表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
龍の居る世界     作者: 子萩丸
37/59

不穏な動き


 酒蔵の食堂では、タタジクの使節団が食卓に突っ伏して眠っている。ロアルは肩に掛けられた毛布を たたみながら言う。

『シュラ、本当に頭まで冴えているぞ。さっき入れた蜜は、売れる物なのか?』

 シュラが見ている資料の量に少し驚きを見せる。

『蜜なら 私が使う分を少し多目に持っている。私が滞在する間は、ロアルの茶にも入れても良い。ルフトが近いうちに仕入れるのではないだろうか』

 資料から目を離さずにシュラが応える。ロアルも求める物が入手できる予想に満足そうだ。

『では、遠慮なくいただくよ。で、アヤメちゃんが泣く程の理由は、何か解ったのか?』

『多分、国民の命は王の為に在るといった内容に泣いたんだろう』

『国民は王の為に命を捧げるぐらい、普通だろう。どうして泣く?』


 このセトラナダという国では、国民の命は王の為にあるのが普通なのだ。タタジクの使節団にとっても、領主に対して命を捧げるのは普通なのだろう。

 命の責任を王が全て背負う、それよりも アヤメは身分によって命の価値が違う事に不快なのだ。

『今まで アヤメが生きてきた立場を考えると、身分によって命がないがしろにされる事が、辛いのではないだろうか』

使節団の代表者が顔を上げて、シュラとロアルの対話に耳を傾ける。

『アヤメちゃんもシュラも、今までは拠点が無かったものな。そうか、根本的に私達の常識と違う訳だ』

『旅先で守るべき最優先は、自分たちの命だ。王や領主の都合で勝手にやり取りされて、迷惑には思うが、命に代えても王や領主を守りたいとは考えた事も無い』

常々思っていた事をシュラは言う。

 代表者が体を起こし、両手を見ながら握ったり開いたりして

薬師くすしの言う通り、長旅の疲れまでなくなった。先に知って置きたかったな、蜜の効果を』

 使節団の二人も起きて 手元にあった翻訳された内容を読み返し、副旋律の話になる。

『ところで、主旋律での「光」に合わせて「輝かしき王」とされている。まるで王を光に例えているようだ』

シュラは気付いた事を話す。

薬師くすしの話を聞いて感じたが、「光」は王ではないのだな』

『当然だろう。王だけではない、全ての命が「光」だ。小さな虫や植物でさえ、光なんだ』

書類の山から見付け出した、祝詞のりとを皆に見せ、本来の意味合いを伝える。

 光とは 全てで、1つ。

 歌詞の始めに書かれた内容は、誕生、始まり、朝、春などと解釈は多く取れる。

 次は成長、躍動、昼間、夏。

 そして成熟した年齢、知識、夕暮れ、秋。

 最後に命の終わり、停止、夜、冬になり、再び光が訪れる。

 更に深く読み解けば、自然界の全てに通じる ごく当然の流れを表現している物なのだ。副旋律は後から王に都合良く付け足されただけの内容だとわかる。

祝詞のりとは、これで全部なのか?』

『歌詞に入っていた祝詞のりとは全部だ。他にも祝詞だけなら沢山あった。用途ごとに違うらしいが、そこまで調べてない』

 ロアルは感心して出された資料と歌詞を読み比べ、

『この資料の量からよく見付け出したな』

『いや、何度か目を通していた。およその場所は記憶している』


 現在の王がセトラナダに君臨する間は、利益の見込める領地を更に攻めて行くだろう。タタジクは、宣戦布告をのらりくらりと退けて来た。まだ落ちてない。

 ロアルも税金の負担は毎年増えていると溢す。同業者が店を閉め、小規模な自営業では成り立たずに 突然居なくなる事も珍しくない。

 貴族は王の意向に背いただけで、没落する。貴族の権利を剥奪されるだけなら良い方で、処刑される事もあると言う。


『セトラナダの現状を変えつもりは無い。だが、拘束されている龍神を解放し、アヤメを母に会わせたいだけだ』

『それでもいい。我々にできる事は、させてもらおう』

 タタジクの使節団は城内の間取り図を差し出した。

 




 

 ルフトとアギルが無言で先に進み、バムと二人の兵士は黒龍の事を話しながら到着した。崖の近くには、兵士が数人。二台の荷車では運びきれない量の荷物が積み上がっていた。

 荷物の周りで待っていた兵士たちはバムをとり囲み、近況を伝え合う。バムの義手も、職人仲間が改良して一人でも装着出来る物を作っている所だと、報告する。バムは義手どころか誰かに手伝って貰わないと、満足に着替えすら出来ないのだ。今朝はルフトも手伝った。

