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儀式と葛藤
俺は生まれた時から魔術師として育てられていた。我が一門は代々魔術師の家系として王宮で仕えていた。宰相である父親をはじめ兄や姉も優秀な人材だ。俺は魔術の才を認められ一門の期待に応えるために生きてきた。だが知らなかった。登りつめたがよいがその代償を秘匿とされていた。将来魔術師の頂点となった暁に異世界の嫁を呼ばなければならないことを。はっきりいって俺は女な苦手だ。権力地位または違う理由で近づく女達は醜い。それは容姿ではなく心根。鬱陶しくてあしらうのがいちいちストレスだ。儀式はあまりいやかなり抵抗があった。だからわざと呼びかけに応じないであろう人物像を求め儀式を行った。こないであろうと確信を持って儀式はつつがなく行った。
結果はまさか来た。
しんじられない。なんで来たんだ。
驚き対面した女性は黒髪の人の良さそうでどこか不思議な雰囲気をした印象だった。第一声はこれって成功!
失敗だとは内心思ったが相手は無邪気に楽しそうだ。この状況で。普通困惑しないのだろうか。しないだろうな魔術好きだから喜ぶだろう。




