第92話 モンスターの奇襲、チキン降臨?
「なんだ。あの巨大なツボミは。あんなの見たことねぇ」
「ゼクス、ツボミも謎だけど。私の魔法を操作したモンスターがいないよ? ホークアイ何かわかる?」
「いえ、エルザお嬢様。これといって何も……これ以上、奥はないとの情報ですし、モンスターが隠れてる様には見えません」
「そう。なら私の魔法が暴走したのは、何だったのか、謎だなぁ」
まぁ魔法操作したのは俺ですし。わからないだろうな。
「とりあえず、動ける者で、周囲の調査をしましょう。エルザお嬢様」
「そうだね。これだけ明るいなら、皆で警戒しなくても、モンスターは見つけられるだろうし、ブルーフラワー回収メンバーは、私にゼクス、ホークアイ、ユーリだな」
怯えて動けない貴族たちは、部屋の入り口で待機し、モンスターがいないか警戒しながら、ブルーフラワーの回収を開始する事にした。
ガリガリ!
ん? ホークアイさんが、怯えた貴族の所で、地面に何か書いてるぞ?
「何してるんですか。ホークアイさん?」
「念の為の、おまじないみたいなものですよ、ユーリさん。もう終わりましたので、そちらに行きます」
「そうですか。それで、ホークアイさん。ブルーフラワーは、この花でいいんですよね?」
「はい、そうですよ」
「ありがとう、ホークアイさん。物はわかったから、ポーションの素材ブルーフラワーの回収開始だ!」
ふむ、花はチューリップに似てるかな、花の中には青い液体が溜まってる。
それに、花びらは濡れてて、絞ったら、青い液体が出てくるな。
これがポーションの素材なわけだな。液体がこぼれない様に慎重に回収だ。ぶち! チャポン。ひょこ!!「うげ!」
「どうした!」「なに!」「ユーリさん!」
【うわぁぁぁぁ、かぁさまぁぁ! とぉさまぁぁぁ!!】
「あ、いや、わるい。ブルーフラワーつんだら、ウルフの頭蓋骨があって、こっち見てたから……」
「脅かすんじゃねぇ!」
「すみません。ゼクス様」
「はは、ユーリ強いのに怖がりなんだね」
「いや、エルザ様。花の影からドクロが、こっち見てたら驚きますよ」
「大丈夫ですよ。ユーリさん。そいつは、ただの、しかばねですから」
「言われなくてもわかってるよ。ホークアイさん!」クソォはずかしい。
怯えた貴族連中は睨んでるが、何も言ってこないな。
はぁ、クソォ、まだ心臓が爆発音鳴らしてるみたいだ。
こんなウルフの墓場の任務なんて、さっさと終わらせるぞ!
ブルーフラワー回収中、花畑に隠れたウルフの骨を新たに見つけたが。
気持ち悪いが任務の為、骨に触れない様に、ブルーフラワーを回収した。
警戒していたがブルーフラワー回収中、モンスターなどは現れなかった。
「ふぅ、ブルーフラワーが沢山取れたし、任務完了だぞ!」
「そうですね。エルザお嬢様。警戒していましたが、何もありませんでしたね」
「そうだね。ゼクス。あれ? ユーリどうかしたの赤いツボミを見てるけど」
「あ、いえ。ツボミの周りの草花が、枯れたり、花を咲かせたりを繰り返しているので、何かと思って」
「え! ほんとだね。花が枯れたと思ったら、また元気に咲き始めた。不思議だね」
「気持ち悪いですね。任務は終わりました。ここは早く撤収しましょう。エルザお嬢様」
「そうだねゼクス。モンスターも、いないみたいだし」
「いえ、みなさん。きます!」
【え!】
ホークアイさんの声と同時に、洞窟内に、骨の擦れる音が響き渡った。
カタカタカタカタ。
「あれは! 骨の犬!」
「あれはスケルトンウルフです。ユーリさん」
「スケルトンウルフ! 死んだふりでもしてたのかよ」
「ユーリの言う通りかもね」
「どう言う事ですか。エルザお嬢様?」
「奥に来た私達と、入り口で待機している皆の中間にスケルトンウルフが現れたから、入り口の援護をしながら戦わないといけないんだよ。ユーリ」
「確かに、これだと、入り口は戦える奴がいない」
「ほねの分際で、舐めんじゃねぇよ! おれのレオンハルトで粉砕してやるぜ!」
ブォン! ズガァァァン!
おぉ、ゼクスがイカツイ、両手斧を、ぶん回してるぞ! これなら楽勝だな。
【うわぁぁぁ、こっちにもホネのバケモノガァァァ! くるな、くるな、くるんじゃない!】
「まずい! 入り口にあったホネが動き出した! ユーリ強いならどうにかできねぇのか!」
「いや、ゼクス様。そんな急に言われても」
ムカつく奴らだが、死なれても嫌だしなぁ。俺の願望スキルで倒せるかなぁ?
「皆様は、目の前の敵に集中して下さい! 入り口のスケルトンウルフは、私がやります」
【ホークアイ?】
「魔法陣Yより降臨しなさい! チキンイエロー!」
ボフゥン!「クェェェ!」バササ。
おぉ、黄色いダチョウみたいのが現れたぞ
「やりなさい、チキンイエロー!」
「クエ! バリバリバリリ、クエっぷ!」
あのチキンとかいう、ダチョウ、スケルトンウルフ食べてるぞ。あれが英雄チキンの正体か。
次は金曜日を予定してます。
遅れるときは、あらすじに書きます。
ブクマありがとうございます。
最後まで読んでくれて、ありがとうございました。




