◆主要登場人物一覧◆
ソヴィエト連邦
ヨシフ・スターリン
ソヴィエト連邦共産党書記長。
ヴャチェスラフ・モロトフ
外務人民委員。人民委員会議副議長を兼任する。
スターリンを革命活動家時代の愛称で呼ぶことを許されている。
ちなみに【モロトフ】という名はペンネームであり、本名はスクリャービン。
ラヴレンティ・ベリヤ
内務人民委員、国家保安コミッサール総監(保安元帥)。
秘密警察の流れを汲むNKVDの長官。
セミョーン・ティモシェンコ
国防人民委員。ソ連邦元帥。
ボリス・シャポシニコフ
国防人民委員部副委員、後に赤軍参謀総長。ソ連邦元帥。
帝政ロシア陸軍では擲弾兵師団長を務めていた。
有能な軍政家でありながらも政治色が少なく、それがスターリンの信認を得た。
ゲオルギー・ジューコフ
赤軍参謀総長、後に最高司令部(STAVKA)軍事委員。陸軍上級大将。
かつてハルハ河における紛争(ノモンハン事変)において日本軍を撃破した名将。
マルキアン・ポポフ
レニングラード軍管区司令官、後に北部方面軍司令官。陸軍大将。
陸海共通指揮系統において陸軍優越を原則とする赤軍では、レニングラード軍管区司令官は有事において管区内のバルチック艦隊、北方艦隊への命令権をも有する。
アンドレイ・ジダーノフ
ポスト・スターリンの後継者候補筆頭。
その職位は、海軍及びイデオロギー及び文化問題担当政治局員(三役兼務)。レニングラード州党委員会第一書記、党中央委書記も兼ねる。
アレクセイ・クズネツォフ
レニングラード州党委員会書記。
党組織におけるジダーノフ派閥のナンバー2。
ドミトリー・G・パブロフ
西部特別軍管区司令官、後に西部方面軍司令官。陸軍上級大将。
対独国境正面、旧東ポーランドの防衛を担当する西部方面軍は、開戦時において労農赤軍最大規模の兵員数を擁する。
戦車兵出身。スペイン内戦・フィンランド冬季戦等の戦歴を有し、西部軍管区着任以前には陸軍自動車化局長として赤軍の機械化軍団編成にも参画した。
通称【赤軍のグデーリアン】
ユーリー・ルーキン
NKVD国家保安管理本部第3課の防諜将校。保安少佐、後に大佐。
占領地においてモラヴィア王国魔術師の捕縛任務にあたる。
セルゲイ・クラシュキン
同上。保安大佐。
ベリヤ直属の古参将校。モラヴィア魔道技術収集のための特別セクションの責任将校。
レオニード・エイチンゴン
NKVD国家保安管理本部のレニングラード支局長。国家保安三等コミッサール(保安少将)。
トロツキー暗殺をはじめとした、国外における数々の非合法作戦を指揮した練達の工作統括官。
パーヴェル・スドプラトフ
NKVD国家保安管理本部第4課長。国家保安二等コミッサール(保安中将)。
特殊任務部長として国外における要人誘拐・暗殺等を含めた非合法作戦全般、戦時におけるパルチザン・ゲリラ戦指揮を担当する。
パーヴェル・フィーチン
NKVD国家保安管理本部第5課長。国家保安二等コミッサール(保安中将)。
ソ連国外に張り巡らされた合法・非合法の情報網の管理、分析を司る対外情報部長。
モラヴィア王国
クラリッサ・クローデン
モラヴィア王国の女魔術師。
魔道軍に所属する軍属魔術師で、階級は大尉。
貴族ではないものの建国草創期より続く歴史ある魔術師一族の裔。
結界の構築に秀でた導師であり、ソヴィエト赤軍と王国軍の間に行われた会戦において、赤軍の捕虜となる。
ノーラ・バーテルス
モラヴィア王国の魔術師。専門は死霊魔術。
王国有数の名門の出身であり、現王国魔術師ギルド長の孫娘。
異界調査団の一員として、異世界の巨大国家【ソヴィエト連邦】の姿をこの世界ではじめて目の当たりにした人間のひとり。
クラウス・クリッツェン
モラヴィア王国東部属州の諸侯のひとり。ハウスヴァルド伯爵。
鉱山都市を経営する領邦君主であり、高位の錬金術師として名を馳せる。
ソフィア・クリッツェン
クラウスの妹。魔術学院時代のクラリッサの友人であり、現在は東部属州の地方軍に籍を置く。
ゲオルグ・ハーン
モラヴィア王国の冒険者。魔術師としての位階は低いが、冒険者としての経験を買われ、異界調査団長を務めることになる。
ハルトムート・ロイター
モラヴィア王国国防相。王国元帥。
マティアス・クレイハウザー
モラヴィア国王。
古代魔術の乱用によって疲弊した国土の復興を目指し、異世界より召喚した大地からマナと奴隷を供給する【救世計画】を推し進める。
ヴェンツェル・エッカート
王国魔道院議長。召喚魔術師であり、【救世計画】の立案者。
異世界の大陸【ソヴィエト連邦】を召喚し、マナの搾取と現地民の奴隷化を目論む。
フランツ・バーテルス
魔術師ギルド長。死霊魔術師。
グレゴール・ラーケン
スタイマルク卿。モラヴィア西方の穀倉地帯に所領を有する小豪族の当主。
現在は東部地方軍司令官として対ソ戦の一翼を担う。
アウグスト・ハウゼン
西グレキア方伯。モラヴィア東部属州の領邦貴族の中で最大の権勢を誇る大諸侯。
新領土鎮定軍司令官として対ソ戦の総指揮を取る。
ネウストリア帝国
エレオノール・カセレス
内務尚書府の情報機関【報土観察院】の巡察士。
後にソヴィエト連邦派遣使節団団長。
平民出身。ソ連本土に足を踏み入れた最初の異世界人のひとり。
シェロー・アプサラス
エレオノールの部下。騎士階級出身。
鉄道、鋼鉄の戦艦等のソ連の隔絶した技術力に脅威を抱く。
アーヴァイン・ノイス
メルヴィン神殿騎士長。リブリア城伯。
ソヴィエト派遣軍指揮官を任じられた武人。
フランソワ二世
ネウストリア帝国皇帝。
大陸の精霊神教国を糾合した【神聖同盟】の大立者であり盟主。外交巧者として名を馳せる英君。
ジョルジュ・ド・ルブラン
ネウストリア宰相。
モルガン・ラトゥール
魔道評議会議長。帝国領南部に部族を形成するエルフの女族長。
帝国最高位の精霊魔術師。
オーギュスト・ニコラ・デルヴァンクール
モラヴィア遠征軍空軍総司令官。第二飛空艇艦隊司令長官。
一等将旗空軍提督(大将に相当)
ダリウス・アンリ・オーリック
第四飛空艇艦隊司令長官。
ジスレーヌ・カナート
第五飛空艇艦隊司令長官。
オリヴィア・アズナヴール
第六飛空艇艦隊司令長官。
トレド王国
フリオ・デ・ウルバーノ
モラヴィア王国駐箚大使。伯爵。




