第52話 治療なら服は脱ぎますよね! マジェスティ命の魔力 聖竜召喚!爆乳竜?あれ竜にメスいるの?
魔王配下マジェスティは、光のライザと白銀が話している隙に、幻影の刀を白銀に向けていた。
(申し訳ありませんが白銀殿。今のわたくしの魔力では、正面から戦っても、勝ち目がありませんので、ここは不本意ですが。不意打ちで終わりにさせて、いただきますよ)
マジェスティは、幻影の刀の刀身を出し伸ばした。
ブゥン! シュン! がし!
(つかんだですと!)
「ですからマスター、私は、こうやって防衛しかできないんすよ」
「防衛? 何のことだ?」
白銀は、光のライザからマジェスティに視線を移すと。
目の前には、光のライザに掴まれた、幻影の刀の伸びた刀身があった!
のあぁぁあ! 何してんだあのやろぉ!! 今まで正々堂々な感じで爽やか系だったのに!
「はいやぁ!」
ぶぉん!
「ぐっ! なんという力ですか」
光のライザが、幻影の刀をマジェスティから奪い取り。
刀身を持ったまま。
グンっと柄を空高く上げ、木のようにまっすぐ、刀身を地面につけた。
トンッ!
魔力を失った幻影の刀は、刀身が消え、空から柄が落ちてきて、光のライザがキャッチした。
パシッ。
おぉ! 光のライザが、幻影の刀を奪い取ったぞ!
これなら! 光のライザが攻撃しなくても! 勝てるんじゃないか!
「おぉ! シルヴィ! ライザ団長が、攻撃防いだと思ったら! 武器まで奪い取ったぞ! 最強なんじゃないか!」
「けどジル。ライザ団長こっちに来ようとしてるわよ?」
「ほんとだ、どうしたんだ?」
「おい! 光のライザどこにいく」
「もちろん!! マスターの、めいに従って! 女の子達と、からみあって治療してきます!」
光のライザは、振り向くとニコっと笑った。
「いや……確かに、騎士団の魔力回復とか頼んだが……からみあってってなんですか? それに俺を守る、おねがいは?」
「今守ったじゃないですか、それに、一度にそんなにできませんよ」
「まぁそうだが……」
「なので! 優先的に、美女達と楽しく治療をしてきます! るんるん! あ! マスターはい刀」
パシっ
「あぁ、助かったぞ……」
……だめだこいつ! 俺の願望の1番強いのが! しみ出てやがる!
魔王配下と戦いたい0、俺を守れ0に対して。
美女達と親しくなりたい1億くらいの差がありやがる!
完璧なまでに俺の願望じゃねぇか! 無駄に再現度たかいなおい!
見た目はライザ団長だが! 中身は俺じゃねぇか! つかえねぇな! おれ!
さっきの隕石を破壊したのも、俺を守るためじゃない!
美女達を守るために違いない! 結果的に俺も助かったけどな!
てか、俺が召喚する奴どいつも使えねぇんだが!
召喚はダメだ……今呼んでも、みんな騎士団に持っていかれてしまうだけだ!
「では、みなさん、治療を始めますよ」
光のライザにライザ団長が話した。
「我々は回復は、すんでいます」
「私は、魔力回復もできますので。みなさん、魔力は半分程しか残ってないですよね」
「そんなことができるのですか? それならば、お願いするとしましょう」
「なんか変な感じだなシルヴィ」
「そうね。ジル。ライザ団長が2人いるし。何より光の化身が普通に会話してるし……」
光のライザは、人差し指を口元に当て話した。
「そうですね。でしたら私は、光のライザとでもお呼び下さい。では、治療に邪魔なので、衣服を脱がしますね」
なに! やばい! 騎士団がざわついてる! 俺の信頼も減る!
マジェスティを見ながら呼べば大丈夫だ。
「コホン! 光のライザよ。きなさい」
「なんですかマスター? 今いいところなんですが?」
光のライザは、白銀のところに戻った。
「治療は、服脱がなきゃダメなのか?」
「はい、マスターが裸みたいと、願っていましたので」
マスターって俺だよな? 俺が裸みたい? そんなこと願ったか……あれかな?
白銀は、記憶を掘りおこし思い出していた。
確か、宿屋からライザ団長を、のぞいていた時に、光のライザのモデルにした魔法。
ライザ団長が全身タイツみたいな、光の化身を出した時に……『はだかみたい』だなぁって思ったな……たしか。
とんだ切り取り願望じゃねぇか! そんな切り取りするなら俺を守れよ!
