表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/19

はじまり

これは百年後の世界の物語。


ムー大陸もアトランティス大陸も、その存在は前々世紀の昔の時代に、とっくに否定されている。



 青く輝く美しい水球。何億年もの昔、地球はそう呼ばるるに相応しい姿をしていた。

 その海面上に存在する陸地はただの一つ。亜大陸と称しても許されるだろう大きさの、つまりは大島(ジャイアントランド)であった。

 ある日、宇宙(そら)から、全くもって大陸(コンチネント)と称すべき巨大な透明結晶体が落ちてきて、大島の西隣、水球表面に突き刺さった。同時に、数え切れないほどの、それこそ無数の、大陸と同質の細かい破片が、キラキラとさざめきながら大島ふくむ辺り一面に降り撒かれたのである。


 後の世に、その破片は、「オリハルコン」と呼ばれることになる。


 後の世に、大島は、「アトランティス」と呼ばれることになる。そして――


 水球に突き刺さったオリハルコンの大陸は、後の世に、「ムー」と呼ばれることになるのであった。


 ムーは、一夜で水球に沈んだ。


 その後大陸移動が起こり、永い時をかけて、水球は地球となったのである。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
cont_access.php?citi_cont_id=57135700&si
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