1/2
序章
「月が綺麗だなぁ、シヴィ」
広い砂漠の真ん中に、凛とした声が響く。
声の主は年若い人間。その人間は月から
目をそらして、隣の、シヴィと呼んだ黒豹の頭を撫でた。
黒豹はおとなしく撫でられていたが、ふいに
小さく唸り声をあげた。人間も、それに応えるように、声をたてて笑った。
「だよな、シヴィ。綺麗すぎる。満ち欠けの仕方もおかしいし、何かあるかもな」
黒豹はまた唸り声をあげ、人間の手を軽く
噛んだ。
「ははっ!大丈夫さシヴィ。何があっても
とりあえず無茶はしないよ」
人間は最後に月を一瞥すると、黒豹を促した。
「帰ろうか、俺らの街に」
初•小説です!主人公…男前になってるかな?
いちおうアラビアンファンタジーを目指して
いるのですが…色々と間違っている気がする…誤字などありましたらお伝えください。
では、最後に。文法も何もない駄文ですが、よろしくお願いいたします。