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【完結】シラユリシリーズ①永遠に永遠に咲くシラユリをあなたに…(初ラノベ)  作者: 慧依琉:えいる


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第45話:ルクセブル合流!隣国王太子に気に入られ振り回され苦悩するアレクサンドラ

■今回も前半部分は魔物との対決シーンが入ります。ソフトに表現(ただ下手なだけ)してますが、気を付けてお進み下さい。




「よ─────し!そっちに追い込むんだっ!いいぞっ!!」




「ニコル!!今だっ!!」




「おりゃ───────っっ!!!!」




ぴゅ──────────んっ!!!!ドンッ!!!!!!




「あと2匹だっ!」




捜索隊は四方に広がって追い込んでいく…。








「ニコル殿っ!後ろに一匹出てきた!!気をつけられよ!!!!」




スアンが叫ぶ!




「何だって-っ?!」




スアンの掛け声に後ろを振り向いて瞬時に弓矢を用意するが間に合わず、デマルタの吐き出す炎がニコルを襲う!




ブォッ………ツ!!




「やべぇっ!!!!殺られる!!!!!!」




ニコルが身構えるが炎を防御する術がなくデマルタの炎がニコルを包もうとしていた!








が、




「…………!!!!熱くないぞ?」




と、ニコルがそっと目を開けると目の前にはルクセブルの後ろ姿があった!!










「待たせたね、ニコル!!」




「………!!!!!!!! ルクッ!!マジか!?」






ルクセブルの聖剣でデマルタの炎を弾き飛びしたのだった。






「感動はあとだ、先にコイツを片付けよう!」




「ああ!俄然やる気出たぜっ!!」




ニコルは弓矢を放つ




対するデマルタは炎で攻撃してくる。






「ルクセブル殿!やはり無事だったか…。」




「スアン殿、心配かけました!」




デマルタの炎を無効化させながらルクセブルは答える。




捜索隊の意欲が上がった!






一気にデマルタにとりかかった!








一匹、2匹とトドメを刺した。


これで一段落だ。




「ルク!ルク~~~ぅ!」




ニコルが飛びついてきた!




「ニコル!」




「すまない!俺がついていながらお前を守り切れなかった!本当にすまなかった!」




「気にしないでくれ、ニコル。あれは僕の不注意だった。こうして無事戻ってこれたんだ、もう忘れてくれ。」




「だけど…。」




「いいよ、それやりも早く団長や皆に会いたい!案内してくれ!」




「ヨシ!わかった!!」




今にも泣き出しそうなニコルをなだめてルクセブルは約半年ぶりに父に会う。






ニコルの姿を見た団員は皆無事を喜び湧きかえった。その騒ぎで父グラナスが隠れ家の洞窟から慌てて飛び出してきた!




目の前にはあんなにも無事を祈っていた愛息子が立っている!




「ルク…か、ルクセブル?」




「はい、父上。ただいま戻りました!ご心配おかけしました。」




駆け寄ってルクセブルを抱きしめるグラナス。




「ああ、良い。そんな事はどうでもいいのだ。それよりも怪我はないのか?よく顔を見せてくれ。」




「はい、今は怪我も治りました。僕を助けて看病してくれた方のおかげですっかり元に戻りました。」




「そうか…。長く治療にかかったのだな。それだけ大怪我だったんだな。私が見つけてやれなくてすまなかった。」




グラナスは涙ぐんでいた。




「父上…。怪我はそれなりにありましたが記憶を…。」




「なんだと?!記憶をなくしてたのか?」




ルクセブルはコクンとうなずいた。




「どうやって思い出せたのだ?普通には難しいだろうに…。」




「はい、聖剣が守ってくれました。身体も記憶も。」




グラナスはルクセブルが持っていた聖剣に視線を落とし




「ルクセブルを守ってくれてありがとう、聖剣よ。」




と礼を述べた。




周りを見渡すと皆、泣き出しそうな顔をしている。




「本当に、心配かけました。これからは当初の目的通り、ボスを探して捕獲して早く任務を遂行しましょう!」




「お──────────!!」




騎士団に活気が戻った!








◆ ◆ ◆










その頃、ポルモア王国では


国王命令でアレクサンドラはプラトラ王国の王太子の接待役をさせられていた。




ある時は街中の案内


ある時はシダレ山の泉まで案内




アレクサンドラは任務だと思っていたが、プラトラ王国のビリー王太子はアレクサンドラを口説くつもりのデートだった。




中々自分になびかないアレクサンドラを益々気に入るビリー。






「アレクサンドラ令嬢、あなたのような女性は初めてだよ。」




もはやビリーの口癖のようにさえ思えた。






「とんでもないですわ。殿下がご存知ないだけで私のような者は他にもゴロゴロとおりますわ。」




「ふっ、ハッハッハ!そういうところだよ!」




豪快な笑い方。やはり王族ともなると当たり前なのかもしれないけど周りを気になさらないのね。




「ですが、どうして身分を隠されて我が国へ入国されたのですか?」




「ああ、父から早く結婚しろとうるさくてね、ドレスや宝石の事ばかり気にするような女性にはうんざりしてたんだ。それで自分で探してくると言って飛び出してきたんだよ。」




〝つまり、王族の金銭的な面に群がられてたってことね。お気の毒ではあるわね。〟




アレクサンドラが無言になると




「何?もうすぐ婚約破棄になるかも知れない男のことを思い出してたのかな?」




その一言にムッとしたアレクサンドラ。




「まだ、まだ日はあります!」




「ふぅ~~~ん、それまでに私の事を好きになればあなたも楽になるだろうに。」




「そんな簡単にはいきませんわ。」




「私も私だな、そんな戯言に付き合うとは…。まあ、あなたの気が済むまで待つよ。先は長いんだ。私はどうしてもあなたを手に入れて帰国するからね。」




「………今日はもうご用はないですわよね?失礼しますわ。」




そう言ってアレクサンドラはビリー王太子の部屋から出て行った。






「ふっ、ふハハハ……!」




相変わらずのツンケンドンな変わらない態度に益々アレクサンドラを欲するビリーだった。





ご覧下さりありがとうございます。

やっと仲間と合流したルクセブル!本来であれはもう少し話数を伸ばして再会シーンがもっと感動的になるようにすべきでしょうが、今後の展開で季節等を考えたらあまりゆっくりしてられないと思ってこのタイミングになりました。

だけど登場シーンは、カッコよくしたかったので。


初めてのライトノベルですが完結済みですので今後もご覧下さると嬉しいです。


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