「裸はやめだ! ただの治癒と魔力回復にしろ!」
「今更、辞めだと言われても! もう遅いです! スキルは実行中ですから!」
こいつ、嘘じゃないだろうな……
「そうか。なら仕方ないな。治療を頼んだぞ。光のライザ」
「了解です! では! マスター! 任務を開始いたします!」
光のライザは、騎士団に戻ると、本物のライザ団長が道をふさいだ。
「おや、本物さんなんですか」
「服を脱ぐという……ことですが。それしかないのですか?」
「はい! ありえません!」
「はぁ。そうですか。では仕方ありませんね。魔力回復には変えられません。みな分かりましたね」
騎士団が服を脱ごうとすると、光のライザが話した。
「あ、そのままで構いませんよ。脱がすのも私の使命! 邪悪なる衣を吹き飛ばせ!『パージストライク!』回し蹴りは!」
ドゴォォン!
マジェスティから目が離せんが、やべぇ威力なのは、爆風でわかった……
「なんと、ふざけた技ですか。クリス副団長。警戒をおこたらぬように」
「はい! ライザ団長」
「逃げ遅れの男がいたら、目を潰しても構いません! 私が許します」
「承知しております!」
……みたいが……
「おぉ、シルヴィ! 光のライザ。すごいぞ! 激しい爆風だったのに! 私達無事だ! 衣類だけ剥ぎ取られたぞ! どんな技だ!」
「ジル! ちょっとは隠しなさいよね! 私達裸なんだから!」
はっ! シルヴィさんが裸! みたい! ぐっマジェスティ向こう向け!
「なんとふざけた技だ。素肌を見せるなぞありえぬぞ!」
この声はリザ! 足すらパンストで隠してたからな。
「私のセーラー服……まぁ代わりはいくらでもあるから、かまわんか」
何着もあるのかセーラー服?
「それで! 光のライザさん! 衣類を壊してどうするのですか! これでは脱いだ方が、マシだと思うのですが!」
「まぁまぁライザ団長。代わりの服なら私が用意しますから」
「代わりの服があるのですか?……光のライザさん」
「はい! 任せて下さい!」
(今は、見ているしかできません。ですから白銀様……を信じて、光のライザさんに、従いましょう)
「白銀殿、これほどまでとは、予想以上ですな。昔とは別人のようですよ」
はい! 別人ですよ! 仕方ない言い訳しとくか。
「当たり前だ、旅をしながら修行をしていたからな」
「やはりそうでしたか。おぞましい力ですね。わたくしの幻影の刀を持っていた右手は、この通りボキボキに折れましたからね」
うを! まじだ! 反対に指が折れてる。
「それで……あの召喚した者は、騎士団の方に向かいましたが、戦わないのですか」
マジェスティのあの疲労した顔! メテオストライクで消耗しているのは間違いないはずだ!
「今までの戦い方と違い、先程の不意打ち、そして貴様の顔を見ればわかる。魔力がもうないのだろう。魔力を使い果たしたマジェスティには、俺1人で十分だ」
「やはりわかりますか。恥の不意打ちも防がれましたからな」
んなわけねぇだろ! ほんとは戦って欲しいんだよ!! くそ! 俺の背後で、騎士団とからみあいやがって!
あんなに強いなら戦えよ……てか! 俺と代わってください!
「おい! 光のライザ団長!」
この声は! 巨乳をサラシで巻いていた、褐色肌のボーイッシュ子!
「何ですか?」
「抱き合わないと治療はできないのか?」
「はい! 他に選択肢はありません!」
裸で抱き合ってるのか! みたい! だが! マジェスティから目を離す訳には……
クソ! 俺の背後で、美女達が裸なのに。
「では、始めますよ」
お! 俺の背後からまぶしい光が。
「な! なんだ! 私の体に、光がまとわりついて離れない!」
「すぐにすみますからね。暴れないでください」
「ちょ! みんな、なんでなはれてるんだよ!」
「いや、なにかわからないし」
「あれ! 足の傷消えてくよ!」
「え……そういえば、魔力も回復してくし、本当に足の傷が消えてく! すげぇ!」
「すごい……私の回復魔法では、血しか止めれなかったのに……」
「ライザ団長これは」
「やり方はふざけていますが。回復魔法で治らなかった傷を簡単に治すとは。英雄の力は、やはり本物のようですね。クリス副団長」
「はい!」
おぉ、魔法としては、成功したみたいだな。
褐色肌の子は、宿屋から裸を見た時に、確かに足に傷が大量にあったからな。
治ったならよかった。
「ボディトレースリンク、この姿でいれば、回復が続きますよ」
「そうか。なら仕方ないよな。服とかはさっき壊されたし……この光の服、薄くて裸みたいなんだが……胸強調されてるし……」
「はい、私とお揃いですから。でわ、次の方!」
(あれが……代わりの服ですか……信じた私がバカでした……まぁ今更ですし、みなお揃いなら構いませんか)
ライザ団長は、深いため息を吐き、白銀とマジェスティを見た。
みたい……背後で女の子達が裸なのに!
