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少女目線

逃げ惑う人々。


男の高笑い。


ただ従うだけの日々。


殺される男。


そして……


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


「お、目が覚めたか?」

目を開くと、見知らぬ男。

とっさに後ろへ跳んで距離をとる。

すると、それによって拘束が解けていることに気付く。


「あ〜。やっぱり警戒するよな。まあ、そんな事よりも飯にするから、一緒に食べるか?」


そんな事を(たず)ねてくる。見たところ男は一人。勝てない相手ではない。そう思い、立ち上がる。


「まだ安静にしてれば良いのに。おい、すら吉さん、さっきの牛のロース肉があるぞー!」


そう言う男の側には、チャージブルという牛の魔物。草原などでまれに住んでいる魔物で、その突進は要塞をも崩すと言われるほど。なぜか、頭を上から叩き潰したような傷がある。


『私もこんな最後を遂げるのでしょうか。』

さっき少し頭をもたげた勇気が萎えていく。やっぱり私の命はここまでらしい。でも、それでいいんだ。


こんな吸血鬼の命なんか。


「おいシアン。こいつ、吸血族だぞ。」

「何!?何でそれをもっと早く言わなかった!」


それでは、この世界、さようなら。


「肉旨いところ焼いちまったじゃねーか!」


……あれ?

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