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第45話 ジル発動セイクリッドMレイン? 真の転生者セーラー服リザ女王様スキル炸裂!!

 ユーリと話していたジルが。

 ライザ団長を救出し、魔王配下をひざまずかせた、リザの姿を見て騒いでいた。



「おぉ! さすがリザだな。魔王配下を手込めにしてるぞシルヴィ!」


「てごめかは、わからないけど。ライザ団長も助けてるし。さすがねリザ。ジル! 私達もやるわよ!」


「何言ってんのさシルヴィ。これからリザの豊満ボディを使った。女王様とお呼び! が発動するんだぞ! 邪魔になるだけだろ」


「茶化すんじゃないのジル! でも、それもそうね」


 心配そうに見つめるシルヴィに、リザは笑顔で「大丈夫だ」と返事をしていた。



 俺も、ジル、シルヴィとリザを見ていた。


 リザの後ろからだから、よくわからないが。ジルの話からして。


 リザは前に話していた。リザのムチムチボディを使った絶対服従スキル。女王様を使ってるみたいだな。


 女王様スキルは、ジルの説明中に、リザが怒ったから。


 女王様のお約束! 足をお舐め! で、足を舐めたらどうなるかは、わからないままだったからなぁ。



「さぁ、そんなところに、いつまでもいないで、近くにきなさい」


(な! なんですか、体が勝手に、魔王様以外に、このような絶対的な力が存在していいはずが……ですが、目すら動かないようでは、抗う事すら許されないようですね)



 おぉ! リザが命令したら魔王配下が立ち上がって、リザに向かって歩き出した!



 周りからも歓声が上がってるな。


「リザのスキル初めて見たけど、やばくない! 魔王配下だよ!」


「だよね! スキルが女王様とか聞いて、わけわかんなかったけど。納得だね!」


 そりゃそうだよな、魔王配下に命令してるわけだし。

 すげぇスキルだな女王様。



 魔王配下がリザの目の前に到着すると。


 周りの声を打ち消す怒鳴り声で、リザが命令した。


「誰が立っていいと言ったのだ!! 貴様の様なグズに、立つ資格などあるわけないであろう! 地面に、はいつくばり、私に頭をさしだし、地に口付けをささげ、ワームのように、口で穴を掘らぬか!」



(土を口で掘れ……ですと! 何という命令を、楽しそうにするのですか。人間の娘は……)


 魔王配下マジシャンは、抵抗したが。

 体は勝手に、土下座する様に座り、口を地面につけた。


(くっ体が勝手に……「じゃりじゃりガリガリぶっ! ぶふぉ!)」



 な! なんて命令してんだリザ!


 うを! 魔王配下が泣いてる! 女王様スキルやばすぎだろ!



 女王様スキルを知らない一部の騎士団も戸惑っていた。


「ちょっ! マジで、魔王配下が土食べ出したんだけど!」


「土を食べさせる事に意味があるんだろうか?」


「お腹を壊させるとかでしょうか?」


「どうかなぁ? 女王様スキルはレアだから情報が無いんだよね」


「うぅ、見てたら私のお腹が悪くなってきました」


「なんでよ!」


「団長何か知りませんか?」


「いえ……私は特に知りませんよ」


 ライザ団長は、皆から視線を逸らし答えていた。


「気になるなぁ」



 魔王配下が、抵抗できないと分かると。


 ジルが、ミニスカートの上からお尻をかきながら、ユーリの前に出て、リザに近づいて話した。



「そりゃあ、みんな混乱するよな。女王様スキルは、女王様らしく命令するのが条件なんて、わからないだろうしさ」



 なるほど、だから土を食べさせたのか……


 いや女王様は、別に土食べさせたりしないだろ。



「それにしても、相変わらずリザは、スキル使うと性格変わるよなシルヴィ」


 ポリポリぴら。


 お尻をかいていたジルのスカートがめくれた。


 は! パンツが見えそう! いや! バケツ頭の俺を疑っていたジルだからな。


 これは俺を誘惑して、本性を誘い出すための罠だ! 無視するんだ! 俺!



