表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【完結】シラユリシリーズ①永遠に永遠に咲くシラユリをあなたに…(初ラノベ)  作者: 慧依琉:えいる


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

46/62

第46話:目指せ!ボスの住処 緊張高まる中遭遇したのは…?!



ナダル山脈の東の果てより登山してきたルクセブルたちは西の果てを目指している。そして現在地は中央あたりよりもやや西寄りだ。


魔物のボスを探して途中で出くわした奴らとは対戦しているが、ひたすらボス目当てだった。




捜索隊はどんどん西向きに歩いている。






「───────静かだ。」




ポツリと誰かが言葉をこぼした。








「そうですね、どんどん魔物のボスがいると予測している地域に近付いているはずなのにさっきから小物魔物すら出くわさない。奇妙な静かさです。」




スアン騎士団長が誰かの呟きに答えた。








誰もがその言葉に緊張感を強めた。






一気にヤツらが出てくる可能性だってある。










その時…










カサカサカサカサ……






皆の緊張が高まる!!












ひょこっ…




茂みの中から顔を出したのは真っ黒な猫だった。






全員がホッとした。








「……ん?」




ふと猫の口元を見ると何やら花を咥えていた。










「なんた?!花を取ってきたのか?」








ニコルが猫に近付いて花に手を伸ばしたら




「ギャオーッ!!」と噛み付こうとした。




そして慌てて口に咥えていた花をもう一度咥えてサッと、どこかへと消えて行ったのだった。








「ひぇ~~~っ!驚いた!!ホントに猫か?!」




焦ったニコルが言う。






「それほどあの猫にとってあの花はとっても大切だったんだね。」




ルクセブルが答えた。






「さあ!猫にかまけてないで、私たちも先を急ぎましょう!」




スアンがそう声をかけると一同、気を取り直して出発した










走り去ったと思われた猫は高い崖から一行をじーっと見ていた。


そして一行がその地点から去ったのを確認して自身もくるりと向きを変えてどこかへと消えていった。








「それにしてもあの猫、迫力あったなあー!」




猫に手を伸ばしたニコルがそう言った。




「山猫だからきっと凶暴なんだろう。気にするな!いい教訓になったじゃないか!」




ドッと周りが笑った。






ふと、ニコルがスアンに聞いた。




「なあ、スアン殿。魔物のボスの特徴は黒い体だったよな?」




「そういう噂ですが、体が大きいのですぐにわかるということです。猫のような小さな姿ではないですよ。ボスの子供ですら人間よりも大きいと聞いてます。」




「そっか、そうだよな!ハハハ!」




「ニコル~~~~~~っ!そういう情報はちゃんと共有してくれよ?僕居なかったんだから~~~~~~!」




「すまん、すまん!言ったつもりだったわ。」




ルクセブルはフーッと息を吐いてスアンに尋ねた。






「スアン殿、魔物たちのボスがいるとされている地域まであとどのくらいでしょうか。」




「ルクセブル殿、今のボスは海を好んでもっと西に移動したという話まであります。」




「ああ…、この山脈の南側一体は海に近いんですよね。」




「ええ。その中でも山脈の西側がそれ以外の地域よりも更に海に近くてほぼ絶壁ですね。まあ、魔物たちは飛行するから関係ないのでしょうが…。」




ルクセブルは早くアレクサンドラのいるポルモア王国に帰りたいのに、まだ肝心のボスにすら出会えていない。しかもまだこの先に進むしかないという、とてももどかしい思いをしていた。






そんな時、フッと影が動いた。






バッ─────!!




上空を見渡す。






小さな魔物が一匹だけで飛行していた。


こちらに気付いている様子もなくただ、その辺をクルクルと回転しながら飛んでいた。








攻撃をすべきか?!───────








全員に緊張が走る










が、






「無闇に攻撃をせずにボスを捕獲するのが第一の目的」であるのだ。






そのまま、上空を飛行している姿を皆で見ていた。










すると


そのうち見覚えのあるヤツが来た!








デマルタだ!!






見つかったらやばい!デマルタは7匹いた。


しかもその後ろからブラクトも飛んできた!


こっちはザッと見て15匹だ!




「まだあんなにいやがったのか!」




皆は愕然とした。








そして見ていて気付いたのだ。






最初に単独飛行していたヤツに対して他の魔物たちは礼儀を示すかのような行動を取っていた。




そして単独飛行していたヤツが先頭に魔物たちは皆一斉に移動して行った。








「ホッ。」




全員胸を撫で下ろした。




あんな数相手に勝てる自信がなかったのだ。








言葉を発したのはスアンだった。




「見ましたか?」




「ああ!」




「ええ、あの先頭やつがボス、もしくはその子供でしょうね。」




グラナスに続きルクセブルが答えた。








そして、




「ええ、私も同感です。アイツらが飛んで行った方向にボスがいる可能性がありますね、どうしますか?グラナス団長。」




スアンがグラナスに指示を仰ぐ。




返事を待つスアンの顔をじっと見てグラナスはニッコリと笑った。




「もちろん追うさ!なあ、皆!とっととかたをつけに行こうぞ!」




「おーっ!」




団長の一声に団員は皆賛同した!




その様子を見たスアンは




「ハハッ!流石アルクレゼ騎士団!団長の判断は早い!もちろん、私も賛成です!参りましょう!」






こちらも意気揚々としていた!






目指すはボス!


間もなくボスに会える喜びに期待と不安が入り交じる団員たち。任務をこなさなければ終わりはこないのだ。




ご覧下さりありがとうございます。

緊張高まる中遭遇したのは少し気性の荒い黒猫だった。

目指すはボスのいる住処!

次回もお楽しみに!


初めてのライトノベルですが完結済みですので今後もご覧下さると嬉しいです。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