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不思議な自警団の物語  作者: 花林
自警団結成前編
1/1

プロローグ

 最近は、身の回りに奇妙な事件がよく起きる。

 例えば、ひとつの市に住んでいる人々が一瞬の内に、跡形もなく消えてしまうという奇妙な事件も起きている。

 そこの市だけだとは限らない。いつどこで、何が起きるのかわからない

 簡単に言えば、自然災害のようなものだ。

 でも不思議なことに、ひとつの市の人々が跡形もなく消えていく事件は、あまり有名ではなかった。

 それはなぜなのだろうか?

 それを知る者すらいない。

 この日記に記された物語は、全て実際に起こった事件の数々が記されているのだ。

 今回、語るのはその数々の事件のひとつを紹介しよう。































 ここは、ある市の夜だ。静かな暗さに適度な温度。

 今は春ぐらいだろうか?だが、まだ桜は咲いていない。蕾の状態だ。

 そのなかで、誰かが怪しい動きをしている。

 狐のお面を被りながら、せっせとなにかを運び出している。一体なにを運びだしているのだろうか?

 すると、狐のお面を被っている怪しい人は

「これぐらいあれば充分だろう、さて明日が楽しみだな」

 狐のお面を被った怪しい人は、暗闇の中不気味に笑いながら去っていった。















 今は朝

 一人、中学生ぐらいの少女がまだ蕾の状態の桜の道を歩いている。

 周りには人が全くいない

 (今日は、やけに静かだな。朝早いからかな)

 少女は、心の中でそう思っていた













 その少女は自分のクラスへ向かった。

「あれ?まだ誰も来てない」

 少女は自分の席に移動しながらチラッと窓の方を見ていた。

 するとしばらくしてから、教室のドアが開いた。足音が、少女のもとへ近づいてくる。

「君が……琉奈(るな)?」

 突然、銀色の髪の少年が、少女、琉奈に話しかけてきた。

 琉奈は、すこし驚きながらも、頷いている。

「そう、僕はここのクラスに新しく転入してくる悠乃(ゆうの)。よろしく」

「よろしく」

 少年は悠乃という名前らしく琉奈に挨拶をしてから、後ろの座席表を確認して自分の席についた。

 (不思議な人だ)

 琉奈は心のなかで呟いていたのだ。





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