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【完結】暑苦しい公爵子息から告白されました  作者: 桜海冬月
最終章

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ハンスの卒業と成績

最近、書こうと思っても書けないことが多くて、更新が遅くなってしまいました。


ちなみに、今回は説明が多めの回です。

卒業式はいつも通りに第一学年から第五学年の各学科の最優秀と優秀者を発表して、最終学年の優秀者、最優秀の順番で発表することから始まった。

そのあとは最優秀に選ばれた六人が三国の国王のうちそれぞれの出身地の王様から労を労われて、誉められるという栄誉を賜わった。

他にも、あまり集中して聞いていなかった昨年までは知らなかったが最終学年の最優秀の生徒はそれを証明する物を贈られるらしい。

三国の宗教系の中でも最も高い権威を持つ聖地の神殿長がブレスレットのような魔術具を六人にそれぞれ手渡していた。


その後は国王による卒業する生徒へのメッセージとこれからの未来が明るくなることを願った祈りが行われ、それに対して卒業する生徒が御礼の言葉を述べたりしていた。

卒業生からのスピーチでハンスが熱くなってしまい予定よりも五分ほど長く語りすぎて、隣にいたお姉さまに半強制的に終了させられることもあったけど、概ね例年と同じような卒業式だった。



ちなみに、最終学年の最優秀は下記の通りである。


魔術科最優秀は六年連続の最優秀を獲得し、本来は30歳前半で授与されれば十分若いとされる上級魔術師及び魔道士の称号を持っている、魔術師の名門ミラージェス伯爵家の後継者でアンリエットの姉のイザベラ・ミラージェス


側仕え科最優秀は彼女が敬愛しているサングレイシア王国の王妃様に仕えるために、侯爵家の嫡流としては珍しく側仕え科を専攻して、尚且つ座学においては歴代二番目の成績を取ったアイリーン・メンディアナ


魔術具科最優秀は学科の特性上少数精鋭になりやすい中でも二十年に一度の天才と呼ばれ、弱冠18ながら既に九つもの新しい魔術具を発明していて、そのうちの二つは魔術具師界から年間優秀魔術具賞を贈られているロドルフォン・ライヒオーゼ


神官科最優秀は聖霊力量や儀式の根付きの度合いの関係でシャトレ地方出身の上級貴族が圧倒的に有利な神官科でシャトレ地方以外からは13年ぶり、サングレイシア王国出身としては実に52年ぶりの最終学年で最優秀に選出されたフォルクハルト・ローゼンハイム


高等文官科最優秀は通算四回目で、三年連続最優秀を獲得したお姉さま


騎士科最優秀は、12年ぶりとなる最終学年での実技と座学の両面最優秀をとって(本人は第二学年から継続して達成している)、普通は若くても25歳くらいで授与される上級騎士の称号を既に貰っているハンスだ。


今年の最終学年は何年ぶりとかたくさんの異例が起こったので霞んでしまっているがお姉さまも十分すごい成績を残している。

特に、才能で成績の半分近くが決まってしまう魔術科や神官科、身体能力が大きく幅を効かせる騎士科とは違って高等文官科は勉強次第では下級貴族や平民でも最優秀を取ることが出来るので最優秀の入れ替りが激しい。

なので、高等文官科で三年連続最優秀に選出されたのは結構異例のことらしい。


とまあ、最終学年の最優秀はこのようになった。

それ以外でわたしが関わり深い人では、最終学年の騎士科の座学分野でリアーナが優秀者、魔術科でお姉さまの側近のカティ・セリュードが優秀者だった。

第五学年では魔術科と騎士科の実技分野でアンリエットが優秀者、側仕え科でフリーダが優秀者に選ばれていた。


そして何と、わたしも高等文官科の優秀者と騎士科の座学分野で最優秀に選出されていた。

高等文官科の優秀者は何回も取っているのでそこまでの意外性はなく、休んだけど何とか選ばれてよかったな、みたいな喜びというよりも安堵の感情だ。

でも、騎士科の座学最優秀の方は今までも対して成績が悪かったわけではないとはいえ優秀者に選ばれたこともなかったのでとても驚いた。

昨年まで、優秀者になれなかったのはおそらく実技の成績があまりにもひどく、とても優秀者に値しないと判断されたからだと思っているので、ハンスの指導によって、先生方からも及第点をもらえる程度には上達したようだ。


わたしも喜んだけど、一番喜んでくれたのは他でもないハンスで、自分事のような喜びの度合いは本人自身の最優秀よりも大きかったのではと疑うほどだ。


でもまあ、座学とはいえ騎士科で最優秀を取ったのだから、たとえフラベル公爵領内にわたしたちの婚約に前向きでない人たちがいたとしても大体は認めてもらえるようになるだろう。

何といっても、三国が連合して以来の二千数百年に及ぶ歴史の中で最も多くの上級騎士を輩出してきた領地で、騎士、特に実戦や用兵に問わず優秀な騎士に対しては身分差など気にせずに対等に接することで知られているフラベル貴族なのだから。


そう思えたことが期せずして、最近疲弊気味だったわたしの心を軽くしてくれた。


そしてそれはわたしの予想以上のものだったらしい。


卒業式から一月後にフェリシス公爵領と隣領の境界線近くにあるシュリンドル大神殿で行われた婚約式にはわたしとハンスの友人や親族、距離が近いフェリシス貴族だけでなく、多数のフラベル貴族が押し寄せたのだった。

後三話くらいで完結する予定です。

話の内容はある程度固まっているので、それほど間を開けずに投稿できるはずです。

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