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防具屋での出来事

今回のは話が滅茶滅茶になってる気がする!

25 防具屋での出来事2


翌日、俺達は昨日と同じ露店街を歩いていた。マヤは昨日、パウロの所で買った新しい剛鉄の大剣を背負いながらスキップをして道を歩いている。

想像してほしい。約百五十センチの小柄美少女が、自分の身長を超える大剣を背負いながら笑顔で道をスキップしているのだ。

マヤとすれ違う人、周りの店主達は皆異様な物を見るような目でこちらに視線を向けてくる。

当然、一緒にいる俺達にも同じような目線を向けてくる。正直に言うおう。超恥ずかしい。そもそも、俺達は関係ないだろ⁉︎ そんな事を考えながら俺とミドリはこの露店街を抜けるまで顔を下に向けて歩いていたのだった。


数十分後、露店街を抜けパウロの武器屋を超えた先。二つ目の城壁付近にある、家と家の間にある裏路地へと続く道に俺達は足を踏み入れた。


暗い路地を俺は迷いなく進んでいく。


「リュート、本当に大丈夫なのですか?」


「大丈夫、大丈夫」


俺はそう言うと目の前の角を曲がってから、足を止めた。


「?、ここですか?」


「そう、ここが王国一の隠れ防具屋だ」


そんな俺達の目の前には一枚の扉と左上にランプがついている入り口があった。そこは普通に見たら何処かの家の裏口のような印象を受ける場所だった。


「本当にここですか?」


マヤが問いかけるようにミドリの顔も少し困惑した顔をしていた。


俺……どんだけ信用されてないんだよ……


そう心の中で呟きつつ、俺は二人の後ろに回ると背中を押しながら


「まぁ騙されたと思って入ってくれ!」


そう言って二人を俺は店内に入れた。



中に入った二人は目を丸くしていた。それもその筈、中は入り口からは想像も出来ないほど広いのだから。まず目の前には縦十メートル、横一メートルはある巨大な机が三つ並んであり、その上には様々な鎧が置いてあった。更に奥には三つの扉があり、その扉の上には左から、コート、服、盾の絵が描いてある看板がついた部屋があるのだ。

何故ここが王国一の防具屋なのか……それはこの階層……いや、これ以外の階層を合わせても、ここまでの種類の装備を置いてある店は無いと言う事と、防具以外にもマントや服なんかの日常服なんかも置いてある所が、俺が王国一と言う理由なのだ。

屋根についた巨大なシャンデリアから放たれる光を反射し、キラキラと輝く無数の鎧と、そのあまりの広さに呆然とする二人を見ていると、奥から「いらっしゃいませ〜」と言う若い女の声が聞こえてきた。


真ん中の扉から出てきたのは少し茶色がかった金色の猫耳を持ち、メイド服にピンク色の腰巻エプロンをかけた猫耳少女だった。


「いらっしゃいませー! 今日は何をお求めですか?」


猫耳少女は首を傾げながら俺に聞いてきた。


「ええと、今日は新しい防具を買いに来ました。あと、二人に合う防具を選んでもらってもいいですか?」


「はい、畏まりました」


「あらがとうございます。それじゃーマヤ、俺はコートを見てくるからこの寝耳定員さんと一緒に防具を決めておいてくれ」


「え、ちょっと待って……」


「じゃー後は任せましたー」


「はい! お任せ下さい!」


俺は二人の事を寝耳定員さんに任せると一番左側にあるコートの絵が描いてある扉へと向かった。


ーーーー


中に入るとそこには先客がいた。元一矢団結の副リーダーにして、俺と同じ能力使い、縦乃宮晴之。晴之は最初のボス攻略が終わると共に一矢団結を抜け、何もつげずに姿を消したのだ。どうして晴之が能力を持っている事を知っているかと言うと、ザルドから聞いたからだ。ザルドは晴之がレベリングをする場所を突き止め、自分もレベルを上げようと考えていた時に晴之が能力を使った所を見て知ったらしい。

まぁある戦いでギルドでの戦闘中に能力を見せたらしいけど……内容までは教えてくれなかった。その理由が「それはプライバシーがかかっているからだ!」と言って教えてくれなかった。

正直、そこまで言ったなら教えろよ!

