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1-5

ーとある門番―

この町を守る役目を担っている門番はふと思った。

「この町はいつも平和だな。そのおかげで仕事が楽だな。ん?… 何か大きなのがやってくるぞ…

あれってもしや。… おい、そこの新人! 今すぐ領主に伝えろ!! でっかい魔物がやってくる!!」

と伝え、その指示を受けた新人はすぐさま向かった。

「おいおい、平和だと思っていた矢先で問題発生かよ。 ついてないなあ。」と門番は一気に不安や緊張にかられた。


ーマリーのギルドマスターの部屋―

ギルマスのアランはリューガ達のことを考えていた。

「彼らは実力はあるのは確かなんだけどね。今までの結果を見ると厳しいのかもしれないな。無事に帰ってきてくれるといいんだがな。」と思っていた時、部屋に受付係の女性がやってきた。

「アラン様、たった今領主の部隊から連絡がありました。先ほど、門番が大きな魔物がこちらに向かってるとのことです! いかがしましょう?」

アラン「すぐに非難するように伝えろ。 そして戦えるものは準備をしておくようにとも言っておいてくれ。 私も準備する。」といい、アランはおそらく町の広場に来るだろうと予測し、そこへ急行した。

しかしこの時、アランはその正体がリューガの父親とは微塵も思っていなかった。


リューガ達はそろそろマリーにつこうとしていたが、ボッシュがあることに気付く。

ボッシュ「なあ、今更だけどこのまま急行したら間違いなく大騒ぎになるぞ。 

     どうするつもりだ、リューガ?」

リューガ「そうだな、すっかり忘れてた。 町の広場なら降りれると思うけど、どうかな?」

ウェントス「そうね、あそこなら広くて降りれると思うわ。 おそらくギルマスもいるだろうし。」

アトラス「なら、そこへ降りよう。 リューガよ、あそこはかなり広いがそこが広場で違いないか?」

リューガ「うん、あそこだよ父さん。」

そして、リューガ達を乗せたアトラスが町の広場に降り立ったのだった。


ーギルマスのアラン―

町の広場に到着したアランは、その魔物の招待に思わず震えた。

「大きな魔物が来るとは言っていたけど、まさかドラゴンとはね…ワイバーンとかはよく見たけど、その比じゃないね。 おそらくかなり上位のドラゴンだろう。 副ギルドマスターに全員に攻撃しないように指示してもらうか。」と思い、その旨を、副ギルドマスターに伝え、迎え入れたのだが、降りてきたのはなんと、リューガ達だった。

「あのドラゴンからリューガ達が降りてきたな。 もしや彼は龍と深くかかわりがあるのか。 なら、私は領主と相談し箝口令を敷かねばならないな。 きっと口裏合わせすることになりそうだし、今のうちにを考えておくか。」と思った。


そして、降り立ったリューガ達はすぐにギルマスを見つけこういった。

リューガ「アランさん、話があります。 ついでに領主の人とも話をしたいのですが、

     すぐに呼べますか?」

アラン「わかった、すぐに来るように伝えよう。話し合いの時じっくり聞かせてもらうよ。」といい、領主の部下に指示した。


―領主の館にて―

私はこのマリーを治めるカーターである。私はあの国と違い、多くの種族と共存共栄をしていくスタンスで今までやってきた。そのおかげでこの町はかなり活気づいている。しかし今、街の広場にドラゴンがいるという情報を聞き、内心かなり焦っていた。その時、部下がやってきた。

「カーター様、ご報告があります! 現在、街の広場にてドラゴンがいることに関し、ギルドマスターのアラン様から連絡がございました。 アラン様はカーター様に来てほしいとのことです。」

カーター「わかった、すぐに向かおう。 何も問題が起こらなければよいのだがな。」と思いながら、街の広場へ向かうのであった。


ー町の広場にて―

リューガやアランたちは領主がつくのが今か今かと待っていた。そして領主が到着した。

カーター「待たしてしまって申し訳ない、私がこのマリーを治める領主であるカーターだ。

     冒険者たち話は私の耳に届いている。 これからもよろしく頼むぞ。 

     そしてそちらにいらっしゃるドラゴンはどなたでしょうか?」

アトラス「このような形で訪れることになって迷惑をかけたなカーターよ。

     我はそこにいるリューガの父で龍王をやっているアトラスという。

     息子から聞いたが人間が辺境の森という場所についての話をしに来たのだ。」

領主のカーターはもちろんだが、ギルドマスターであるアランも驚きを隠せなかった。

カーター「無礼な言葉遣いをしてしまい、申し訳ございません。 辺境の森がどうかしたのでしょうか?

    冒険者たちを何人も派遣してきましたが、帰って来るものはほとんどおりませんでしたので、

    かなり不安を覚えておりました。」

アトラス「別に構わぬぞ。 我としてはこの領地は近所だからいずれは交流をしたいと思っていたのだ。

     あの森の奥に深部に行こうとすると、ガーディアンのような者がいて、

     そこから先を通さないのだ。 そしてそれは、龍族に対してもだ。 

     だからむやみに近づくと殺される危険がある。派遣は中止したほうがよいだろう。

   また、そのエリアに近づくことを禁じてもらいたい。 領主とギルドマスターの名においてな。」

と言われ、すぐさまそのようにすると2人は言った。


そして、アトラスは長居するのはよくないと思ったため、ドラゴニアへ帰っていった。

その後、リューガやカーター、アランは領主の館へ向かうのだった。



読んでいただきありがとうございました。

領主の館へ行くことになったリューガですが、どうなるのでしょうか?

明日以降上げるのでお楽しみに!

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