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第43話 騎士団見学3人娘参上 変態仮面ハク

セーラー服リザのあらすじは、長いので活動報告に書いてあります。

「やっぱり、嫌な予感がしたんだ! あのお堅いリザが! 男の胸を、ヒップブレスで、押し潰したりしたから! 天変地異が起きたんだろ!!」


 リザは無言で、眉をピクつかせていた。


「そんなわけないでしょ、行くわよ。ジル」


「いやいやいや、団長達が、やられてるってのに勝てるわけないだろ! 何考えてんだよ! シルヴィ!」


 ジルはシルヴィに、身振り手振りで、必死に話した。


「先に行くぞ」


「ちょっと! リザ!」


「もう早くしなさいジル!」


「リザとシルヴィで行けばいいだろ!」


「私達友達でしょ」


「友達にも限度があるわ!」


「ほら、ジル、リザが飛び降りるわ」


 シルヴィは、ジルの手を掴んだ。


「わかったから、引っ張るなよ! まだ心の準備が! スーハースーハー」


「はいはい、あと10秒ね」


「シルヴィは! 悪魔か! 鬼なのか!」


 シルヴィは、無言で指で時間を数えた。



(ここから降りれば、私のスキルは発動できる)


 リザは、目標を定めて、飛び降りた!


 タン!



「どこだ? お! パンスト!」


 ユーリが窓から上を見て、3人の姿を探していると。

 眼前に、リザのスカートがめくれ上がり、お尻と太ももが、見えたと思ったら、一瞬にして落ちてきた。


 気がつくと、リザの足で踏まれ。

 ユーリは、窓から踏み落とされた。


 ズゴォン!!


 リザは、女王様スキルを使うため、パンストに素足だが。


 素足の少女と思えぬほど強烈な一撃がユーリを襲った。

 まるで大型トラックに頭を吹き飛ばされ、首がもげるほどの衝撃が走った。


「ぐがはぁ!!!」


「くっ! 何事!!! 空中で何かを踏んだようですが?」


 リザは落下中、踏んだ辺りを見た。


(何ですか? あの落下している……バケツを被った、ガウン姿の者は……変態……後で、捕まえるとするか。だが、それより問題が……くっあの変態のせいで)


 リザは、着地位置を見て、焦っていた。


「うごぉぁぁぁ! 堕ちてるぞぉぉぉ!! あたまあたまからは! ヤバイィィィィ!!」


 ドゴォォン!!


「グガァァァァ、クビガァァァ!」


 ユーリは、頭から地面に落下し、槍が地面に突き刺さるように、バケツが地面に突き刺さると。


 被っていた安全バケツのフチが首回りに、めり込み。


 地面に倒れると、首回りを手で押さえながら、右左と地面を転がっていた。


 ゴロゴロゴロゴロ


「ぐがぁぁぁぁぁ!! クビガァァァァァ!!」



 リザは、着地するとマジシャンを見た。


(くっ、やはり、この位置では、ライザ団長の体に隠れて、魔王配下の顔が見えんではないか! あの者さえ邪魔しなければ!)


 リザは、地面を転がり止まった、ユーリを睨みつけていた。



 はぁはぁ、痛みが少し引いた。


 危うく、バケツに、白のガウンとか間抜けな格好で、死ぬとこだったぞ。


 だが頭から落ちて、この程度で済んだのは!

 間違いなく! 安全バケツさまさまだ!


 ユーリは、安全バケツを撫で、辺りを見渡した。


 さて安全な場所でも探すか。


 ユーリは、立ち上がろうと、地面に手をつき、前屈みになった。


 ズダン!


「ゴガハ!(こんどはなんだ、柔らかい何かが背中に……)」


「あ! すみません。人がいるとは、思わなくて。すぐ退きますから」


 屋根から飛び降りたシルヴィは、ユーリの背中に立っていた。

 シルヴィは、すぐさまユーリの背中から降りた。



 この声は!!


 俺は、聞き覚えのある声がして、倒れたまま。

 声がする方に視線を向けた。


 俺の目の前には、非常灯魔法の明かりに照らされる、光の世界に。


 黒衣の天使が舞い降りた衝撃を受けるほど、美しいシルヴィさんが立っていた。


 おぉ、我が天使シルヴィさん! 胸の谷間を強調し! 前屈みで見下ろされるのも悪く無い! 時間を止めて永遠に眺めていたいが!


 このままでは、心配させてしまう!

 名残惜しいが早く起きなくては!



「いえ、かまいませんよ」


「うわ! 落ちる!」


 ドゴォン!


「ゴボフォ!!!」


 ユーリは、車に引かれたカエルのように大の字で、空から落ちてきたものに潰された。


「うぅ、ベランダにしがみついてたのに、おちたぁ」


 この声はジルか! おれの楽しみを邪魔しやがって!