 兵士たちの輪に入って懐かしそうに話すバムも、必要最低限のトレザの情報だけに留めているのをルフトが冷静に聞いている。

 当然、ルフトがどうやってトレザに来たのか聞かれているが、それは同行していた二人の兵士が話している。バムから聞いた情報しか出ない。


「ここの責任者は誰だ?俺はそいつと話がしたい」

ルフトが堂々と言うと、隣にいたアギルが敬礼した。

「お前が責任者で大丈夫なのか?」

思った事を正直に言うルフトに、

「参ったなあ、商人さん。俺が班長ですよ。そんなに頼りないっすかね」

「いや、随分 若いからな。他の兵士は年齢が上の奴が多いように見えた。率いて行けるのか、気になっただけだ」

それでも荷車に乗せる順番はアギルの指示に従って皆が動いている。乗せ終わった荷の内容の報告を受けると

「じゃあ、こっちも運ぶぞ」

アギルが号令を出すと、ルフトがバムに先頭を行かせるように、他の兵士たちを追い払った。

 崖に残ったのはルフトとアギル。

「アギル、これは商人の勘なんだが、信用できる奴はどれぐらい居る?」

「全員信用してますよ」

笑顔で即答したアギルに、ルフトは大きくため息を吐く。

「兵士って奴は、これだから」

「いや、初対面の商人に言われたくないな」

「班長の命令以外で動いてる奴に気付かないのか?」

残った荷物の木箱にルフトが腰を下ろして言う。

 アギルは運んで行った荷物と残った荷物を確認しながら

「先頭班の中でも、トレザに派遣される者は特別なんだ。別の命令なんて無い」

「絶対に、言い切れるか?」

「勿論」

「なら、話は終わりだ」

ルフトは立ち上がって、崖の淵を見て歩く。

 滑車がカラカラと軽快に音を立てる。

「商人、もう荷物は運び終わっている。昇降機を使う必要は無いはずだ。少し隠れて様子を見たい」

 息を潜めたアギルがルフトを物陰に引き込んだ。

「商人は、何か知っているのか?」

「言っただろ、ただの勘だ」

「滑車が動いている。俺は命令してない。商人の勘は、どの程度アテになる?」

「フッ。商売で勝てる程度なら、俺の勘は信用して良いぜ」

「商売かよ。格闘は……期待しない」

滑車の音が止まる。兵士が三人表れた。重そうな大きな木箱を運び、雑草の中に隠す。

 潜んで様子を伺う二人に気付く事もなく、何もなかったように隠して三人の兵士は崖から下りて行った。軽快に滑車がカラカラと鳴る。

「何を隠して行ったんだ?」

「あいつら、下で待機しているはずなのに。商人、さっき隠した物を確認しておきたい」

滑車はまだ音を立てている。

 アギルは兵士が下りて行ったのを確認してから雑草を掻き分けた。

「木箱の中には火薬と導火線が入っている。こんな物は運ぶ予定に無かった」

「火薬か。少し拝借してもいいか?」

武器にも使えるが、火薬は火を興すのに便利な道具にもなる。




 クウの部屋では食事を終らせて再び眠るトト、やる事が無くなって退屈するイイス、夢中になって描くムウ。

 イイスはムウが高い所で描く時には、刷毛はけや絵具を不足した分だけ渡しに上る。

 順調に絵画が仕上がって行く間、イイスは絵具を作って余った原石の粒を、色ごとに分けていく。

「ちっちゃい石もキラキラして綺麗だな。ねえムウ、こっちの石さあ、貰っていいかな」

「うん。イイスが好きに使って」

ムウはイイスを見ずに返事して、壁に絵具を塗り付けていく。

 クウが砕いた原石は 大きさが揃っていて、形は不揃いだが上手く隙間を埋めて並べていくと楽しい。イイスはムウが作業するのを横目に、平らな板を蝶の形に削る。絵具に使わなかった接着剤を板に伸ばしてから 丁寧に並べていくと、小さな蝶が出来上がる。

