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二次元美少女と恋をしたいっ!←そんなことさせないですよ?  作者: ハタケシロ
二年生偏 第二章 新入部員と友人部の日常
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第103話 女子中学生の

「はわわわ〜。ど、どうしよ」


私、天舞ルルは困っています。非常に困っています。

趣味で初めてシルフィが応援してくれている歌い手としての活動。

それは、ほんとに趣味としてやっているから特に何も考えずに活動をしていたんだけど.......。


「オフ会かぁ」



「オフ会!?凄いじゃん!ファンが沢山居るってことだよ!」


翌日、学校に向かう道中で私は、シルフィに昨日から悩ませていることの内容を相談していました。


「凄くないよ〜。SNSの一部の人達からオフ会やっください!って言われてるだけだし」


「でもすごいって!人気がないとそういう話題にもならないんでしょ?」


「凄いのかな?」


「凄いことだって!やろうよオフ会!そしてお金をたくさんとろう!」


「オフ会ってそういう会だったっけ?」


「分かんないけど、そういうもんじゃないの?ルルのファンと交流する目的もあると思うけど、これを機にグッズとか作って売ったりしてさ!お父さんも取れるものは取っときなさいって言ってたし!」


「なんかシルフィのお父さんの教えの意味合いが違う気もするけど」


「まぁとにかくやろうよ!準備とかは私がやるし!」


「でも知らない人と会うのはちょっと怖いかな」


「それもそうだね〜。んーようた先輩とかにボディガードしてもらう?」


「え、陽向先輩に?」


「うん!ようた先輩って見た目完全にDQNじゃん?」


「まぁたしかに怖いよね」


「そのようた先輩を隣にでも置いておけば普通の人は何も出来ないと思うんだよね!」


「そんな置物みたいに言わなくても」


「むむ。薬さんとお汁さん。今ひにゃたしゃまの話をしてなかったですか?」


「あ、おはよう咲洲さん!」


「おはよーキオリン!」


「む。なんですかキオリンって。希桜のことは希桜と呼んでください。変なあだ名はやめてください」


「じゃあ分かったよ希桜!って私たちのことは変なあだ名で呼んでるよね!?」


「うるさいですよお汁さん。それでひにゃたしゃまの何を話していたのですか?」


「相変わらずようた先輩のことになると凄いね希桜は」


「それはそうですよ。ひにゃたしゃまは私にとっては人生の全てですからね。この身を全て捧げてもいいという覚悟もありますし、ひにゃたしゃまがその気なら希桜はいつだって.......コホンコホン。喋りすぎましたちょっと喉が痛いです

。薬さん、すみませんがお薬を分けてもらってもよろしいですか?熱喉鼻にきくやつしか持ってないでしょうけど」


「私は薬のルルじゃないよ!?」


「まったく使えないですね」


「あはは。すごい勢いでディスられた」


「ルル気にすることないよ!希桜もルルをいじめないで!」


「む。いじめてるつもりはないのですが。まぁそれは置いといて、ひにゃたしゃまがなんと?」


「あ、そうそう。ルルのためにボディガードをしてもらいたいなって」


「却下ですね」


「早!てかなんで希桜が答えるの?」


「なんでって、ひにゃたしゃまには予定が目白押しでそんなことをしている暇がないのですよ。.......それに薬さんのボディガードっていうのが癪です(ボソッ)」


「目白押しってよく知ってるね。てか、え?最後なんて言ったの?」


「何も言っていませんよ?とにかくひにゃたしゃまは予定が沢山あって忙しいのです。アニメ鑑賞にグッズの購入、イベント観戦にアニソンのライブ観戦、女子中学生の視察に女子中学生の観察。と、多岐にわたって忙しいお方なのです」