 やはり彼女は、ダメダメ天使のエクリアに似ている。



「ほら、下に人いるんだから、早く起きてジル」


 ジルは、大の字で倒れたユーリの背中に抱きつくように、うつ伏せで倒れていた。


「うを! ほんとだ、どうりで痛くないと……!!!」


 ジルは、ユーリの背中に座りユーリを見た。


「なんだこいつ! バケツにガウンとか、変態だぞシルヴィ!」


「もう、下敷きにしたまま言わないの! ジル」


「おぉぅ、確かにそうですなぁ。これは申し訳ない」


 ジルはユーリから、降りた。


「ぐへ(腰に、2連続で隕石が落ちたみたいだ)」


「あの……大丈夫ですか?」


 シルヴィは、心配そうに、しゃがみ込み、倒れたままのユーリに話しかけた。


「はい! 大丈夫です!」


 シュターン!


「おぉ! 私達に潰されたのに、素早い立ち上がりだな! 丈夫な変態さんだ!」


 変態だと!!


「ちょっと、ジル変な呼び方しないの! 失礼でしょ!」


 そうですよね。シルヴィさん!

 この安全バケツのどこが変態なんだ! ジル!


「えぇ、だって名前知らないし。じゃぁさ、シルヴィは何で呼ぶんだよ! 名前知らないんだぞ」


「へ! えぇと」


 む! シルヴィさんが! 俺を舐め回すように見ている! 見つめらられると照れるな。


「ハクさんかしら?」


 ユーリは、黙ってガウンを見ていた。


「シルヴィ……それガウンの色じゃん」


「仕方ないでしょ! 本人に聞けば早いわよ!」


「まぁ確かに」


「あの宜しかったら、お名前を聞いてもいいですか」



 なまえ……この格好で、知り合いのユーリです。とは名乗れんな。


 幸い声は、被ってるバケツで声が響いて、声が変わってるから、声で知り合いだとはバレてないみたいだし。


 別人になりすますか。


 なまえかぁ……シルヴィさんに、名前をもらうか。


「ハクといいます」


「ほら見なさい! ジル」


「いや、自慢げに、でかい胸揺らしながら言われても。偶然じゃんか」



 ん? なんだ? ジルが近づいてきたが。


「で? ハクさんは、何で避難もしないで、バケツなんか被ってるんだ?」


 やはり、聞かれるよなぁ。まぁ考えておいた言い訳でもするか。


 話し方でバレないように、話し方も変えとくか。


「私は、顔に火傷があるのですが。普段使うマスクを無くしてしまって。避難するのに、何かないかと探していて、バケツを被ったのですが。やはりバケツを被ったまま避難所には、いられないと思い。1人宿屋を避難所として使わせてもらっておりました」


「そうだったんですね! それは怖かったでしょ!」


 ふっ。やはりシルヴィさんは優しい。ぐっ!


「ふぅうん。それは大変ですなぁ」


 ジルは、うさんくせぇ。とユーリをジトーと見ていた。


「いえいえ、慣れてますから。ははは」


 やはりジルは、可愛くない!



 リザは、3人の会話を聞きながら、マジシャンを見て考えていた。


(魔王配下が、いるというのに、のんきな連中だ。幸い魔王配下に動きはない。ですが私のスキルを使うには、位置が悪い! 落下の際、ハクとやらに、ぶつかってさえいなければ!)



 マジシャンは、宿屋の上にいた3人と、白銀ユーリが地面に降りたことを気配から理解し。


 ライザ団長の首を掴んだまま、その姿を見ていた。


 やはり、突如現れた3人は白銀の仲間ですか。


 少女が3人、使役しえきした何かでしょうか。

 何か話していますが、ここからでは、聞こえませんね。


 どうせ、騎士を助けに現れたんでしょうが。

 この状況で何ができるというのですか。


 クク。あなたの見ている前で、騎士の泣き叫ぶ姿を見せて差し上げましょう。



 ライザ団長は、マジシャンが何もせず、笑っている姿を、不気味に見ていた。


 なぜ、この状況で、何もしてこないのですか。

 私の背後を気にしてるようですが。

 いったい何があるというのです。


 ライザ団長は、マジシャンから脱出を諦めていなかったが。

 体を動かすことすら、できないでいた。



 冒険者ギルド前では。

 リザ達が、現れたのを見ていた団員達が、静かに騒いでいた。


「げ! あいつら何してんだ!」


「しー、魔王配下を刺激しげきしたらヤバイよ」


「そうだけど……なんか変な格好の奴もいるな。バケツ頭にガウン……」


「変態さんかぁ。最近暖かいからね」


「そういう問題か?」


 知的な女性が、クリス副団長に、冷静に話しかけた。


「どうします副団長」


「正直ライザ団長救出も打つ手がありません。この状況で、飛び込んできたならば、何か策があるのでしょう。今は待ちましょう」


 団員達は、クリス副団長の言葉に、うなずいた。

会話が多く、マジシャンの時間が止まってるように、なってしまいました。


今回の話は、3分ほどの出来事と思ってもらえると助かります。


評価、ブックマーク、感想ありがとうございます。


最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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