「なんか、思ったとおりに出来ないな」

手に乗せて、角度を変えながら蝶を眺めて呟く。

 次は蝶の羽根を二枚削り、同じように接着剤を縫って並べていく。

 ムウが作業する様子を手伝いながら、イイスも小さな蝶を作り、満足する形になるまで何度も試している。

 作業する様子を微笑ましく眺めるクウは、ラージャの視界からトレザに不審者が入り込んでいるのも確認しているが、サラが土地神として存在するので 特に何もしない。

 目の前でイイスが作り出す蝶に、ムウが色を付けていく壁に、ただ微笑んで納得できる完成までを見守っている。


「ねえクウ様、これ上手くできたの。あげる」

イイスが満足した出来栄えの蝶を持ってクウの本に走る。

 クウはイイスが差し出した蝶を手に乗せて微笑み

「嬉しいよイイス。まるで絵から飛び出して来たみたいだよ」

喜んで受け取った蝶は クウの手の中で羽ばたき、左胸の上に止まり 動かなくなる。

 蝶はイイスが削った板に、石を貼り付けただけの物だ。動いて飛んで、止まった。

「とんだ」

驚いたイイスは、見たままを口に出す。

「うん。イイスが本物みたいに作ったからね、少しだけ 飛べたんだよ」

そんな訳ない。と、否定する言葉も出ないほどクウの微笑みにイイスも不思議と納得した。

「あのさ、クウ様。これ、アヤメの分も作ったり、ヒムロ様のとかサラ様のも作って、母さんとワタシの分も作りたい」

「良いと思うよ。道具や材料は、足りるかい?」

クウの指示で、側仕えはイイスを資材が置かれている倉庫に案内する。

 手に届く物だけで作れていた物だから 新しい材料はいらないと思いながらも、倉庫には初めて見る材料が沢山あった。

 板に石を付けるなら、専用の強力な接着剤もある。他にも薄い板になった石も、それを削れる道具もあり、つい その場で作業に入ろうとするイイスを側仕えが必要な道具を運ぶのでクウの部屋へ戻るよう促す。




 使節団から出された城内の間取り図を見て、ロアルは驚くが、シュラは

『もっと解りやすい物を持っている。部屋に運び込んであるが、それを元に警備の状況を教えて欲しい』

間取り図は以前ルフトから受け取っている。王の城内も貴族ゾーベが王の暗殺計画の時にシュラに渡した。

 皆で移動する時に資料は使節団の三人が運ぶ。部屋にはぼんやり起きたヒムロと、グッスリ眠るアヤメが居る。

 子供が入れそうな木箱を開けると、何かが布におおわれていて、シュラはバサッと布を外した。

 ロアルが息を呑んで覗き込み、使節団は言葉を無くす。城の模型なのだ。トレザでバムと職人に大急ぎで作らせた物だ。

 箱から出して床に広げた布の上に置き、屋根を外して四階部分を見えるようにする。元々アヤメの部屋に使われていた部屋だけは、アヤメが勝手に装飾している。

「スゲエ」

使節団の一人が呟く。

 次に四階部分を少しずつ取り外し、三階部分まで全部見せた。

『これは、全部外せるのか?』

『勿論だ。警備態勢を知るなら、これが便利だと思って見せた』

 

 一階部分は使用人や平民も出入りする。二階部分は主に貴族の来客対応の間や執務室、図書室になり、王の謁見の間は大きなバルコニーの前にある。

 位の高い者から四階に住み、三階は騎士や文官、側仕えの仕事をこなす貴族が使う。

 主に貴族が利用する階段は各階に一つだが、使用人の為にあつらえた急な階段は、模型の至るところに配置されている。

 

『資料の量といい、この小さな城といい。アヤメ様を救出した時から計画していたのだな』

シュラはアヤメを救出してないし、計画を本格的に始めてから一ヶ月程しか経ってない。

 しかし、都合良く勘違いしている使節団に訂正するつもりも無い。実際、ルフトはアヤメの事を知った時から資料を集めていたのだ。


 ヒムロも床に並べられた模型の近くに胡座あぐらをかいて、使節団と一緒に小さな階段の位置を確認する。

『私は酒の搬入で、一階と地下なら何度か入っているが、商談で行くのもここまでだ』

ロアルが二階の謁見の間を指して話す。

『地下は作って無いのか?』

使節団の代表者が一階を持ち上げて下を覗く。

『地下までは、作ってない。どうせ警備も薄い、それに用があるのは王だ。警備はどのように付くか、解る限り教えて欲しい』


 王ヘルラは、昼過ぎまでは四階の自室と研究室までの往復が あるか無いか。午後二時から四時まで謁見の間に滞在し、謁見の途中でも四時になれば退室する。執務室に向かう事は滅多に無く、四時過ぎに貴族アシンと研究の為と言って城内から出る。行き先は重用ちょうようされている護衛騎士しか知らされて無い。

 大抵は 夕方頃に戻るが、日によって朝早く城に戻る事もある。

 祭りでもバルコニーに顔を出す予定は最終日だけで、この時は通りいっぱいに人が出ると言う。


『最終日、今年は偽者が出ないと良いが』

『偽者?』

ロアルが偽者と話すのは、多分アヤメの年頃の少女だろう。




 崖から下を確認し、滑車の音も止まる。

「商人は火薬を何に使うんだ?」

「こいつを使ってマッチ棒でも作らせたら、トレザじゃ便利になると思わないか?」

導火線の脇に小箱に入った火薬が重ねて入れてある。

「それなら、全部持っていけ。あと、商人が名乗らない理由を知りたい」

「ああ、俺はルフトだ。アギルの後ろにいた二人にも、注意した方がいいぜ。信用できない奴には名乗らない主義だ」

アギルに火薬を全部と言われて、ルフトは導火線以外は木箱から全部出す。代わりに近くにあった石を火薬の入った小さな箱に摘め直して、同じぐらいの重さにする。そして雑草の中に再び押し込んだ。