「よくそんな情報を仕入れるね咲洲さん」


「とあるルートを使って希桜独自で入手した情報ですからね。ひにゃたしゃま以上にひにゃたしゃまの事を知っていると自負していますよ」


「なんか基本的にようた先輩アニメ関連の予定しかなかった気がするんだけど?」


「ひにゃたしゃまにとってアニメ関連は最重要項目なのです。何事にも変えられないひにゃたしゃまのステータスなのです。どんな事情があれひにゃたしゃまがアニメを諦めてまで他の予定を入れることなど絶対に.......たまに諦めてますが、基本的にはアニメ優先なのです」


「じゃようた先輩にルルのボディガードを頼むのは難しいかぁ」


「そうみたいだね」


「では私は日課があるので先に行きます」


「うん。じゃまた後で学校でね。咲洲さん」


「じゃーねー希桜ー!」



「そう言えば薬さんたちに聞きそびれましたね。ひにゃたしゃまにどうしてボディガードをさせるのかと」


んーなんでしょう?希桜が思うにー。


ひにゃたしゃまを使ってほかの高校にカチコミに行く。

ひにゃたしゃまを使って行列の絶えない店に行き、並んでいる人を脅して先に入店する。

ひにゃたしゃまを使って映画館に行き、いい席に座っている人に席を譲ってもらう。


くらいでしょうか?


むぅ。しかしこうして考えてみるとひにゃたしゃまは完全なるDQNですね。性格は温厚というかチキンなのですけれど。


おっと危ない危ない。早く行かないと霧咲さんに取られてしまいます。ひにゃたしゃまの体育の時に使っている運動着を。



「オフ会どうしようかなぁ」


「まだ悩んでるの?やっちゃおうよ!オフ会!」


「まぁ、やりたいのは事実なんだけどさぁ。私の歌ってどうですか?って聞けるチャンスだし、私のことを少なからず応援してくれる人たちには会ってみたいし、けど怖いなぁ」


「顔出ししてないもねぇ。んー女子限定にするとかは!?そうすれば怖くないでしょ?」


「それはいいかも。あ、でもオフ会やってくださいって言ってくれる人の大半は男の人なんだよね」


「あーそっかー。お姉ちゃんにも相談してみるよ」


「いいよいいよ。そんな私のことで相談なんて。もうちょっとよく考えてみるよ」


「まぁだね。決めるのはルルだし。もしやるってなったら早めに言ってね!準備とかその他もろもろ私やるから!」


「うん。ありがと」


「ところでさ?」


「うんなに?」


「さっき希桜がようた先輩の予定について言ってたじゃん?」


「うん。言ってたね」


「何かおかしな予定入ってなかった?」


「あ、やっぱりシルフィも気づいてたんだ。私もちょっと、ん?ってなったんだよね」


「「女子中学生がどうのって」」


「まっ、気のせいだよね?聞き間違いだよね?」


「だと思うよ?さすがにようた先輩でも」


「「んー」」


((なんだろ陽向先輩(ようた先輩)ならやりかねない気がする))



「ふんふんふーん」


「む。さすが早いですね霧咲さん」


「あ、さっきー!おはよう!うっふふ。まだまだ負けてられないよ!」


「その誇らしげに手にしているのはもしや」


「そうです!陽向さんが持ち帰り忘れた運動着です!1日置いた熟成ものです!」


「いくらです!いくらで譲ってくれますか?」


「だ、ダメだよ!これは滅多に手に入らない貴重な宝物で私が獲得した戦利品なんだから。さっきーは諦めて教室に行ってね!」


「むぅ。薬さんやお汁さんと話してなければ!」


「お前たち朝っぱらから部室で何をしているんだ?」


「先生おはようございます」


「おはようございます先生」


「あぁ。おはよう。で、何をしているんだ」


「ちょっと色々ですよっ!先生こそどうしてここに?」


「私は日課の読書だ。新刊が入ったと先日篠原に言われたのでな」


「あ、そうなんですね」


「それで霧咲。その手にしているものは」


「さっ早く教室に行こうさっきー!」


「分かりました霧咲さん」


.......。


「あれはどうみても陽向のシャツだよな?そういや最近私物がなくなってるって関と会話をしていたな.......。まぁ考えるのは後だ。今はチ〇ッパー補給の時間だからな」

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