「リザだって好きでしてるんじゃないんだから、そんな言い方しないのジル」


「えぇ、そうかなぁ。リザの奴ニマついてないか? シルヴィ?」


「そ……それは」


 泣きながら、土をリスの様に口一杯に頬張る魔王配下を見下ろして、リザは楽しそうに話していた。


「ふふ、泣くほど美味しのですか。でしたら、おかわりなら好きなだけありますよ」



「リ……リザは真面目だから、スキルのために演技してるだけよ!」


「いやいや、リザは真面目より天然でしょ」


 リザがジルの背中を睨みつけていた。


「そ! それよりあんた、さっきから気になってたんだけど、何してるのよ、おしりかいたりして。スカート短いんだから見えるわよ。男のハクさんだっているんだから!」


 シルヴィは、慌てて話題を変えた。


「え。まぁそうだけどさ。何か、お尻に当たるから、気になって触ってたんだけど」


「なによ? 屋上から飛び降りた時にでも、スカートに何かついたの?」


「いやさぁ、避難所で貰った。マジックカプセルを、お尻のポケットに入れてたの忘れてて。なんか、お尻触ったら発動してたみたいなんだよね」



 な、なんだ。ジルの奴、俺を怪しんで、色仕掛けしてるのかと思ってたが、違ったのか。


 マジックカプセルってことは。冒険者ギルドで知り合った貴族のルナとユリウスも無事避難したみたいだな。



「ドジねジル。で、マジックカプセルには何入れてたのよ」


「たしかぁ」


 避難所にいない、ユーリ達を捜索に向かう時の事を、ジルは思い出していた。


 確か、避難所のルナさんが便利だからってマジックカプセルを渡してくれたんだったかな。


「ほほう。これはまた高価な物を、ありがとうルナさん」


「いいのよ気にしないで。それより使い方わかるかしらジル?」


「大丈夫さっき使ってるの見てたから」


 ジルは、マジックカプセルを握り呪文を唱えた。


「天よりふりし、聖なる光、我を守り、にっくき、奴らを滅ぼし尽くせ! 効果付属Mキラー『聖なる惨劇の雨セイクリッドMレイン』」


「すごい呪文ねジル」


「この方が気合いが入るんだよね」




「って入れてたな」


「それ、虫殺し魔法でしょ。何入れてんのよ」


 虫殺し! ジルのスキル効果付属は、そんなこともできるのか。



「いや、私が白いからか虫が集まるんだよ。いいよね。シルヴィは黒い服で」


「黒でも虫はくるわよ! 我慢して! にしてもジルあんた、せっかくいいスキルなんだから、もっと強力な効果付属しなさいよ!」


「いやいや、そんなのしたら、一回で行動不能になるじゃんか」


「ならないわよ! あんた魔力も高いんだから」


「いやいや、魔力は残っても、だるさで体がもたないんだってば」


「帰ったら、鍛えるしかないわね」


「なんでそうなるんだよ!」



 リザは、あたりに降る光に触り話した。


「でかしましたよジル!」


「は? 何がだよリザ?」


「見覚えのある白い光が降っていると思っていましたがジルの虫殺し魔法でしたか」



(白い光! 虫が死んでいたあの光の粒が! 虫殺しですと!)


 魔王配下は、土を食いながら目を見開いていた。



「だったら、どうかしたのかリザ?」


「この魔王配下は、この粉雪の様な光を見てから、あきらかに動揺していました」


「それって」


「ジルの魔法のおかげで、ライザ団長を助けだせ、魔王配下に私のスキルを発動できたのです」


「お手柄じゃない! ジル!」


「へ? いや、シルヴィ、そんな事言われても実感ないんだが」


「そりゃそうよ。あんたは、お尻かいてた、だけだもんね」


「うるさいぞ。シルヴィ!」


(ぐ、なんたる不覚。ただの虫殺し魔法だったとは)



「食べるのが遅いですね。私が手伝ってやろうでわないか」


 リザは、ゆっくりと片足を上げた。


(くっ、どうにかしなくては。ぶ! 何ですか頭に何やら、柔らかく生暖かい温もりが)


 腕を組み、見下すように目を細めた。

 リザは魔王配下の頭の上に足を乗せた。


「どうだ、踏まれた気分は、嬉しいであろう! やはり変態は違いますね。ほれほれほれ、ふははは」


 おぉ! これが、昼間聞いた、足で踏まれて嬉しいんでしょ! か!