「ルフト、あの兵士も何かありそうだと思っているんだな」

ルフトは 出した火薬を入れた袋を、一旦近くの茂みに隠した。

「ああ、多分な。水を得るのに、無料化できればタタジクで喜ぶ奴が居るだろう。そこまで言えば、見当も付くんじゃ無いか?」

アギルはルフトに言われて、崖から火薬を運んで来た三人と、荷車を押した二人、それを基準にすると 他にも怪しい行動をしていた兵士に思い当たる。

「信用して いたんだけどな。命令違反で降格させると伝えるべきか……」

「アギルは班長でも若いからな。いきなり降格させる前に、しっかり証拠を掴め。信用していたなら、まだしばらくは 信用している振りをしろ」

「俺は、信用している振りが出来るほど、器用じゃない」

「なら、取り敢えず見張っておけ。あと、火薬を運んだ連中とグルになってるのが誰か探せ。荷物を運んで行った中に まだ居るだろう」

歩きながらルフトが話すので、アギルもついて歩く。

「水を運んで帰る苦労を考えたら、今の水路は命の恵みにも思えるんだよ。砂漠を流れる水路の水音を聞いただけで、俺は感動した」

「苦労を知らない奴は、価値も知らない。水だけで済む内容なら、戦争になる前に商談がしたい所だ」

不穏な動きのある兵士に共通する相手は、アギルも予想が付く。

 兵士の剣や 金属を使う 武器加工の大御所が、良く先頭班の休憩室に出入りしていた。新しい武器を斡旋に来るだけなら、そんな人物より加工に詳しい者の方がよほどいい。

「ルフトは、誰と商談をするつもりだ?」

「当然、タタジクの領主だ。領民に届ける水の、正当な価値を突き付けてやる」

ルフトは話しながら振り返り、荷物が見えるのを確認してその場で座る。

「勘にしては、随分 自信があるな」

ルフトの隣に腰を下ろしてアギルが言う。

「シュラとアヤメを知ってるか?」

「ああ、アヤメちゃん。セトラナダの姫だっていうあの?」

シュラに対しては 隊長から聞いた話だけでも、アギルは身体が縮こまる。子供みたいに模型に夢中になる所を知らなければ、かなり怖い相手だ。

「そのセトラナダから出たばかりの頃から、あの二人を知ってる」

商人でありながら、破格で売れる民族だと知って保護したという事だろうか。

「シュラ君は、絶滅したとも言われている民族だと聞いたけど」

「あいつに薬の売り方を教えたのは俺だ。商売になる事なら、俺はシュラには負けない」

勘というより本能だろう。

 領主を相手に、どう商談を進めるのか。アギルはルフトの行動に期待している自分に気付く。




 セトラナダの鎮魂祭では、最終日になると次期王を名乗る少女がバルコニーに立つそうだ。最終日、それはアヤメの誕生日になる。

 あと二日で最終日だ。

『ロアル、アヤメの偽者はどうなる?』

『使節団の皆も知っている。私は、見たくないし、思い出すのも嫌だ』

シュラの質問にロアルは苦い顔をで目を伏せる。

 代表者が言い難そうに

『バルコニーの手すりから、落とされる』

アヤメなら、打撲傷ぐらいで済むだろうと聞いていると、他の一人が

『毎年、何人か居るんだ。でも みんな、死んだ』

小さく付け加えた。

 シン、と空気が重くなる。


「幼い子供が死んでしまうのは、悲しいのう。どうして偽者が出て来るのじゃ?」

ヒムロが聞く。

『王ヘルラが懸賞金を出す、それが目当てだろう。亡くなったと言いながら、まだ捜索はしていると……』

言葉を濁して、はっきりした事は言わない。


 まだ、グッスリ眠るアヤメに皆が注目する。実際にアヤメが生きている事を、王ヘルラは知っているのだろう。だから、少女が毎年 命を無益に落とすのだ。

『この事実は、アヤメに知らせたく無い。きっと酷く悲しむ』

『私も、シュラの意見に賛成だ。アヤメちゃんに知らせる必要は無い』

ロアルは眠るアヤメを撫でて言う。話してる間に目を覚まさないか、近くに行って様子を見ていたのだ。

 

「さっき話しておったのじゃけどな、シュラと私で今夜は王の城に潜入してはどうじゃろう」


 皆の注目の中、シュラとヒムロは頷き合う。


 

閲覧ありがとうございます。


次回も、日曜日を目標に更新できたらいいな。

来週の日曜日は28日ですね。間に合わなかったら 広い心でお待ちくださいますと、嬉しく思います。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