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閑話:クリスマス

お久です!

雨蟲です。

暫く更新してなかったのに突如クリスマスを投下しますよ!!!!

……サボってた訳じゃないんです!YouTubeに動画投稿とかはしてたんです!!

「さて、今日はクリスマスな訳だが」

「くりすます……ですか?」

「そう、クリスマス!12月25日と言ったらクリスマスだろ?」

「え?えーと、じゅうにがつにじゅうごにち……?」

「簡単に言ったら、俺の元の世界の祝いの日だ。互いにプレゼントを贈りあったり、パーティーしたり……ま、そんな感じだな!」


 まぁこの世界には12月25日など存在しないのだが。なんとなく、ホントーになんとなく、元の世界がクリスマスな気がしたのだ。

 ということで今日はアグレシア王国にやって来ている。


「んでまぁ、クリスマスってのはこいび……こい……異性と過ごすのが定番でさ。今日はミリスと過ごしたいんだけど……どうだ?」


 恋人と言おうとしてへたれる俺。まだ恋人になってないけど。いや、そもそも向こうにとっては仲の良い友達くらいに思われてるかもしれないんだけど。


「わ、私でよろしいのでしょうか?ほら、最近仲良くしてらっしゃるギルドのアイシャさんとかレイダスとかロムとか……」

「い、いや、アイシャはなんつーか……ってなんでそこでレイダスとかロムが出てくんだよ!異性とって言ったろ!?」


 ミリスは俺達の事をどんな目で見ているのだろうか。後で小一時間問い詰めようと決心する。


「今日はお仕事がお休みですから私は大丈夫ですよ」


 そんな俺を見てクスクスと笑いながらOKを出してくれるミリス。というかからかわれたのか、俺……あのミリスに……

 と、ちょっとした放心状態に陥っている間に事態は動き出した。


「そうだ!ここはエイトの世界とは違う世界です!」

「そ、そうだな?」

「皆さんもお城に招待して小さなパーティーを開きましょう!そうと決まればお城の料理人達に声を掛けて、皆さんにも声を掛けて……あ、くりすますに食べる料理などはありますか?」

「チキンとか……」

「ありがとうございます!それでは忙しいので失礼しますね!」

「え、俺は二人で……はぁ行っちまった」


 目標である良いムードの中で想いを伝える。そんな幻想が儚く散った瞬間だった。


「いくら強くなってもヘタレは治んねーんだな……」



ーーーーミリスsideーーーー



 今日はエイトにとても良いことを教えていただきました。なんでもエイトの世界にはくりすますという催しがあるとか。

 エイトは元の世界の通りに(・・・・・・・・)二人で過ごすつもりの様でしたけど、ここはエイトの世界とは違います。ということで皆さんもお誘いして皆でパーティーをすることにしました!

 我ながら名案です!天才です!


 ということで料理長に話をつけに来ました。


「料理長、お時間ありますか?」

「これはこれは姫様。なんの御用でしょう?」

「今日は皆さんを集めてパーティーをしようと思うのです。そのための料理をお願いします。あ、チキンは絶対用意してくださいね」

「承知しました。人数は幾人程で?」

「どうでしょうか?そうですね、20人ほどを目安に考えてください」


 今回集めるのはエイトと関わり深い人達だけですから。パッとは出てきませんでしたが、大体これくらいの人数だと思います。


 次は訓練場、その次はギルドに使いを送って、資料庫のマインさん、アレースも呼びましょうか!

 皆さんの都合がつけば良いのですけど……



ーーーーエイトsideーーーー



 今回はちょっと残念だが、ミリスは張り切っていたし、俺の方も懐かしきクリスマスの為に色々用意しておくことにする。懐かしきっつってもこっちにきてから1年経っていないんだが……

 どうでもいいか。重要なのは今日がクリスマスっぽいという事だ。勘だけど。俺の勘ってあんまり宛になら無い事で定評があるけど。


 そんな事を考えながらやって来たのはこの森。そう、クリスマスと言えばの三大巨頭(ケルベロス)、クリスマスツリーを狩りに来た!

 この前、偶然冒険者の仕事中に見つけたのだ。めちゃくちゃクリスマスツリーっぽいのを。え?字がおかしくないかって?そんな事は無い。なぜなら……


「キシャァァァァ!」


 そいつは叫びながら刃物の様に鋭利で硬化した葉を飛ばしてきた。気づいていた俺は身を低くすることで回避しつつ、根本を切断。

 その幹が倒れる前にアイテムポーチに収納した。

 そう、クリスマスツリーを狩りに来た、と言ったとは間違いではない!何故ならクリスマスツリーっぽい魔物を狩りに来たからだ!