 光沢あるパンストが、魔王配下の頭を右左とまるで踊るようだ。


(なんたるくつじょく! この様な小娘に足蹴にされるとは! 魔王様にも、この様なまね……ぐっ、だが何ですか、このむねのたかなる、こうようかん……は!!! いけません、これはスキルの効果! 気を抜いては、もっていかれてしまいます)



 いつの間にか、リザの背後から横に移動したジルが騒いでいた。


「ほらぁ ユーリに説明した通りだろ! みろよリザのあの顔! 嬉しそうに甘味を頬張る顔でニヤついてるぞ」



 マジか! 後ろからだから顔が見えん! 横に移動だ!

 おぉ、確かにクールだったリザと違い。

 頭を踏んで楽しそうだな。


「くぅ! 貴様ら! 何を見ておるか!」


 おぉ! 何だ! 胸が! 風船みたいに膨らんでくぞ! リンゴ、メロン、スイカそれ以上だと! ボタンが弾けそうだ!


「おう! ビッグバン! さすが魔王配下の魔力ですな。いつもより大きく育っておりますなぁ!」


「うるさいぞ! ジル!」


 なるほど、これが昼間、話していた。足で頭を踏んで、魔力を吸収するとか言ってたやつか。


 魔力を吸収すると胸がデカくなるようだな。



(魔力が吸われて、力が抜けていく。まさかこれ程の力を持っている者が、勇者達以外に、いようとは)


「ぐっ、もうよかろう。ほうびだ、貴様の好きな足だ舐めるがよい」


 おお! きたぞ女王様定番! 足を舐めなさい!


 ジルの説明はリザに邪魔されて聞けなかったからな。


 リザが、つま先で、魔王配下の顎を持ち上げた!



(なんだこの者の力は! あがらうことができん。この様な絶対的な力、魔王様以外にあってよいわけが! ぐっ、人間風情の足を舐めるなど……キラキラと光る、布の中から覗かせる指……美しい)


 おぉ、魔王配下が、犬みたいに足を舐めてる。


「ふふ、よくできました。ご褒美をあげましょう。貴方から貰った魔力全て返してやろう!」


(なんですと)


「足で吸収した魔力を一気に解放」


『ドレインインパクト』


 おぉ! リザの胸がしぼんだら、魔王配下の体が、アドバルーンがふくらむ様に、体全体がパンパンに、ふくらんだ!


「がががあがぁぁぁ! 体が! 浮いていく! このような技があろうとは……」


 魔王配下が空高くタコみたいに飛んでく……


 ドバァァァァ……


 爆散した!!


 リザの奴! 俺に足舐めてみるかとか言ってたが!

 舐めてたら爆散してたのか俺!


「ふっ、愚かな者だ」


「やったわねリザ!」


「あぁ魔王配下にスキルが効いてよかった」


「さすが女王様ですなリザ! がは! 何をするんですか女王様!」


 リザは、ジルの頭をわしゃわしゃと、手でくしゃくしゃにしていた。


「私の邪魔をしておいて、何をするもないでしょうジル」


「何だよ応援してたんだろ」


「どこがです!!」



 喜んでいる冒険者ギルド前から、ライザ団長他数名がリザに近づいてきた。


 見慣れないからか。

 みな俺をチラチラと見ていた。



「リザおかげで助かりました。見学者の貴方達に、こんな危険な事をやらせてしまい」


「気にしないでくださいライザ団長。私がやりたいから、したのですから」


「ありがとうリザ」


「私はしたくなかったんだけど」


「はいはいジルは、お邪魔よ」


「なんだよ! シルヴィ」



 シルヴィにジルが連れていかれると、ライザ団長についてきた。

 騎士団の他の人達もリザに話しかけた。


「リザすげぇな。女王様スキル! 胸がキングスライムみたいにデカくなってたぞ!」


「いえ、そこまではデカくなりません」



「いいよね。私なんてペタンコなんだよ」


「わ……わたしも昔はそうでしたから」


「私小さいけど、あなたより年上だからね」


「はは、すみません」


「リザ? どうかしたの、あたりを気にしてるみたいだけど?」


「いえ、魔王配下の結晶が落ちてこないので……スキルポイントも表示されないだと! まさか!」


 コツコツと乾いた土を蹴る足音と共に、魔王配下の声が聞こえ。

 町の外を見た。


「おやおや、まさか、私の作り出した。シャドーを殺せる者が。勇者一族以外にいたとは、驚きましたね。寝ていれば終わると思ったのですが。これは大変失礼致しました」


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最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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