初戦闘とテンプレ
うわぁ、この装備中二全開だな。でも、異世界だからこれぐらいやらなくちゃな!
俺はこれからテオス・リュヌソレイユ(異世界に行くので名前を変えた)として生きてくぜ。
武器は、メイン刀で二刀流で行こう。
「ステータス見よう。ステータスオープン!」
テオス・リュヌソレイユ(神仙 大和) 18歳
レベル 1(多分)
種族 人間?
生命力 ∞(消されなければ大丈夫)
魔力 error
攻撃力 error
防御力 error
俊敏力 error
魔法攻撃力 error
体力 error
知力 error
運 error
スキル
全属性全魔法 全耐性 全武術 世界知識 並列思考
世界言語理解 全スキル 神々の加護(全員)
称号
異世界人 人間辞めかけ 最強 神々のお気に入り
!?これはヤバい。最早バグだろ!神様やりすぎだろ、いくらなんでも。てか、レベルしか上がらないだろ!俺は多分…人間だよな?
てか、町に行きたいけど、どっちだ?
「ここから、西へ50キロ行くとレイドロンという町に着きます。マスター。」
「お前は誰だ?」
「世界知識の管理を行うナビです。情報が膨大なのでお手伝いします。それと、別にしゃべらなくとも頭の中で会話できますよ。」
頭の中に語りかけるように話す
「こんな感じか?」
「そうですマスター。」
「ナビというのも、アレだしな名前でもつけるか。」
「嬉しいですマスター。お願いします。」
「サージュとかどうだ?俺の世界の言葉で賢者という意味だ。」
「ありがとうございますマスター。」
「では、町へ行くとすっか。」
「魔物対策に索敵、マップ、隠密のスキルを使う事をオススメしますマスター。」
「スキルの起動の仕方は?」
「使いたいと思えば、勝手に起動しますよマスター。」
スキルを発動すると視界にレーダーとマップが表れた。
おそらく赤が敵、黄色が要注意、緑が普通、青が味方だろう。
「マスター、ここより1キロ進んだ所で王族の馬車が盗賊に襲われていますがどうしますか?」
「勿論助けるさ。死なれたら寝覚めも悪いしな。」
走ってそこへ向かうと騎士らしき人達がワイバーンと戦っている。
1キロを30秒で走るってヤバい!
「助太刀いたす。」
「助かります。」
「サージュ、魔法はどうやる?」
「通常は詠唱が必要ですがマスターは無詠唱で使えますよ。」
魔法を使おうとすると頭に様々な魔法の使い方が入ってきた。
魔法訓練もついでにしたいので、威力を抑えて初級水魔法のウォーターボールを放った。
ドガァァァァン
ワイバーンは肉片となり、魔石だけ残った。
「マスター、その石は魔石なので売るとお金になりますよ。」
そう言われたのでインベントリにしまった。
「「…!?」」
騎士達は唖然としていた。
暫くすると復活した。
「助太刀感謝します。我らだけでは死者も沢山出たでしょう。
そう言ってきたのは、1番偉そうな騎士だった。
「これくらい当たり前ですよ。では、俺はこれで。」
「お待ち下さい。」
馬車から綺麗な、金髪で碧眼の女性が降りてきた。
「私は、エムリオン王国第二王女のシェリー・ド・エムリオンといいます。貴方は?」
「テオス・リュヌソレイユと申します。ご無事で何よりです。」
「貴方はこれからどこへ行くのですか?」
「レイドロンで冒険者登録をして冒険者として生計をたてるつもりです。」
「あの、助けて貰ったので何かお礼をさせてください。」
「シェリー様、人として当たり前の事をしただけですよ。」
「シェリー様ではなくてシェリーと呼んで。」
「わかった。」
そうこたえると、シェリーは笑顔になった。
めっちゃかわいい。
「レイドロンまで護衛としてついてきてくれませんか?」
「いいよ。」