【25】
ユニクスの内に秘めたる野望はこうして幕を閉じた。
しかし、この野望はその後……リダ本編で色々とやらかしてくれる。
まぁ、気が向いた人は見てくれると有り難い。
その後、リダを背負ったユニクスとフラウの二人は、ダンジョンの守護者となるナナへと軽くお辞儀をしてから、その場を立ち去って行くのだった。
数時間後。
カサブのダンジョンにある広大な広間は、他のダンジョンにある広間同様の静けさを保ったまま、ただ魔法陣が金色に光っていた。
ブゥゥ……ン……
その時、空間が歪む。
誰も何もない……音すらない魔法陣の真上に、突如として出現した空間の歪みは、間もなく道化師を吐き出して見せた。
「ふぅ~むぅ……こっちはみかんさんが作った魔法陣ですねぇ……いやはや、なんだかんだでやはりみかんさんの方が、作り手としては数段上手……多少、粗い部分はご愛敬なのでしょうね」
まるで品定めでもするかの様に魔法陣を見据えた道化師は、答えてから両手に小さい暗黒の球を出現させ……今までの様に魔法陣へと投下して見せた。
「う~ん……やはり、上手い具合に溶け込んで行く……さっきのナナ池で見た、粗削りの魔法陣とは数段違う。やはりオリジナルはこうでないと」
しばらく珍妙な絶賛をした後、道化師は満足気にその場から立ち去った。
再び、魔法陣は沈黙だけが辺りを支配していた。
次回に続く!




