第144話 作戦会議?出陣!
願望夢を使い、ジャンヌの体験した王都の様子を、みんなに伝えていた。
「願望夢ですか。やはりマスターは、変態ではなく、すぐれたマスターでした。ぼくを裸にした時は、なぜこんな方がマスターなんだと思いました!!」
キラン!
エクスの奴! 俺がけいこ、から逃げる時に、魔法で、裸にした事まだ怒ってたのか!!
「あの、エクスさん。今は大事な作戦会議中なんだ。この前のけいこで、裸にした事は、あやまるから、とりあえず! その、のどもとにあてた聖剣エクスカリバーはしまってくれないか!」
「安心しろマスター、悪き者でなければ、僕の聖剣では切れないのですから」
「そ、そうだったな」
「悪き者ですか。ふらちで、変態は、悪しき者に入るのではないですか? どう思いますかイフリータさん」
「んん、そうねぇ、エクリア。間違いなく入るでしょうね」
「へ」
「かくご! マスター!」
「おい! まてまて!」
ひゅん! ガシィィィ!
「む、うごかないだと」エクスカリバーが止まった!
「なにを遊んでいるのですか。マスター達は、作戦会議は、どうしたのですか」
「くっ離さないか! クーニャ!」
「助かったぞ。クーニャ」光の化身だと、エクスのエクスカリバーも片手で止めれるのか。
パッ!「なんて馬鹿力なんだ」シュン。ぷるん。
はぁ、エクスカリバーを胸に収めてくれたか。
「作戦といってもねぇ、これだけ相手がやる事が、わかってたら、あとは、殺すのか殺さないのかだけじゃないのかしら?」
「えと、イフリータさん。できれば殺すのは」
「なにいってんのよ。ご主人様は!! まだそんな事言ってるの! 半分くらいみせしめに殺さないと、何度でもくるわよ!!」
「まぁ、確かにそうなんだが。殺したら殺したらで、ずっと戦うことになりそうだからな」
「来るたびに殺してれば、そのうちあきらめるわよ!」
イフリータの奴はマジでやりそうだな。
「あら、噂をしてれば、来たみたいよ」
「どこにだ? イフリータ」
「そうねぇ。これは、里から北の方角にある森、人間の王都がある方からね。姿を消してるみたいだけど、私には丸見えよ」
「森で姿を消してるなら、そいつらがクノイチの騎士団、火攻めの部隊だな」
「ふふ、森の中なら、わたしが行こうかしらね」
サキュバスクイーンか。森なら暗闇だし、いいのかな。
「誰かと一緒に行くのか? クイーン」
「ふふ、わたし1人で問題ないわよ。人間ごときに殺されたりしないわ。旦那様」
「わかった。まかせるぞ」
「えぇ、任されたわ。旦那様」
「ふふ、次は、ぞろぞろと金ピカの虫どもが来たわよ。ご主人様」
「金ピカか、あのイケメンベビーフェイスの騎士団だな」
イフリータの魔法は、便利だな。魔法の鳥を出して、鳥が見た景色が見れるんだから。
「なら、金ピカには、俺と、フェンリ、エクスに、女郎族の部隊で行くかな」
「ちょっと待ってくださいよ! わたしは!」
「エクリアが来ても何もできないだろ。今回は何があるかわからないんだから」
「ぐ、仕方ありませんか。痛いのも嫌ですしね」
「ふふん、わたしは、当然言わなくてもメンバーだから呼ばれてないのよね。ご主人様」
「イフリータは、いきなり人間を殺されても困るから、とりあえず、お留守番だ」
「何考えてんのよ! ご主人様は! わたしがいかなくてどうするのよ!」
「危ないと思ったら来てくれたらいいだけだ」
「そんなぁ! わたし楽しみにしてたのに」
「まぁまぁ、イフリータさん、ここは仲良く酒でも飲んで待ちましょうよ」
「エクリァァ」
「当たり前だが、酒は禁止だ」
[ぞんなぁぁぁぁぁぁぁ!!]
酒なんか飲んだらイフリータが、使い物にならないからな。さて、騎士団との戦いか、このメンバーで負けたりはしないと思うがどうするかな。
次は、来週金曜日、予定です。
遅くてすみません。