と思ったがそこはもう突っ込まなかった。


話を戻して、そんな晴之は俺に気づいたのか一瞬だけこちらを向くと一言。


「リュートか」


名前を呼ばれた。


我ながらクールである…


一応詳しくは言ってなかったが晴之の姿を説明しておこう。


一言で言うなら現実世界にある、ゲームに出てくる、氷獣操作ザルバと言うキャラを具現化した感じである。分からない人は調べてほしい。マジでカッコいいから。


髪の色は水色で目は鋭く、第一印象は「イケメンだが怖い」と言った感じ。

でも話してみれば悪いやつではないのだ。

茶色のフード付きマントを羽織っているため中までは分からないが、ただ一つだけ分かっている事はただのマントなのに似合っていると言うこと。


再び話を戻して、俺も晴之の名前を呼んだ。


「晴之……久しぶりだな」


「ああ」


晴之はかけてあったコートを手にとって見ては掛け直すを繰り返しながら答えた。

俺はそんな晴之に近づくと並ぶようにして立った。


「何で一矢団結を抜けたんだよ」


「理由があったからだ」


晴之は手にとったコートを眺めながら言った。

俺もコートを手に取りながら問いかけた。


「その理由は能力のことか?」


「……ザルドから聞いたのか?」


「聞いたら教えてくれたよ。でもどんな能力なのかは教えてくれなかった」


「そうか」


「どんな能力なんだ?」


「召喚だ」


「召喚?」


「ああ、自分が思い描いた存在なら何でも魔力を消費して召喚する事が出来るんだ」


「召喚……何でも……」


「そう言うお前はどんな能力を持っているんだ?」


「どうして俺が能力を持っていると思ったんだ?」


そう聞くと晴之は一枚のコートを手にとると俺の方を初めて向いて言ってきた。


「最初のボス戦で現れたアーティ・フィシャルが、お前の事をだいぶ気に入ってるみたいだったからだ。奴は自分で気に入った人に能力を授けたと言っていたからな。お前も能力を持っていてもおかしくないと思ってな」


「なるほど……納得」


「どんな能力を持っているかは聞かない。聞いて何かが変わるわけではないからな。だが一つだけ聞きたい」


その言葉と共に晴之は後ろを向き、扉に向かって歩いて行こうとしたので何を聞きたいのか聞くために。


「何だよ?」


と俺はそう言って一歩動いた瞬間、「止まれ」と言う一言と共に、首の目の前に剣が現れた。


「‼︎」


俺はバックダッシュをすると距離をとり、腰を落とすとルシフェルの柄に手を置いた。

俺はそのまま声の主に目を向ける。


さっきまで俺が立っていた場所のすぐ横には全身を黒いぼろほろのマントで隠した、目の鋭い男が立っていた。

右手には片方は黒、もう片方が銀の両刃長剣を握っていた。


どこから現れた?


そう考えていると、黒い存在の後ろに立っていた晴之は俺の方に向きながら口を開いた。


「やめろ、クロ。あいつはお前では勝てない。それに今は俺が話している」


そう晴之が言った瞬間、クロと呼ばれた存在は短く「ハッ!」と答えると後ろに下がった。

その姿を見て俺は晴之に問いかけた。


「晴之……そいつはお前が召喚したのか?」


「ああ、俺が召喚した。こいつの名前はクロ。またの名前を……ダークネスドラゴン。俺の使い魔だ」


「ドラゴン……だと?」


俺はあまりの衝撃に戸惑いを隠せないでいた。


「全魔力を使って何とかな……お前が俺に近づきすぎたから、こいつが出てきたんだ」


「なるほど……」


「リュート……ひとつだけ教えてくれ。お前は今もアーティ・フィシャルと連絡をとっているのか?」


俺はその問いに即答で返した。


「とっているわけないだろ? そもそもアーティ・フィシャルと連絡が付くなら俺はあいつを殺している」


「……そう答えてくれて良かった。もしそう答えてくれなかったら……」


晴之は右手に魔法陣を、左手でマントを少しだけ持ち上げ腰に下げてある剣を見せてきた。


「今ここで殺していた」


ゾクリ


この世界にきて俺は沢山の殺気をその身に受けてきたが初めて真っ正面から人間の殺気を受け、それがどの殺気よりも恐ろしい事を知った。

晴之はそう告げると魔法陣を消し、マントを直すと


「それじゃーまた会おう、リュート。行くぞ、クロ」


「ハッ」


二人はそのまま部屋を出て行った。


俺は剣の柄から手を離すと、その場で数分間立ち尽くす事しか出来なかった。



読みづらい小説を書いてしまい申し訳ありません!これからはもっと沢山の小説を読んで描写を上手くなれるよう勉強します!

こんな素人小説を読んで頂き誠にありがとうございます^_^

これからもよろしくお願いします!

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