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息ぬき手ぬき、まぬけな日記  作者: ポン柑ぴ壱
1章 書くこと
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文章の濃い薄い



 私は、なろうの短編の作品を読むことが多いです。新着の短編をよく漁っています。

 漁っている時は沢山、ポチッとタイトルを押して開いてはみますが。たいてい、8割くらいでしょうか、開いた作品は最後まで読めないです。その中でも、初めの10行までで閉じることが多いです。そんな感じなので、1000文字以上読めたら、その時点で私にとってはナイスな作品ですね。

 長編でも同じです。1話読めたらナーイスッであります。ありがとうであります。


 これ、あれですね。読むことの話ですね。まあいいじゃないですか、読むことも書くことの内だと解釈していきましょう。


 はい。話をもどします。

 新着ではなく、ランキング上位の作品を読むこともありまして、主に作者としての勉強のために読むことが多いです。その場合、新着よりは我慢して最後まで読もうとします。ただ、頑張って読もうとしても読めない時があります。

 読めないというのは、文章が頭に入ってこない、に近い感覚です。これは内容が面白い面白くないとは別で、文が入ってこない。

 おそらく、基本的にはじっくり読んでいないです。さーっと流すように読んでいる。

 じっくり読もうとすれば読める文章もあります。しかし、じっくり読んでも読めない文章があります。全然読めないんです。こりゃなんだと思うわけです。なぜか読めない。


 難しい言葉を使ってるわけではないです。丁寧な文章であったりもします。他の人の感想を見ると読みやすい文章と評価されていたりします。でも私は頑張っても読めなかったんです。


 しばらく不思議だったんですが、そういう経験を何度か重ねてきて、分かってきました。

 文章の密度が〝薄い〟んだと思ったのです。つまり、文の文字数に対して含意されている内容が少ないということです。


 例えば5行読んで、話の進みとか表現の豊かさが、その字数に対して十分でなければストレスを感じるということのようなのです。そして頭が理解を拒絶しているように思われます。

 おそらく、私は相対的に密度が濃い文章が好きなんだと思います。そして、文章の濃い薄いに対しては読者の好みがあると予想できるのです。


 この濃い薄いは必ずしも話の進みの早さではないです。そうではなく、表現されているモノの量ではないかと思うのです。またはその一文が持っている力、かなと思います。

 これは、修飾語を沢山並べれば濃いというわけでもない。文章の中におけるそれの有意さが無ければ、それは薄いということになります。

 ま、よく分かってはいないんですが、濃い薄いという感覚が今の私には確かにあります。


 私は元来、字を書くのが苦手だった人間でした。さらに合理的、というと聞こえはいいですが、手間を省きたがりな性格があり、それも相まって、文字数を少なくして書く癖がありました。言い換えれば、詰め込み気味な文章を書いてしまいがちなのです。

 この癖をこの頃は反省しています。


 私が薄い文章が読めないのと同じように、濃い文章を読めない人がいるであろうことは容易に想像できます。加えて、薄い方を好む読者が多いのではないかと予想しています。

 この文章の濃さの良し悪しについては、自分の感覚に頼らないようにしないとなと思うようになりました。


 できるだけ多くの読者が心地よく読めるように、私は薄い文章を書こうとしているところであります。ですが、その薄いが実はイマイチよく分かっていません(笑)。本当に薄いと読めませんから(笑)。


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― 新着の感想 ―
[良い点] 映像とか絵で表現出来ない分言葉で説明しなきゃいけないことが多くなって冗長になってしまうんですかね。中に何万字以上じゃないと読まないって人も居ますしね。 私もポンさんと同意見です。やっぱり…
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