 この魔物、クレストトレントという名前だ。危険度はB。かなり強い部類の魔物である。広葉樹林に擬態しようとして失敗する様なアホな魔物だが、先ほどの葉飛ばし攻撃は強力で実は擬態する必要など無かったりする。


 こんなにあっさり狩れたのは俺だからだ。もう一度言う、俺だからだ!


「あとは飾り付け……は魔法でちょちょいとやっちまうか」


 こんな時に便利なのも魔法だ。まずは各属性の球体を用意する。大きさ的には飾り付けに丁度良さそうな感じで。

 次に氷の魔法で完全に包み込む。その時に氷に不変能力を付与するのを忘れない。そうしないと火に溶かされたり面倒だし……氷で包む理由は飾り付けを触ったときに危なくないように。それと綺麗だし。

 最後にしっかり立つ様にして、鍛冶屋のおっちゃんに頼んでおいた星形をツリーの上に取り付ければ完成だ!


「こんなもんでいっか。じゃそろそろ帰りますか!」



ーーーーミリスsideーーーー



 用意ができました!エイトは少し用事があるって書き置きを残してどこかに行っちゃったみたいですけど、すぐ帰るそうなので待ちます。

 会場には続々と呼んだ方たちが集まってきました。中にはわざわざ予定を空けてくれた方もいるそうです。


「姫様、エイト様がお戻りになられたそうです。こちらにお呼びして宜しいですか?」

「お願いします!」



ーーーーエイトsideーーーー



 城に帰った途端、メイドさんに左右をがっちり固められて連行される俺。いや、俺なんかしました?


「エイト様」

「は、はい」

「姫様をお願いしますね」


 なんか凄い笑顔のメイドさん達。これはどういうお願いなのだろうか……


「到着しました。姫様がお待ちです、どうぞ」

「あ、ありがとう」


 メイドさんに案内されたのは城のパーティー場。そして中に入ると……


「おーい!やっとエイトが来やがったぞぉ!」


 ロムが声を上げれば全員がそれぞれに声をあげる。


「お、おう、皆来てくれたんだな、ありがとう」


 部屋の中は偶然にも赤や緑のクリスマスカラーで飾り付けられ、テーブルにはご馳走が。バイキング形式の様だ。


「んじゃ、俺は最後の飾り付けでもするか」


 アイテムポーチからクリスマスツリーを取り出し、これまた偶然空けられていた会場のど真ん中に置く。


「「おぉぉぉ!」」


 皆がそれぞれクリスマスツリーの感想を述べる中、ミリスが近づいて来ることに気付く。

 と行っても小柄なミリスは人混みを掻き分けるのに苦労している様なので、俺は一足で全員の頭上を飛び越えミリスの横に行く。


「どうですか?エイト、これが異世界のくりすますですよ!」

「そうだな、すげーよ。こっちでもクリスマスできるとは思わなかった!」

「エイトと関わり深い皆さんを全員呼んでみました!」


 言われて周りを見渡す俺……レイダスやロム、ダンにウィル、マイン、アイシャ、ゲイル・アレースまで来てるのか……今俺をこの世界に送ったリメリアの姿が見えたんだが!?アイツ、神の仕事は良いのかよ……


 気を取り直して……そうそうクリスマスには大事な言葉があったよな!


「よっしゃ!皆集まれ!集合だ集合!クリスマスには合言葉みたいなのがあってだな……」


 全員に聞こえる様に説明をする。


「行くぞ!せーのっ!」


『「「「メリークリスマス!!!」」」』

メリークリスマス!


ということでどうでしたか?閑話って初めて書くんですけど……

ちなみに時間軸は本編とは全く違いますし、なんならぶっちゃけ世界軸もクリスマス仕様だったり……


あ、宣伝も。

YouTubeでゆっくり実況、生声実況、ゲーム配信とかをしています!乙雨(おつさめ)という名前なのです。登録者一桁の弱小チャンネルですが、迷走しながらそこそこ頑張っています。

是非、覗いて見てくださいね!次の動画からweb小説紹介コーナーとかも作る予定ですよ!

https://www.youtube.com/channel/UCA7Uo1lxvtKfITKRZ9AXZwQ

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