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声が聞きたい  作者: call
2/3

きっかけ



中学三年生、河野碧。


部活の引退や、二月の受験に向け

様々なことに忙しい日々を過ごしていました。



そんな夏休みに入る前のコトです。


「なぁ、碧。好きな人誰?」


部活仲間の安藤優人。

頼りになる存在です。


「あー、雅だったんだけどフラれてたんだよね。


優人と勝負しました。

でもその勝負は負け、バツゲームとして好きな人を教えなければならなかったのです。


「え、まじで!?」


反応をしたのは早川卓也。

この人こそ、今の私の好きな人です。


「うん。まじで。あー好きだったのになぁ」


「まぁ、そんなやつよりいい男いるって。」


「そんなんだったらとっくにほかにいってるよ。」


「ほら、ここにいるじゃん?」


「優人をかっこいいと思った時なんかありません」


「うるせーな!」



優人と私の会話は止まることをなく、卓也を抜いて二人でしゃべり続けていました。







「碧、無理して笑ってんな」





そう気づいてくれたのはあなただけだったのです。




「無理してなんか笑ってないよ。ほら、いつもの顔でしょ?不細工な。」


「なんでそんなこと言えんの?」


「なんでって。いつもじゃん。自虐。」


「そーじゃなくて。無理してるのに無理してないって言えるんだよ」



なんでそんな怒られているのか私には理解できませんでした。


「まぁまぁ、とりあ帰ろうぜ?じゃーな、碧!」


「あ、うん。バイバイ。」






こうして私の心はあなたを求め始めたのです。






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