腕の中で気を失った、
暗い何かを抱えたまま、