マジェスティは、こっち見ながら、折れた指、治してるから後ろが見れない! どんなしゅうちプレイだよ!
「ふぅ、お待たせ致しました白銀殿」
いや、別に待ってないよ。
どう戦えばいいか悩んでただけだ。
「わたくしは、確かに魔力が尽きております。ですので、ここからは、命を燃やし魔力とする命魔力を使いお相手しましょう」
そんなやばいのしなくていいから! もう殴り合おうぜ!
一応返事するか。
「こちらも、この一撃に全ての魔力を込めるとしよう」
「これで最後ですな白銀殿」
はぁ、考えたやり方でいけるかねぇ。
とりあえず、使いこなせない幻影の刀は収納して、聖剣は頑丈だし盾として使うか。
切りかかっても、奪われるだけだろうしな。
「お! シルヴィ、なんかやるみたいだぞ!」
「ジルは元気ね。私達裸のままなのに」
シルヴィは、膝を抱え座っていた。
「みんな裸だから、気にならないぞ。なリザ!」
「ジルと同じにするでないわ! だがマジェスティの言葉を聞く限り、これで最後であろうな」
「わたくしの最後の望みを聞き、魔王様よりいただいた魂を核から肉体に! 我の望みは魔王様のため!『命魔力』」
うわぁぁぁ、マジェスティの体から黒煙が立ち上ってる……
「あれが、マジェスティの命の炎ですか。白銀様も何かするみたいですね。クリス副団長! 無意味かもしれませんが。みんなに防衛強化魔法を」
「了解しました。ライザ団長」
「みな、吹き飛ばされて死んだりしないように!」
「はい!」
俺もやるぞ! ふるえるんじゃねぇ!
光のライザのアドバイスを参考に! 逃げ腰な俺を忘れる!
今回は全力で、魔王配下を倒せると念じ! 俺様のソウル! 願望という名の魔力よ! 集まれ!
(今までとは違い、魔力の密度が明らかに違いますね。これが、白銀殿の全力)
マジェスティをよそに、白銀ことユーリはただ、欲望のままに行動していた。
妄想! 欲望! 願望! 俺の魂よ! 全てを利用し、俺は自分をだます!
魔王配下を倒すのが早ければ早いほど! 後ろで裸になっている美女達を見放題だ!
魔王配下倒したんだ見るくらい許されるさ!
そして! 魔王配下マジェスティを倒せば! 美女達は、俺に感謝しムフフな展開が俺を待っている!
そのためならば! 俺は魔王だって殺せる!
白銀は、欲望、妄想、願望……ホンネを全力全開にし、自身の願望力を極限まで高めていた。
同じ光魔法でも、願望スキルを使えばできるはずだ!
イフリータの出した竜を真似て俺の竜を出す!
俺の正義に応え! 具現化し! いでよ! 聖竜!
『ライティル!』
巨大な光の球体が、細長く変化し竜が生まれた。
「おなじ光魔法ですか……いえ形が違いますね。これは白い竜! 聖竜ですか。でしたら、こちらも竜を出しましょう」
「シルヴィ! 変態仮面が竜だしたぞ! 胸あるけど!」
「ほんとねジル。可愛らしいわね。けど竜にメスなんて、いたかしら?」
「ばいにゅう!」
む……これは爆乳竜かな?
……のぉぉぉ! 可愛らしい顔に胸がある……さっきから、裸の騎士団気にしてたから! メスになったのか!
今更変更は無理だ! マジェスティも黒い竜出してるし、見た目は完全に負けてるが!
今回の願望は桁違いだからいけるはずだ!
俺の爆乳竜もやる気だ!
「ばいにゅう! ばいにゅう!」
これが鳴き声か……黒竜は?
グガァァァァ!
「ばいにゅ!」
なんか、子供靴についてる効果音みたいだな……勝てるのかな俺。
長くなっているので分けました。
戦い終わると書いてから長く申し訳ありません。
残りは書けたら夜更新します。たぶん書けますので。
長い戦いを読んでいただき、本当にありがとうございます。




